星も視得無ひ空の下

迷い乍らも明日探して

刃(やいば)を当てし我が身より

大事な物を思ひ出されば


天(カミ)のみぞ知る未来の行方に

想ひを馳せて 向ひ風

砂塵の中 舞い上がつた

一片(ひとひら)の地図の欠片


生きて居る意味確かめる様に

僕は戦ふよ今日も又


花も咲無ひ土の上

忘れ掛けて居た涙 零れて

研ぎ澄まされし心には

還り着く場所感じて居るから


何時か観たあの優しき景色を

掻消してゆく 霧の中

刃の先 空(くう)を斬つた

一片(ひとひら)の記憶が散る


君を抱締め笑へる世界

信じて戦ふよ今日も又

生きて居る意味見失わずに

僕は戦ふよ今日 を 又


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