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超個人的フルートの選び方

こんにちは、ゼシカです。
今回はフルートの選び方について
記事にします。

なぜこの記事を書いたかというと
この前に書いた記事である
「超個人的フルートの練習法」
こちらの閲覧数が多かったからです。

なので、「超個人的」シリーズとして
フルートとクラリネットについての
無料マガジンをまとめますので、
それぞれ読んでいただけると
嬉しいです。


楽器について

フルートは管楽器の中で1番古い歴史をもっている
といわれています。
木管楽器の中で最も高い音を担当し、
その材質は洋銀、銀、金、プラチナなどの
金属が主流ですが、木でできたフルートもあります。

皆さんがの思い浮かべる一般的なフルートは
コンサート・フルートのことで、C調の楽器です。

吹奏楽ではメロディ楽器として活躍し、
オーケストラでも鳥のさえずりを
イメージさせる場面で使われたり、
数多くのソロを担当します。
また、ジャズやラテン、ボサノバなどでは、
しっとりとした楽曲でよく使われます。

楽器の歴史

ヨーロッパでは旧石器時代の頃に、
動物の骨で作られた横笛が使われていました。
これをフルートの祖先と言われています。
しかし、現代のオーケストラなどで活躍する
フルートの原型が現れ、広く使われ始めたのは、
ルネッサンス時代の16世紀からのことです。

もともとフルートという言葉は、
横向きに構える笛と、縦向きに構える笛の
両方に使われていました。
つまり、縦笛のリコーダーもフルートと呼ばれていたのです。
むしろ、18世紀半ば頃(バロック音楽の時代)まで、
フルートという呼び名はリコーダーを指していました。
そしてリコーダーと区別するために、
横笛のフルートは、
イタリア語で「フラウトトラヴェルソ Flauto toraverso」、
ドイツ語で「クヴェアフレーテ Querflote」、
フランス語で「フリュートトラヴェルシエール Flute traversiere」
(いずれも「横向きのフルート」の意)
などと呼ばれていたのです。

フルートは、ルネッサンス時代から現代に至るまで、
さまざまな改良が加えられてきました。
初期のフルートには、キイなども付けられていません。
ルネッサンス時代のフルートは、
1本の円筒型の本体に唄口と指穴が
7つ開いているだけのたいへん簡素な構造で、
出せる半音にも限りがありました。
17世紀後半になってから、
本体のかたちが円すい形になり、
キイが1つついたフルートが作られ始めます。
このタイプの楽器は
現在では「バロックフルート」など
と呼ばれていますが、
この工夫によって初めて、
フルートはほとんどすべての半音を
演奏することができるようになったのです。

現在の形になったのは18世紀に
ドイツのフルート奏者テオバルト・ベームによって
改良されてからです。
高い運動性に加えてタンギングがしやすい楽器で、
表現できる音色も幅広く、
さまざまなジャンルの音楽で
ソロ楽器として使用されています。

楽器のタイプについて

【材質】
フルートには白銅、銀、金、グラナディラ(木材)などが使われ、
それぞれに異なる音の特性を持っています。
更に同じ材質でも肉厚(厚み)の違いで、
音の響き具合や音色まで異なってきます。
材質や管体の肉厚の組み合わせは、
楽器の性格を決める大切な要素になります。

白銅は耐久性があって響きやすい特性を持つ
白銅(銅とニッケルの合金)は、
どんな音域でもバランスが良く、明るい音色が特長です。
初心者向きのモデルで使われています。

9世紀のフルート改革者ベームにより見出されてフルートに
採用された銀は、「最もフルートらしい」といわれる音色が特長です。
中級モデル以上に採用されています。

金は、フルートに特別な輝きを与え、艶のある音色はピアニッシモでも
しっかりと広がる遠達性があります。華々しい音が魅了です。
オーケストラの団員の方がよく選んでいる楽器です。

グラナディラは非常に硬く、水に沈むほど比重が大きい木で、
古くから楽器製作の材料として使われてきました。
優しくまろやかな音が特長です。
この木はピッコロやクラリネットなど他の
楽器にも採用されています。

【キイの形状】

またフルートのキイには、
カバードキイ(ジャーマンスタイル)と
リングキイ(フレンチスタイル)の2種類があり、
それぞれに特長があります。

カバードキイはキイカップがフタ状のため、
キイが孔を確実に押さえ、
息の漏れを防いでくれます。
カバードキイモデルはオフセットキイ
(左手薬指で操作するGキイがせり出し、指の長さに合った配列)との
コンビネーションにより自然で押さえやすいのが特長です。

リングキイはキイカップがリング状なので、
孔を確実に押さえるのに技術が必要ですが、
指先に空気の振動を直接感じることができるため、
細やかな響きのニュアンスをコントロールすることができます。
また、指をずらすなどの操作で音程の自由度が高いのも魅力。
少しずつ開けながら音をつなげて吹くグリッサンド奏法も可能です。
リングキイモデルではインラインキイ(主管のキイが一直線に配列されている)とのコンビネーションが一般的ですが、オフセットリングキイのモデルも選べます。
プロの方はリングキイのインラインを
選択される方が非常に多いです。

メーカーについて

【主な国産メーカー】
・YAMAHA  ヤマハ
・Muramatsu ムラマツ
・Pearl パール
・Altus アルタス
・SANKYO サンキョウ
・Miyazawa ミヤザワ
など

【主な海外メーカー】
・Powell パウエル
・Haynes ヘインズ
・Brannen Bros ブランネンブラザース
・Salvatore faulisi フォリッジ
・Nagahara ナガハラ
・Burkart バーカート
・Hammig ハンミッヒ
など

メーカーによって
音の響きや明るさが異なります。

推したい楽器

演奏したり、生で聴いたときに
良かったと思う
超個人的にオススメのメーカーは
下記の通りです。

Powell(パウエル)です。
金の音を聞いたのですが、
とても繊細ながら華々しい音がします。
最上位モデルと言っても過言ではないです。

Altus アルタスです。
私はAltus A1207REのオフセット H足部管を使っています。
明るく他のメーカーにはない音だったので、
魅了されました。
こちらは初心者モデルもあります。

ムラマツフルートです。
今愛用している楽器を買う際に試奏しました。
特にムラマツフルートの14Kやプラチナは
抵抗感が少なく吹きやすくて
輝かしく素敵な音でした。
銀に関しては吹く時の抵抗感が
重いです。
こちらも初心者モデルがあります。

最後に


いかがでしたでしょうか。
フルートはメーカーが多いです。
しかも有名なものやプロの奏者が
好んで使っているメーカーが
他の楽器と比べてかなり
幅広いです。

みなさんも試奏してみて
お気に入りのメーカーを
見つけてみてください。

フルートの金額について
補足でおよその目安になりますが、

初心者モデル 10~30万円
中級者モデル 30~100万円
上級者モデル 100万円以上

になります。

上手な人であれば、
正直お求めやすい価格のものでも
上手に吹き切ります。
高い楽器を買えば、
上手くなる訳ではなく
練習すれば上手くなる
ものなので、その点を
ご注意ください。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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