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DAY①ハラハラ・ヒヤヒヤ〜波乱のエジプトひとり旅

アッサラーム・アライコム!(こんにちは!)

天皇誕生日と仕事の振替休日を組み合わせて、2泊5日の弾丸エジプト旅に行ってきた。
この年末にインドに行ってから、何となく「次の渡航先はエジプトかな」と決めていた。
2月の連休の渡航先候補として、スカイスキャナーで色々な国の航空券を調べていたら、往復14万(しかも帰りは直行便)でエジプトに行けることが判明!
しかもエジプトは冬がベストシーズンということで、「これは今行くしかない!」と思い予約した。

エジプトは、インド・モロッコと並び「世界3大ウザい国」と言われているが、この年末年始にインドに行き、ウザいどころかすごく楽しかったので、「エジプトも大丈夫だろう」と鷹を括っていた。

結論、カイロしか行っていないが、どこがウザいのか全く分からなかった。
人によってはこれがウザいのか?と思う節はあったが、その程度だった。
南部に行けば話は違うのかもしれないが…。
一方で今回は別の問題で色々苦労した。

<フライトスケジュール>
行きはカタール航空、帰りはエジプト航空
2/21(水)21:55成田→2/22(木)4:55ドーハ
7:35ドーハ→10:40カイロ
2/24(土)23:10カイロ→2/25(日)18:10成田


カイロ空港でのハラハラ・ヒヤヒヤ①

①とあれば、帰りの空港で②もある。(お楽しみに)

①アライバルビザでクレジットカードが使えない!?
エジプト入国の際はアライバルビザが必要。(25USD)
クレジットカード支払いの列に並んでいたのに、「クレカ決済はあっちのレーンだ」と言われる。
(ガラスにVISA・Masterのシールがしっかりと貼ってありますけど!?)
指定された方向のレーンに行くと"Cash Only”と書かれており、明らかに現金のみの受付…。
幸いにも手元に40USDがあったので事なきを得たが、これが米ドルもない状況だったらどうなっていただろう…?
ATMもあったけど米ドル引き出せるのかな?

エジプトに行かれる予定の方は、最低限の米ドル紙幣は持っていきましょう!
(※調べればすぐ分かることですが😅)

②荷物が全然出てこない
無事に入国審査を終え、ターンテーブルで自分のスーツケースを待つ。
しかし待てども待てども出てこない…。
せっかく早めに降機して、ビザの申請もして、入国審査も済ませたのに…。
本日はギザというピラミッドのある街に宿泊で、翌日は曇りだから、晴れている今日ピラミッドに行きたいと思っていた。

40分くらい待ってようやくスーツケースと再会!
多分最後のターンだったと思う。
まあロスバゲしなかっただけ一安心!

③エジプトポンドが引き出せない!?
空港出る前にATMでキャッシング。
しかし4台あるうちの3台がOUT OF SERVICE!
もう1台には先客がいたが、何だか現金が引き出せなかった様子。

「なんか嫌な予感…」

試しに3,000ポンド(約15,000円)キャッシング

エラー

2,000ポンド

エラー

1,000ポンド

エラー

…ちーん
仕方がない。両替カウンターを探そう…。

しかし両替カウンターがない!!!
あるのは旅行会社や航空会社のデスクのみ!
あれ?国際空港に両替カウンターがないってあり得る?と思いつつも、探しても探しても見当たらない。

さっきとは別のATMを見つけ、そこでキャッシングを試みるもエラー。
やばい!空港から出られないかもしれない!

藁にもすがる思いで、もう一度初めのATMで1,000ポンドを入力しボタンを押す。

すると

ガラガラガラガラ…(札が出てくる音)

何とか無事に5,000円相当のエジプトポンドをGET!これで一先ず街に繰り出せる!

