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千葉駅周辺の小/中学校学区が異常事態!!

いつもありがとうございます、ずっち見守り隊です
今日はいつもと違ったテーマです。

みなさん千葉駅って来たことありますか?
私は千葉市緑区の出身で千葉駅には子供の頃からお世話になっていました。
昔から都会なのにどこか親しみやすさもありとても良い街だったのですが、
最近の勢いが特に凄いのです!

千葉駅周辺グランドデザイン

まず千葉駅の特徴として、千葉市(熊谷俊人 現千葉県知事が当時市長)を中心とした行政がきちんと将来図を描き、それを実際にグランドデザインとして落とし込んでいる事が挙げられます。
そしてさらに、計画にはそれを実行する実行力が重要ですが、そこにおいても全国の政令指定都市中トップクラスの実績を挙げていると言えます!

granddesign2020.pdf (city.chiba.jp)

千葉駅周辺の活性化グランドデザイン

近年の再開発事例


千葉駅の凄さをもう少し分かりやすく、近年の再開発事例を紹介します。

・千葉駅の大リニューアル(ペリエ千葉リニューアル開業)

フロアガイド | ペリエ千葉

トップページ|ペリエ千葉 (perie.co.jp)
JR千葉駅は約半世紀ぶりに新装開業しました。その構造について (jrchiba.jp)

JR千葉駅

北口:新ドーム建設を含む千葉公園再整備

千葉公園グランドデザインより

chibapark-mp_m1.pdf (city.chiba.jp)
千葉市:施設概要(TIPSTAR DOME CHIBA) (city.chiba.jp)

千葉市:施設概要

西口:WESTRIO(ホテル、オフィス)+WESTゲート千葉(三愛病院)開業

フロアガイド|WESTRIO ウェストリオ

WESTRIO

東口:マインズ千葉(池袋本店を上回る規模のビックカメラ出店)
  :三越跡地再開発(複合ビル)
  :パルコ跡地再開発(タワーマンション含む複合ビル)

JR千葉駅東口に9階建て複合施設「マインズ千葉」が誕生。池袋本店を上回る面積のビックカメラが入居、オープン|不動産投資の健美家 (kenbiya.com)
(仮称)千葉駅東口西銀座B地区優良建築物等整備事業 (skyskysky.net)

日本の超高層ビル

かなり魅力的な施設が続々とOPENしています☺
これ以外にも中央公園+通町公園の再整備計画や駅前の塚本ビルの再開発も期待できるなど、将来性もまだまだ有しており、伸びしろしかありません!!

起きている異変:指定小/中学校問題

そんな商業施設、自然、福祉施設どれも多くバランスの取れた街、千葉。

ところが、、
輝かしい再開発の陰で住民にとって重大な異変が起きています。
それは、最寄りの小/中学校に通えない、という問題です。
手っ取り早く状況を理解できるよう、昨日4月1日に発表された千葉市中央区の公立小/中学校の学区割を、新築マンションに照らし合わせたマップを早速作成しました。
一目見て完全な異常事態です。。

千葉駅周辺の新築マンションの指定小学校
千葉駅周辺の新築マンションの指定中学校

この他にも千葉駅周辺には多くの物件がありますが、上記のマンションについて議論するだけで状況は十分にわかりますので今回はこの地図を使って、やばいポイントを説明していきます。

異変の中身

小学校においては

  1. メイツ千葉、プレミスト千葉公園、エクセレントザタワー、の3マンションが本来学区外の小学校へ飛ばされている。メイツ千葉、プレミスト千葉公園に至ってはそれぞれ美浜区、稲毛区の小学校であり、区をまたいでしまっている!

