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モノ作りが上手くいくには??

モノづくりに必須なのは危険を察知する能力。

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例えばこの木と革の縫製であれば最初と最後の2針分は木の端の部分で木目の向き的にも針を通した時に一番木が折れてしまうリスクが高い。
糸が通ってしまえば強度的にも問題ないのだが最初の2針が難しいためこの縫製自体が難しいと感じてしまう。
2針目の後は余程のことがなければ失敗することもないためその最初と最後の注意点をどう乗り越えるかに全集中力を注げばいい。
その判断が出来ていないと、ずっと難しいと感じてしまうわけです。

こういった注意すべき点というのが全てのモノづくりの様々な工程にあってそこを抑えて作業をしていけば逆にどんなものでも出来てしまう。
出来ない・難しいと感じるのはその要注意点に気付けていない為そのモノ自体に難しさを感じてしまう。
そこに気付いている人は要注意点以外はリラックスしているため、いとも簡単に難しい作業をしているように見えるんですよね。。。

この危険を察知する能力、すなわち失敗しない能力というのは素材に対する経験によって磨かれていきます。
そしてこの能力は素材が変わっても感覚としてはとても近い場合が多く、一つのものをある程度しっかり作れるようになると他のジャンルのものも意外とすんなり作れてしまいます。

また人によっては生まれ持った才能としてとても鋭い感覚を持っている人もいます。
こういう才能を持った人がすなわち

「最初からなんでも出来る人」

そういう人がたまにいるんですよね。。。

まぁこういう人は本当にごく稀ですがこの危険を感じる能力は意識しないとなかなか伸びません。
何かを作っていて上手くいかないなぁという方はどこの部分に一番集中力を傾けるべきかを考えてからそのポイントを抑えてみると苦手な作業も上手くいくかもしれません!


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