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5年ぶりの仙台であれこれ飲み食いした記録。

ただただ旅がしたかった。

宝塚歌劇は関係ない純粋に旅行がしたかった。道中で日比谷に寄り道はしたけれども、目的が観劇ではない旅がしたかった。全国旅行支援が始まった頃、なんとなーく見たスカイマークのサイトで仙台→神戸の飛行機が安かった。思わずぽちっとした。全国旅行支援のその日に仙台のホテルも抑えた。日比谷でライブビューイングを見た後、新幹線で仙台へ向かう為に早得切符も手配した。

朝、夜行バスで東京に降り立つ。

東京国際フォーラムでカヤトーストが食べられると聞き!!カヤトースト、シンガポールに行った時どハマりして毎日食べてた。味気ないフードコートみたいなお店だったけど美味しかったんだ。

本場と違い多少日本人向けにしてるみたいだけどシンガポールの味だった。朝から食べる甘じょっぱいに舌も心も満たされる。コーヒーが私の好みに合わなかったので次に行く際は違う飲み物にしよう。

昼は大好きな果実園。このお店大好きなの。東京駅や渋谷によく行ってたので日比谷では初。フレッシュで美味しいフルーツを沢山食べたい!!ドリアを食した後フルーツサンドをシェア。パンが柔らかくてクリームが甘さ控えめでマスカットと合うのよねぇ。完璧すぎるバランス。

夜は宙組千秋楽お疲れ様会!

もちろんイタリアン。ペペロンチーノ!カルボナーラー!ヴォロネェェエェェエゼエェエェ〜〜!と言いながら頼んだ。お酒はプロセッコから始まり白ワイン2本をシェア。アヒージョの油に浸すガーリックトーストとか美味いに決まってるやないかーーい!!会話の内容は主に「ライブビューイングのカメラワークに物申す」の会だった。

めちゃくちゃ楽しかった。楽しいまま新幹線で仙台へ。

2日目。

我、朝ご飯の時から如何にもこうにも胃の具合がよろしくない。よろしくない割にはずんずん朝からずんだ餅を食べたり、仙台駅でずんずん朝からずんだシェイク飲んだりはしたけど(笑)

秋保ワイナリーへ!

もっとがっつりお酒飲んで、色々楽しむと張り切ってたのに胃袋が許してくれなかった。11月とは思えない暖かさで晴れ渡る青空の下で飲むワイン。どちらもスッキリしつつも主張があって美味しかったな。もっとコンディションのいい日に飲みたかった…(2杯じゃなくて全制覇する気やったんよ)

秋保温泉と言えばおはぎ。

田舎のスーパーの佇まいの中、大量に積まれたおはぎ、おはぎ、おはぎ。納豆おはぎ、黒ゴマおはぎなどにも惹かれるがここは王道のおはぎにしよう。

おはぎ以上にせんまいの煮付けや五目煮に惹かれる。疲れた胃にブッ刺さるお惣菜達。絶対間違いない奴やんか〜。これをいくつか買って部屋でゆっくり呑むのもいいよなぁ。いやでも私は仙台の夜で呑み散らかす!せり鍋食べて日本酒しこたま飲んでベロンベロンになるのだ。だからベロンベロンになっても許される立地に泊まったのだ(一番町のど真ん中)ずーっとずーっと楽しみにしていた仙台の夜!!

...だけど、やっぱり寄る年波と胃袋の弱さには勝てない。五目煮、いかあられ、しそ巻きをチョイス。

仙台に早めに戻って来て、阿部蒲鉾でひょうたん揚げをテイクアウト。ぴっちぴちの仙台ギャル達( )が普通にかぶりついてるし隙あらばと鳩が狙っていた。かまぼこ屋さんに列を成す若い子ってなんかええやん。胃袋が許せば私も揚げたてをここで食べたい。

あと、雑居ビルの片隅で「おばちゃんの手作りだよ!!」と言いながら漬物やらキノコのおこわを売っているおばちゃんが居た。間違いない奴。仙台のおっかさんの素朴な風情「温められるかい?ひやっこくても食べれるけどさ」と訛った感じがいい。きのこのおこわをお買い上げ。