  2. 上記3つは全て、指定小学校まで1km以上ある(メイツ千葉に至っては1.8kmという大人でもまず歩かない距離を6歳の小学生に歩かせる)

  3. 上記3つのマンションには全て、指定小学校より近くにより在校生徒数の少ない別の小学校が存在している

  4. メイツ千葉ー幸町第三小学校間は湾岸道路(国道357号)という交通量の多い道路を横断する必要がある(安全が確保されているわけでもない)

  5. プレミスト千葉公園ー轟町小学校間も入り組んだ路地を歩く必要がある

  6. そもそも、千葉市中央区の小学校生徒数は近年「減少」しており教室や教師などのキャパシティーは飽和状態ではない。(次に詳細示します)

  7. 例)新宿小学校の2022年度生徒数(人):(1年)127, (2年)139, (3年)139, (4年)158, (5年)168, (6年)155、低学年-高学年=-76人(76人も減少している

まだ判断力や運動能力に乏しい小学生(1年生であれば6歳!)にこの距離を歩かせる千葉市、、
控えめに言っても異常です!ホントに

続いて中学校を見ていきます

  1. 地域の最寄り中学校である新宿中学校は生徒数494人と受け入れ不可能な生徒数でない(実際に数年前から減少を続けている)にも関わらず、周辺新築マンションは軒並み異なる中学校へ振り分けられている

  2. 振り分けられた先の中学校は全て1.5km以上離れており、毎日通学するにはあまりにも遠い(中学生はテレワークできません)

  3. このような状況にも関わらず、なぜか(仮称)ブリリア千葉(三越跡地再開発事業)は販売、竣工前にも関わらず新宿中学校が指定されているなど不可解な点も多い

これらの事実から読み取れることは、まずもってこの小学校指定は全く合理的じゃないということです!
せっかく素晴らしグランドデザインを描いているのに、本当に残念です
どんなに素晴らしい街を作っても、6歳の小学生や中学生に遠距離通学を強いる街に誰が喜んで来るでしょうか??

もしこれを千葉市教育委員会含めた担当部署が「この指定校 (学区)で問題ない」と問題意識を持っていないのであれば、それはもう明らかに常識から逸脱したものの見方と言わざるを得ません。
日々通学条件だって変化します。天気一つとっても一定ではありません。
大雨の日に大きな交差点を渡りきれるでしょうか?そこで交通事故が起きたら責任問題に発展しないと言えるでしょうか?
また、子供の体調がいつも万全とも限りません。疲れている日も当然あります。風邪気味の日だってあるでしょう。
さらに重要なのは、友達との関係性はどうなるのでしょうか?
上記のマンションに住む子供は、ゆうに1km以上ある道のりの半分以上を1人で歩かなければいけない可能性が高いです。当然友達と放課後遊ぶことは難しいでしょう。そんな状態では友達形成にも悪影響が出ます。

改善のための提言

改善のために何ができるのか、ここでは下記2つを提言します

  • 指定小学校の見直し(実施希望時期:来年度)

指定小学校は毎年見直され、結果が公表されます。
まずは来年度の見直しにおいて、各マンションの子供が最寄り(少なくとも1km未満の通学距離および安全を担保)の小学校に入れるように改善するべきです。

  • 千葉駅周辺に新設中学校を新設(実施希望時期:2027-2028年度程度)

私も熱く語ったように千葉駅周辺はグランドデザインに基づく再開発が進んでおり、街としては非常に魅力的な街になってきています。
そのため、少子高齢化時代においても駅周辺では局所的な小学・中学生数の増加が見込まれます。(まあ本来、増加しなくても現行の学区調整解消のために新設するべきですなのですが、、)
これに対応するため、早急に新設校を設定するべきです。個人的には、駅周辺においては中学校の方がより少ないので、中学校を新設するべきと考えます。

昨今、少子化対策が日本の政府内でも声高に叫ばれています。
そんな中で、子育てに一番密接に関わっている小学校。ここへの通学がこの状況のままでいいはずがありません。
繰り返しですが千葉駅周辺の場合、小/中学校どちらとも生徒が教室から溢れて収集がつかない、という状況ではないのです。
それであればどうして最寄りの小中学校に通う、という至極普通の事が出来ないのでしょうか?
子供は宝ではないのですか?

本当にいろいろな感情が湧いてきます。

今日もありがとうございました。



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