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【怖い話】千葉で迷い込んだ不気味すぎる集落

これは以前働いていた会社で同僚(以下S君)から聞かせてもらった話だ。

S君はかなりの釣り好きだ。
休日ともなれば友人と2人で適当に車を走らせて湖や池を見つけ、釣りがOKな場所とわかれば釣り糸を垂らす、そんな適当釣りライフを楽しんでいたらしい。

ある日曜の午後、千葉方面を攻めていたところ、カーナビに少々大きめの池というか沼のような場所を見つけた。

とりあえず釣りができる場所なのか確認しよう。そう思った2人はカーナビを頼りにその池に近づき、おそらく一番近いであろう公園の駐車場に車を停めた。

スマホで地図を見ながら池に向かって歩いていく。
車を停めた公園は高台に位置しており、池に向かうにはそこから階段で高台を降りて数分程度歩く必要がありそうだ。

おそらく池に通じるあろう道を歩いていくと、周囲にやたらとボロボロな廃屋が立ち並んでいることに気がついた。

どうやらこの一体は捨てられた集落らしい。

S君たちは、そんなに田舎じゃないのに変な場所だね、などと話しながら歩いていくと、道は一部が倒木で塞がれていたり、廃屋のはずなのに誰かに見られているような気がしたりと不気味さが増していった。

ちょっとこの辺ヤバい場所なのかな…引き返そうか…そんなことを言っていると、道のど真ん中に1本の大木が立っている場所にたどり着いた。

その大木は注連縄で囲まれており、御札のようなものが何十枚と貼られていた。

呆気にとられてその大木を見ていたS君たちだったが、次の瞬間、周囲から強烈な視線を感じた。

周囲を見渡すと、誰もいないと思っていた数々の廃屋の窓や玄関から、老人たちが顔を半分だけ覗かせ、S君たちを無表情で見つめていたそうだ。

恐怖に耐えきれなくなったS君たちは走って車まで戻り、そのまま東京まで戻ってきたのだった。

その場所とは

翌日、会社でそのことを興奮気味に伝えてくれたS君に僕はその不気味な集落の場所を訪ねた。
場所についてS君が覚えている情報をまとめると……

  • 姉ヶ崎駅から車で30分〜1時間以内程度

  • 極端な山奥などではなく、周囲には普通の住宅街もあった

  • そこそこ大きな池か沼のすぐ近く

ということらしい。

地図でいうとこの一帯のどこかだろうか。

ちょうど姉ヶ崎育ちの知人がいたので聞いてみたが、そのような場所は見当もつかないそうだ。
僕もGoogleマップで結構ガチめで探してみたがそのような集落は確認できなかった。

S君たちが迷い込んだのは、単なる老人多めの集落だったのだろうか。それとも……

機会があったら探しにいこうと思っている。


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