試しに、追加で1,000エジプトポンドのキャッシングを試みたがダメだった。よく分からん。


タクシーの客引きは全くしつこくない

エジプトは客引きがしつこいと聞いていたが、全くそんなことはなかった。
ATMを探している時に、タクシーカウンターの人がtaxi?taxi?と聞いてくるが、断ればそれ以上のことはなかったし、空港出た後に関しては、誰からも声をかけられなかったと思う。
インドでも思ったが、そんなに言うほどしつこく声かけられないので、僕はそんなに金持ちに見えないのかもしれない(笑)

昼間の気温は24度!温かい!
UberのPick upは、事前にPick upポイントをリサーチしていたのでスムーズだった。
僕が到着したのは第2ターミナルだったが、第3ターミナル到着出口目の前の駐車場B3付近でPick upできるとの情報から、第2ターミナルの出口から右に歩き、カーブを渡るとすぐに第3ターミナルに到着。徒歩で1-2分の距離。

アフリカ大陸初上陸だが、その実感はゼロ。
なぜなら、黒人ではなくアラブ人ばかりだし、ヨーロッパとイスラムを融合したような建築物もよく目にしたから。
数時間前までカタールで乗り継ぎだったこともあり、完全にアラブの延長線だった。
車窓から僕の中でのきれいな街並みが続く。


テラスからピラミッドが一望できるホテルへ

ギザのホテルには40分ほどで到着。(1,000円程度)
本日は屋上からピラミッドが一望できるホテルを予約。
この辺一帯は安宿ながら、どこも屋上からピラミッドが一望できるホテルがたくさんある。

今回宿泊したのはLife Pyramids Inn
booking.comでは日本人の口コミが多く、評価もとても高かった。
何よりピラミッドの入口まで徒歩2〜3分!
家族経営で、優しいオーナーさんが出迎えてくれた。
もともとシングルルームを予約していたが、エジプトでの滞在を有意義にしてほしいとのことで、ツインルームにアップグレードしてくれた。

エジプトでは、外国人は宿泊費をUSDで支払う義務があるが、僕はエジプトポンドしかないため、エジプトポンドで支払い。
高額請求されることもなく、しっかり予約通りの金額だった。(カイロのホテルでは多めに請求された)
手持ちも4,000円程度のエジプトポンドしかなかったが、徒歩2分ほどのところにATMがあり、そこで無事に引き出せた。

オープンして1年程度のため新しい。
塵紙の捨て忘れなどはあったが気にしない。
一泊5,000円程度
お湯もしっかり出ました!
そして屋上には憧れのピラミッド&スフィンクス!
この景色を独り占めできるなんて最高!
右から順に、クフ王・カフラー王・メンカウラー王
お爺ちゃん→お父さん→息子

何気に有り難かったのが、外出のたびにミネラルウォーターを持たせてくれたこと。
おかげさまでエジプト滞在中ミネラルウォーターを買っていません(笑)


ピラミッドを見ながら初エジプト飯

11時前にエジプトに到着し、空港で色々あって、もう14時過ぎ。お腹はペコペコだ。
ピラミッドの入口に小綺麗なレストランがあり、そこでエジプト初ランチ。

Aboushakra Restaurant

間違えて社員用入り口に入ろうとしてしまって、目の前にいたお爺ちゃん(レストランのオーナー?)がこっちだよ!って連れてきてくれた。
別のところに連れて行かれるかと身構えてしまったが、親切な方でした。すみません。

2階席からピラミッドとスフィンクスが一望できます!
右手がピラミッドのチケットオフィス
左手がセキュリティゾーン
チキンステーキとモロヘイヤスープとレモンジュース
左上はアエーシというナンのようなもの。どこへ行っても冷たくて、単体だけ食べると味がしない。
鶏胸肉だったかな?
ピラミッドの形をしたライスは色んな香辛料を混ぜた炊き込みご飯。シナモンのようなスパイスを感じた。中東系の香水?にも似たような匂い。
シナモンは大好きだが、お米との組み合わせは口に合わなかった。食べ慣れれば好きになるのかな?
モロヘイヤスープ
ニンニクとオニオンフライが効いていて美味しかった!
ネバネバも癖になって、海苔のスープのよう。
ただ飲み進めていくと、だんだんしょっぱくなってきた。
美味しかったけどね。

食べ終わった頃には15時前。
入口もすごい人だし、ピラミッドはゆっくり時間を気にせず堪能したいし、ラクダにも乗りたいので、明日の朝イチでゆっくり観光することに。

チケットオフィスは17時close予定

ギザには犬や猫のほか、あちこちにラクダや馬が走っている。
インドのバラナシを思い出す。
そして至る所に彼らの大きな💩もあり、立派なニオイが街の中に溶け込んでいる。いいね👍

ピラミッドの近くに車が停まっている不思議。
でもこれが日常。

3月OPEN予定の大エジプト博物館に潜入!

