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喫茶ザンゲシツ

音楽がいつもと違った美しさを見せるときがある。例えば寂しさを感じているとき。
寂しさを感じているとき、音楽を聴きながら夜の散歩をしてみる。すると音楽がいつもと違った美しさを見せる。散歩道も、いつもと違った美しさを見せる。まるで寂しさとダンスをしているようだ。

話は変わる。以前とある悩み相談の対話スペースに参加した。そこで僕はこう感じた。ここでは、悩みが楽しさに変わっていると。悩みは解決しない。例えば「恋人が欲しい」という悩みをもっていたとして、恋人ができれば”悩み”は解決されるのだろうか。
いかに悩みとうまく付き合っていくか。その方法の一つとして対話がある。対話の中では、悩みから楽しさが生成される。

もちろん、自分を失ってしまうほどの寂しさや悩みからは脱した方がいいだろう。
しかし、寂しさは本当に避けるべきものだろうか。悩みは本当に忌むべきものだろうか。

今回もやもや(悩みなど)を楽しむ対話の場として、『喫茶 ザンゲシツ』を開くことになった。
11月18日、東京都国立市にある矢川プラスにて開催される『ヤミイチ』の一画にて、ひっそりと開く予定だ。

今はいかに安心安全で楽しく話しやすい対話の場を作るかを、共に企画、運営をする人たちと考えている。
否定的なことを言わないことや、あなたの感想で話すなどの最低限をルールを作ったり、焚き火を用意しようなどと話を進めている。喫茶なのでもちろん飲み物もある。
また、対話で話すことが苦手な人や、対話の場では話にくいことがある人の為に、「ザンゲシツ」を用意することも計画している。「ザンゲシツ」は「懺悔室」とは違い、”してしまった罪の告白”ではなくて、”抱いている欲望の吐き出し”をする場所を想定している。

最後に詳細を記して筆を置く。
ぜひ、話をしに来て頂ければ嬉しい限りです。

■詳細 𓊃𓄿𓈖𓎼𓇌𓋴𓇋𓏏𓍢

日時:2023年11月18日 13:00~18:00
場所:くにたち未来共創拠点 矢川プラス
東京都国立市富士見台4-17-65 (南武線矢川駅より徒歩4分)
『ヤミイチ』内のお店として出店します。
『ヤミイチ』は企画作りワークショップ『クラブサバーブ』の企画です。

クラブサバーブって?
これからの郊外(suburb /サバーブ)の暮らしを楽しみたい人が集まって、アイデアを出す・企画を作る・一緒に実現するための場であり、活動です。
※国立市が策定した「国立市重点まちづくり構想」に基づき展開している「市民まちづくりプロジェクト 100」のリーディング企画として開催します。

なぜ、ヤミイチ?
今回のクラブサバーブのテーマは「まちのはじまりをカタチにする」です。まちのはじまりというと少し抽象的ですが、戦後の日本にもたくさんのまちのはじまりがありました。その象徴でもある、戦後の間市をモチーフとして現代版の「ヤミイチ」という活動をとおして、まちのはじまりを考えたいと思います。独自の経済原理において取引が行われた場としての戦後の間市、そして、いろんなモノに溢れた現代社会で、自分たちからはじめる場としての「ヤミイチ」。クラブサバーブが考える「ヤミイチ」とは、どんなもので何がおこるのでしょうか。ぜひご参加ください。
※戦争や間市について言及するイベントではありません。

クラブサバーブ2023 ちらしより



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