せめて良い日本酒をと思いつつ、酒すら積極的に受け入れる胃袋では無かった。コンビニで缶ビールを買い「仙台のおっかさんの味で楽しむ晩酌タイム」とした。


きのこのおこわは絶妙な醤油加減にもっちりとした食感が良い。これでもかとぎゅうぎゅうに詰め込まれた五目煮。特に油揚げがしみしみで堪らなかった。ひょうたん揚げは若い子好きだわ~と納得の味。アメリカンドックより好きかも。朝月希和ちゃんのディナーショーを眺めながら舌鼓を打つ夜。

3日目。

秋保で買ったおはぎとルームサービスのコーヒーで朝食。

この日は宮城県の地酒「阿部勘」を買いに阿部勘酒造のある塩釜へ行く。兵庫県で取り扱っているお店が1件のみと言う、県外にはなかなか流通していない日本酒。(レアだと聞くと堪らなくなる性格)「塩釜行くなら松島海岸でも観光すれば」と言われ、天気も良かったので松島海岸で遊覧船に揺られたり福浦橋を渡るなどした後に塩釜へ降り立った。

今回、仙台の方に「塩釜行くならば是非」とおススメされたお店。震災前にも塩釜ならば〜と、当時仙台の方におススメされたお店だった。あぁこのお店来た事あるやんと思い出した。

寿司屋で呑む、ってなんて素敵な響きだろうか。

浦霞と上にぎりを。若い頃の私、美味しいけど少なって思ったんだよね(笑)今の私にはこの位のシャリの量が良い。とても繊細なお寿司だ。カウンターの向こうには職人さんが4人所狭しと寿司を握っている。大将と思わしき年季の入った職人さんが常連客と軽やかな会話を交わしながら筋から身を丁寧に漉いて包丁で叩く。ネギトロ巻きらしい。その華麗なる一連の動作を見ていたらたまらず「私もネギトロ巻きを」と注文。同じカウンターのカップルも釣られていた。「みんなネギトロだねぇ」と笑っていた。

濃厚な脂身と旨味。でもしつこくない。サッと溶けて旨味だけを残す。海苔の香りがとてもいい。私が普段食べているネギトロとは...別物過ぎてため息が出た。口いっぱいの濃厚な旨味を日本酒で流すとまたこれがいい。口にする都度何度もため息をついたし、思い出しては胸がキュンとなる。これはアレだ、恋です。恋するネギトロ巻き。

デザートのラ・フランスのシャーベットも美味しかったなー。

次、来る時は瓶ビールと刺身からスタートしよう。穴子かタコでも良い。それらを摘みながら職人さん達の動作を眺める。ほろ酔い加減で日本酒に切り替えてお好みで握ってもらう。絶対またネギトロ巻きで締める。

阿部勘で日本酒もお買い上げ、仙台駅へ戻ったが飛行機まで2時間ほど時間があった。

せり鍋が食べたい。

仙台の冬と言えばねぇ。有名なお店はシーズンは早々に満席らしく、行く前に電話で問い合わせてみて良かった。いくつか問い合わせた中でこちらへ。

失礼ながらチェーン店っぽくて期待していなかったけれども、めちゃくちゃ良かった!!お通しに人参半分切って天ぷらにした奴が出て来た。ニンジンが甘くてほくほくしてて嬉しかった。せり鍋も1人前からオーダーできるのも良かった。牡蠣を食べていなかったので炉端焼きを注文。目の前が囲炉裏で良い雰囲気だった。日本酒は伯楽星と乾坤一を頂く。

美味しかったー!

もうちょっと寒い時期に来たら、囲炉裏もあるし良い感じだろうな。ゆっくり飲みに来たいな。

仙台空港で職場へのお土産ついでに、喜久福もゲット。宙組ファンとして気になったこちらを…

ましろやて!苺のジャムが甘酸っぱい可愛いスイーツだった。女子、めっちゃこう言うの好きそう。真白と言うより娘役さんって感じがした。

汝、己の胃袋を過信するべからず。

若い頃より食べれなくなったなぁと言いつつ、結構色々食べた仙台なのでした。次は周遊きっぷ買って白石など未開拓の地に足を運びたい。