ピラミッドから大エジプト博物館へは車で約15分。
大エジプト博物館は、カイロにあるエジプト考古学博物館の老朽化とまだまだ倉庫に眠っている展示品の拡大に伴い、延期に延期を重ね、ようやく3月にグランドオープン予定。
そしてここは、博物館建設に円借款していることや、文化財の修復や調査など、日本(JICA)が全面協力している。

そのため博物館には堂々と日本語が!

よく見ると、英語とアラビア語と日本語がMIXされている

現在プレオープン中で見学できる。
入口付近の展示品(ガイド料込み)と、カフェ、お土産屋さんのみだが入場料は約5,000円!
でも個人的には十分見応えがあって楽しめた。
次いつ来るか分からないし、何ならもう来れないと思うし。

大きなラムセス2世の像がお出迎え!
ラムセス2世は新王国時代のファラオで、エジプトの繁栄に繋げた人物だと言われている。
階段上に展示品が飾られている
アメンホテプ4世  世界史で名前はよく見かけた。
多神教から一神教へ改宗を行ったファラオ。
ローマ教皇 カラカラ帝
歴代ローマ皇帝の暴君の一人。帝国内の全自由人にローマ市民権を与え、皇帝の宗教的権威に従わせたらしい。
彫刻技術が繊細で美しい
階段最上部には、ピラミッドがきれいに見える。
側面にもきれいに彫刻が施されている
日本語・英語・アラビア語の融合

展示品は入口付近に100点ほど見ることができるが、どの文化財も繊細に作られていて、数千年前のものがこんなにもきれいに残されていることに驚きだったし、当時の人たちの知恵や技術が垣間見れて、ただただ感服するあまりだった。
そして日本の文化財保護技術もあるだろうから、日本人としても誇らしい!

ちなみに展示品の案内は日本語が一番上にあった。
解説は英語とアラビア語のみだが、日本語版の解説も準備をしているそう。
グランドオープンした暁には世界一広い博物館となるようで、一体どれくらいのボリュームになるのだろう!?(笑)
とにかく見応え抜群で大満足だった!

博物館内のカフェで休憩
アメリカン・キャラメル?ケーキ・チョコクッキー
裏側にはVIP車両らしきものが連なっていた。
帰り道車道が一時的に通行止めになり、どうやらVIP車両の通過待ちだったようだ。

大エジプト博物館を満喫し、Uberを呼ぶ。
このとき17時。
しかし週末の木曜日の夜だからか全然Uberがつかまらない。
(エジプトでは、金土が日本でいう土日にあたる)
結局1時間待って、乗れたのは18時。
気温は17度だったが、エジプトの夜は寒い。
体感的に日本の10度くらいだった。

そういえばエジプトのUberドライバーは、ほとんどの人が運転中にコーランを聞いていた。熱心!


ライトアップされたピラミッドを独り占め

20時からピラミッドのライトアップが始まった。
ピラミッドが緑や赤にライトアップされるのを想像していたが、エジプト音楽にあわせて、お祭り会場的なところからレーザービームの演出があった。
ホテルの屋上からこの景色を独り占め!

初めは、「なんでみんなこの夜景を観に来ないのだろう」と不思議に思っていたが、ひたすらレーザービームと変わり映えしない音楽が続くので、30分程度で十分満足した。

写真で見ると圧巻!

それにしても寒すぎて、寒さに耐性があると思っている僕でも、服とジャンバー合わせて5枚重ね着してちょうど良い感じだった
この週の日本は寒かったので、まさか日本で着てきた格好がエジプトでも役に立つとは思わなかった(笑)

ライトアップショーにも満足したので早めの就寝。
週末の夜だからか、レーザービームを放っていたお祭り会場のようなところが非常に賑やか。
賑やかというより、めちゃめちゃうるさい(笑)

移動日だったため、外の騒音に負けずすぐに爆睡。
明日はピラミッド観光!
2日目はエジプトの洗礼を更に受けることになる。

本日もご覧いただきありがとうございました。
シュクラン!(アラビア語:ありがとう)

2日目へ続く…

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