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〈ネタバレ無し〉消滅の危機に瀕する与那国語『ヨナグニ〜旅立ちの島〜』監督来日試写会レポート

どうも!じきどらむです!

沖縄本土復帰50周年映画特集で『ばちらぬん』と『ヨナグニ〜旅立ちの島〜』の2本が5月7日に映画館で同時上映されます。

公開に先立ち、『ヨナグニ〜旅立ちの島〜』 の先行試写会に招待されたので、イタリア文化会館に向かい鑑賞してきました。

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試写会鑑賞後には本作の監督を務めたアヌシュ・ハムゼヒアン氏とヴィットーリオ・モルタロッティ氏の独占インタビューがありました。

という訳で今回は『ヨナグニ〜旅立ちの島〜』の魅力と試写会の内容をまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!


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イラスト:じきどらむ



与那国島とは

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与那国島は東京から約1900km、台湾から約111kmという日本最西端にある独自の文化を引き継ぐ、人口1700人からなる小さな島です。

壮大な自然と文化が色濃く残る与那国は祖納〈そない)比川(ひがわ)久部良(くぶら)という3つの集落から成り立っています。

そんな与那国には高校が無く、子供たちは中学を卒業と同時に一度島を離れることになる様子をドキュメンタリーとして撮影したのが本作です。


消えゆく文化や言語

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世界には7000近くの言語がありますが、90%くらいは母国として使用されていないので今世紀中に半分くらいの言語が消滅すると言われています。

本作で扱う“与那国語”も聞くことは出来るけど話すこと出来ないという方が多いので、若い人々に生の音として残していく為に制作されました。

海外の目線から描いた消えゆく言語や文化に光を当てた作品なので、日常で触れること無い与那国の存在を後世に広めていきたいものです。



監督登壇インタビュー

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映画終了後、映画を制作したアヌシュ監督とヴィットーリオ監督、そして同時上映作品を制作した東森あいか監督の数名が登壇しました。

東盛あいか監督は1997年生まれで、10年前に与那国の中学校を卒業し、大学卒業後は東京に住みながら映像作品を制作しています。

両監督のインタビューをまとめると「消滅の危機に瀕する言語や文化を伝えていきたいという想いから作品を制作した」という内容でした。

また、今後は「歴史を伝える人物が消滅しているので日本を題材にした作品を今後も多く制作し、若者に歴史を引き継いでいく」と語りました。


まとめ
『ヨナグニ〜旅立ちの島〜』

「24歳まであと10年か」というコメントが激しく心を刺激しました。14歳の頃の自分に故郷を出るという決断は出来なかったので感心しました。

映像の途中に与那国語が時折登場してくるので耳から生の言葉を聞くことができたので、広めていきたい貴重な作品です。

最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!


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