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最初から交渉するなんて、考えてもいなかった/033

職探しをしているなか、男性と話すことで気がついた「交渉力」。

先日、ホテルの朝食のトライアルに行ってきた。朝食なので、ホテル側は6時半から働ける人材を探している。

私の場合、6時半から始業するには5時半台の電車に乗らなければならない。朝は弱い方ではないが、流石に週5日4時半に起きるのは少ししんどいなと思っていた。

そんな話を男性職員に話してみると「7時始業は可能か、交渉してみなよ」とアドバイスをいただいた。

この時、気がついた。
「私に欠けていたのは交渉する力なのかもしれない」
相手に合わせすぎている自分が一瞬見えた。

お互いに良い環境で仕事をするには、まず環境を整えることも大切。たとえば、私は木曜日のお昼に教会が運営している学童のお手伝いをしている。無償だけど、息子も通っているのでボランティアとしてお手伝いを続けたい。

その話を面接でも話してみた。すると、会社側からは「もし木曜日に仕事が入るとすれば、6時半〜11時までの勤務を1時間早く終わらせて、10時までにしてみてはどうか」と提案された。

早く帰った分の1時間は他の時間に当てればよいということだ。お互いに主張したい事を話すことで、解決策も見えてくる。

これは、わがままだとか自己中などではなく「交渉する力」なんだと思う。私の場合「会社側が、6時半から働ける人材を欲しがっているわけだから、時間をずらして出勤できるかという質問は、無駄なことだ」そう頭の中で思っていた。

だけど、それでは何も解決しない。ダメ元で聞いてみると答えはやはり、ダメだった。しかし、気分がいい。交渉してみると、7時〜8時の間が朝食ブッフェのピーク時間だという話を聞けて、納得ができた。

相手がどうして6時半から働ける人材が必要なのか、理由が分かったからなんとなく気分も晴れた。

この話を旦那にしてみると、ウフフと笑っていた。当たり前じゃん!と心の中で言っているようにも見えたが、ヨーロッパでは当たり前なのかもしれない。

「時間が変えられないなら、給料の交渉をしてみるのもありだよね」そう夫は言っていた。

そうなのか、決まったものをただ受け入れるだけではなく、自分に合うようにカスタマイズできないか、交渉するのも仕事をする上で大切になってくるのかと思った。

そのままを受け入れることも大事だけど、自分にとっての心地よい場所を探していくことも、自分に優しくしてあげるということなのかもしれない。

男性から学んだ「交渉する力」。これからは、ダメ元でも聞いてみようと思う。

更新チャレンジ33日目

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