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DAY②総費用45万🇫🇷GW円安おフランスひとり旅

ボンジュール!
趣味が海外旅行の社会人です。

GW円安フランス旅2日目!
<大まかな行程> 本記事は太字
1日目:モンマルトルの丘・ルーヴル美術館
2日目:ヴェルサイユ宮殿・エッフェル塔・アンヴァリッド(ナポレオンのお墓)・コンコルド広場・エトワール凱旋門
3日目:ルクセンブルク(日帰り)・エッフェル塔のシャンパンフラッシュ
4日目:ノートルダム大聖堂・サントシャペル・コンシェルジュリー・バスティーユ広場(マルシェ)・シャンゼリゼ通り(歩行天)

▼前回の記事はこちら

ホテル最寄駅 イタリア広場

本日は快晴!嬉しいな!
と気分爽快だったが、ホテル隣のパン屋さんのおばあちゃん店員の対応が酷すぎて笑った。
Googleマップの口コミでも酷かったが本当にその通りだった(笑)
どのパンにしようかなーとショーウィンドウを見て悩んでたら、
「はい!(注文は!?早くして的なニュアンス)」
と急かし?、何言っているか分からず、気にせずパンを見ていたら
「このアジア人聞き取れないのね」
と独り言を言いカリカリしていた。
あくまで想像。仕事仲間には愛想が良い。
朝から気分が台無し!
でも気持ちを切り替えていこう!


何もかもが桁違いのヴェルサイユ宮殿

まずはフランス旅のメインイベントーヴェルサイユ宮殿へ。
パリ市内から20kmほど離れており、鉄道で約40分。最寄駅到着後てくてく歩いていくと…

ルイ14世がお出迎え!
太陽王とも言われ、「朕は国家なり」(=我こそがフランスだ!)とのたまわれ、絶対王政の最盛期を飾った俺様王。
その権威を示すために、このような絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿の建設を命じた。
その後のルイ16世の時代には、派手な生活や対外戦争による出費で財政難となり、フランス革命につながる。

しかし観光客はこのルイ14世を素通り(笑)
あの「朕は国家なり」の威勢は、21世紀の人たちにとってはどうでもいいようだ。
金ピカに輝くゲートは我先にと撮影大会

外観に大きな派手さはないが、屋根に装飾された金箔が太陽の光に反射している。
遠くからでも分かる宮殿の存在感。
遠目で見ても感じた。
「こんな豪華なお城を建てて、派手な生活をしていたら、こりゃあ財政難になって平民たちは革命を起こすわ!」と。

ヴェルサイユ宮殿
中央から左右に分かれて段々に広がっていく造りが美しい。
10時半入場のチケットだったが、しれっと9時半の列に横入りし無事に入場成功✌️

当時のフランスはアンシャンレジームという身分階級があり、納税義務があったのは第三身分の平民のみ。第一身分と第二身分の聖職者と貴族は免れていたのだ。
税の徴収に頭を抱えたルイ16世は、100年ぶりに3部会(各身分の代表が集う会議)を開催するも、聖職者と貴族は税金を払いたくないため話は平行線。
埒が開かない状況にぷっちーんした平民が起こしたのがフランス革命の始まり。
最終的にルイ16世と王妃マリー=アントワネットはギロチンで処刑されてしまう…。

宮殿内部に入ると、まずはここで暮らしていたとされる王や貴族たちの肖像画や、建設当時の模型などの展示品が飾られている。

俺様ルイ14世の若かりし頃
ルイ16世 ギロチンされた哀れな王
マリー=アントワネット ルイ16世の妻
ルイ16世とマリー=アントワネットが結婚式を挙げた王室礼拝堂

その後は当時の家具やら寝室やら大ホールやらを見学。バチカン市国のシスティーナ礼拝堂みたいな空間がひたすら続く。前も横も天井も忙しい。

鏡の間
左壁ほぼ一面鏡張り!当時の鏡は高級品で、このように大胆で豪華な使い方ができたのもルイ14世の権力を世界中に誇示する象徴になった。
時は過ぎ、ナポレオン3世がプロイセンとの勝負に負けた際に、プロイセンがこの鏡の間でドイツ帝国建国の宣言をしたというフランスにとって屈辱的な過去も持つ。

