日本酒の「セルフ火入れ」やってみませんか?
皆さんこんにちは。もしくはこんばんは。
外出自粛要請。厄介ですね。
外になかなか飲みに出かけられないですが、家飲みは捗っていますでしょうか。
段々と家で飲むのにも飽きてきた方もいらっしゃるのでは。
そんなあなたに、ちょっとした科学実験のご案内です。
お手軽なので是非やってみましょう。
「火入れ」って?
よく聞く単語かもしれませんが、ちょっと分かりにくい単語かもしれませんね。
いわゆる、加熱殺菌してお酒の味わいを安定させる工程です。
蔵元さんによって火入れの温度や時間などは変わってきますが、大体60℃~65℃に温めてから冷やすところが多いようです。これによって酵母菌が失活するので、味わいの変化がしにくくなります。
火入れの回数でラベルに書く単語が変わってくるので、気になる方はこちらをどうぞ。
火入れをしていない生酒はフレッシュさやなめらかさ等が魅力
ですが味わいは変化しやすいので、飲み残して1週間くらい放置してしまうとビックリするくらい味が変わってしまうことも。
ちょっと扱いに注意が必要なタイプのものになりますね。
4合瓶を数日で開けられないからなかなか買えない、という方もいらっしゃることでしょう。
「セルフ火入れ」って?
普段は生酒、生詰、生貯蔵、など蔵元さんが処理を施したものをそのまま飲んでいるわけですが、これを自分でやってしまおうと。
ちょっと訳が分からないですね。
つまりは
購入してきた生酒をお家で湯煎する
ということです。
ね、簡単でしょう?
準備するもの
・日本酒(生酒)
・お鍋(出来れば深いもの)
・温度計
以上です。
温度計はこのようなものを持っていると色々便利です。
火入れのやり方
・お鍋に沸騰しないくらいのお湯(75~85℃くらい)を用意する
・日本酒を漬け込む
・時折かき混ぜながら62℃まで温める。
・流水や氷水などで冷やす。
・粗熱を取った後冷蔵庫へ。冷えれば完成!
以上です。
少しお鍋につきっきりになりますが、簡単です。
62℃にした理由ですが、このあたりがある程度甘さも留めつつ落ち着いた味わいになるかと思います。
思いっきり味を変えたい場合でしたら65~68℃あたりを目指すといいと思います。
湯煎するとラベルがはがれやすくなるので、事前にラップを巻いておくことをオススメします。
簡単に出来ますが意外と味の変わるこの実験。
香りとかアルコールとか飛んじゃうのでは?と思う方もいるかと思います
フルーティー全開のお酒やガス感たっぷりのピッチピチ系日本酒ですと良い所が消えてしまうことは考えられますが、それ以外のものでしたら大体大丈夫だと思います。
一升瓶で買うとお得だけど飲み切るのが大変、というような場合に
四合瓶や300ml瓶に移し替えてその分だけ火入れをしてみる、というような。
一本買って二度三度美味しい、という扱い方。
ぜひ試してみてくださいね。
暇つぶしにもどうぞ。
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