右手にはヴェルサイユ宮殿の広大な庭園を眺められる。
この庭園もルイ14世が実際に指示をしながら工事が進められたのだとか。
奥の方まですべてがヴェルサイユ宮殿の敷地。
先まで行くのが億劫になるほど広い…。

ヴェルサイユ宮殿を堪能した後は、ランチを食べに駅周辺まで戻る。

人も少なく落ち着いていて下町感がある綺麗な街並み
Le Voltaire
入店した時は僕一人だったが、正午過ぎから次々とお客さんが入ってきた。どうやら地元の人に愛されているようだ。
ランチメニューを注文
前菜はたっぷりのツナとバケットとサラダ(撮り忘れた)
メインはステーキ
コーヒーかデザートを選べて17.5ユーロ(3,068円)
店内は焦茶色の木の温かみがあるシックな内装で落ち着いた雰囲気。店員さんの愛想も良く、ご飯も美味しかった。
フランスではステーキの焼き加減が日本より焼き過ぎる傾向にあるとの事前情報から、レアを注文したが、確かに少し固く、ミディアムレアで提供された。

エッフェル塔を様々な角度から眺める

ヴェルサイユからパリ市内に戻るRER車内で、アコーディオン奏者が各車両ごとに演奏して乗客からお金を集めていた。
モンマルトルのサクレクール寺院付近にもアコーディオンを奏でている人がいたが、フランスの景色を眺めながら聴くアコーディオンの音色はなんとも風情があって素敵だった。

パリ市内に戻り、エッフェル塔を様々な角度から眺めてみる。

トロカデロ広場
エッフェル塔の全景がきれいに見える広場
メトロ車内から偶然見えた
ジャンヌダルクと向かい合うエッフェル塔
この辺りから天候が怪しくなり、数時間雨が降ったり止んだりを繰り返した。
ジャンヌダルク @ヴェルサイユ宮殿
ルイ14世よりもっと前の時代。フランスとイギリスは100年にも及ぶ百年戦争をしていた。
神の啓示を受けたと確信した当時12歳の彼女は、その後百年戦争に参加し、フランス軍を勝利に導いた。
しかし19歳という若さで敵に捕えられ死亡。
ジャンヌダルクの像は、モンマルトルにあるサクレクール寺院にもある。(右側)
芝生は立ち入り禁止だった
アレクサンドル3世橋からセーヌ川とエッフェル塔
アレクサンドル3世橋は、普仏戦争敗北後(ナポレオン3世が捕虜となり、ヴェルサイユ宮殿でドイツ帝国建国の宣言をされた)に、ドイツに対抗するためにロシアと同盟を組んだ記念に造られた橋。
アレクサンドル3世は、ロシア皇帝ニコライ2世の父。
Riviera Fuga
アレクサンドル3世橋のすぐ近くにあったセーヌ川に浮かぶレストランで小休憩
イタリアーノとジャポネーゼのフュージョンだと!?
行かないわけにはいかない!
フレンチトーストとビール 3,076円
セーヌ川とアレクサンドル3世橋を眺めながら

イメージと違うものが出てきたが、ソースに味噌が使われている。生地はサクサクで、アイスクリームのほのかな甘さとソースの塩味が絶妙で、ビールにもあって疲れが吹っ飛ぶ!ポップコーンがカラシ味だった。
遠く離れたフランスで、日本がフューチャーされていて嬉しく感じる。

アンヴァリッド・コンコルド・エトワール

その後はナポレオンが眠るお墓アンヴァリッドへ。

アンヴァリッド
向かい側はアレクサンドル3世橋

チケットセキュリティのスタッフが、
ナポレオン is sleeping♪
とおねむのポーズをしながら言っていて可愛かった(笑)

中央がナポレオンの棺
フランス国民の英雄だからか、棺がかなりデカい。
棺を上から見る構造と地下から間近で見られる造りになっている。館内も教会チックな要素があったり、レリーフが凝っていたりとっても綺麗だった。
地下からも。こんな大きな棺は一生見ることはないだろう。

エッフェル塔を見ている時は雨に降られたが、その後はずっと晴れており、翌日以降も雨模様ということから、せっかくなのでコンコルド広場凱旋門まで足を伸ばすことに。

コンコルド広場 フランス革命終焉の地
ルイ16世とマリー=アントワネットが処刑された場所
今朝ヴェルサイユ宮殿を見学したため、あの絢爛豪華な生活を送っていた王室が、民衆によってギロチンで処刑されるなんて、当時は前代未聞極まりないことだったんだと改めて感じた。文字面だけでは伝わらないことってやっぱりあるんだな。ギロチンで処刑された場所とは思わないほど今は賑わっていた。
パリ五輪用の観客席の裏側 準備が着々と進められている
噴水のデザインが面白い。男女の人魚が魚を持ち、
その魚が水鉄砲を発射している。
コンコルド広場からシャンゼリゼ通りをまっすぐ行くと
エトワール凱旋門
エトワール凱旋門
当初はナポレオンがアウステルリッツの戦いでの勝利を記念するために作られた。ナポレオンがフランスに戻った際に凱旋門を通って祝福されたい想いがあったそうだが、願い叶わず。現在では第一次世界大戦やナポレオン戦争、フランス革命の犠牲者を弔うためのものになったとか。

このとき時刻は17時過ぎ。
本来凱旋門は日曜日に登る予定だったが、天気が良いのは今日限りだし、日曜日は最終日で忙しいかもしれないと考え、急遽予定変更。
事前予約したチケットで日時変更ができるため、今登ってしまうことに。
日が長いって最高だなぁ!

この繊細な彫刻技術はどうやって出来るんだ?
凱旋門の真下はすごい迫力!

凱旋門に登るのも階段で!エレベーターは有料。
ビル8階くらいかな?

螺旋階段
これは下りの写真だが、皆息切れして小休憩しながら登る。僕は常日頃から階段移動なので持久力があるのと、昨日のサクレクール寺院も螺旋階段で目が回りながら登った甲斐もあり?休むことなく屋上へ😎
エトワール凱旋門の屋上
エトワールとはフランス語で星の意味。
凱旋門を中心にエトワール状(星状)に道路が整備されていることからこの名前がついた。
モンパルナス
中国かと思うほどのビル群がそびえ立っている。
観光客にはビルのあるパリは需要ない?笑
エッフェル塔が見える場所は大人気

凱旋門から見るパリの景色も最高だった!
昨日はサクレクール寺院とラファイエットオスマンからパリの眺めを満喫したが、凱旋門の魅力は360度エトワール状の通りを上から見ながらパリを一望できること!
当初は登る予定はなかったが素敵で大満足。


じゃがりこで有名になったアリゴと面白い日本語

夕食は昨日と同様「世界頂グルメ」で紹介されたレストランへ。
アリゴというじゃがいもとチーズで作る濃厚なマッシュポテトが自慢のようだ。

LE BOUI BOUI
最寄駅にポンピドゥーセンターという商業施設があり、飲食店が並ぶ通りは観光客でかなり賑わっていた。ただこの店は賑やかな通りからは一歩外れていて、地元の人たちが集まるレストランといった感じ。
木目調の家庭的で温かみのある店内でゆっくりと食事を楽しむことができた。
メニューは大きな黒板を見て注文。味があっていいね。
多過ぎて何を頼めば良いか悩んでいたが、やはりオススメはアリゴとのこと。
アリゴと白ワイン 3,589円
アリゴの伸び率を競う大会があるのだとか。
味は見た目通りというか想像通りで美味しい。
店員さんも愛想が良く、気兼ねなくゆっくり食事を楽しめた。

お腹も満たされまだ20時。
例によってまだまだ明るいので、賑やかな飲食店街をぶらり。

パリでも日本食や居酒屋が人気のよう。
CHIRASHI(ちらし寿司)なんて日本でも外で食べないのに、フランスでは人気なのかなと思って見てみると、海鮮丼のこと?(笑)
う一メり?(笑)
伸ばし棒に関しては、漢数字の一!
日本語はひらがなカタカナ漢字があって大変だよな😂

本日の旅費報告

◆当日の出費
朝食 478円(パン2つ)
昼食 3,068円
フュージョン料理 3,076円
アンヴァリッド 2,564円
土産 837円
夕食 3,589円
合計: 13,612円

◆日本で精算済み
ヴェルサイユ宮殿 5,379円
エトワール凱旋門 2,651円

明日は日帰りでルクセンブルクに行っちゃいます。
本日もご覧いただきありがとうございました!
メルシー♪

3日目に続く…

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