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【吸収合併】力を貸してくださいという姿勢が必要

<おじさんDX Vol 445>

会社というのは、同じ屋号でもある日経営者が変わったり、組織が変更になったり、株主の意向でも色々変化していくのです。

私も経験があるのですが、吸収合併等もその一部で、職場や仕事内容は変わらなくとも、仕事の仕方をはじめとした企業文化が突然変わることがあります。

ヒトは変化を嫌う傾向があるのですが、こうした際に両方の立場を経験した事例を記事にしました。


✅吸収合併の際にやってはいけないコト


買収等で企業を吸収した際にやってはいけないコトは、そこで働く従業員の流出につながる行為です。ただでさえも従業員は、この先を不安視しますので、非常にナーバスでデリケートな状況です。

そんな時に色々変化をせざるを得ないのです。

✅やってはいけないコト=現状維持

中には猶予期間として1年ほど設定する企業もありますが、いずれ来る変化は、早々に済ませないと猶予期間後に大量退職なんてケースもあるのです。


便宜上、新体制と旧体制と表現しますが、旧体制を維持するのは、吸収側と吸収された側の従業員との双方で不公平感が出てくるのです。


私が経験したのは、吸収された側の従業員の給与が現状維持で低いままであり、同じ職責でもかなりの支給額差があったのです。


✅キャリアのリセット


新体制になったのだから、それまでの社歴や経験をリセットするケースがあります。とは言え、転籍した従業員は、昨日今日入社した新人ではありませんので、業務経験はあるのです。

その反面、現状維持と言いつつ、新体制での待遇が成されないのもマイナスなのです。

新体制での評価制度に照らし合わせて待遇をすべきです。


✅区別すること


新体制と旧体制というような表現を用いていますが、同じ会社組織に属しているのですから、区別すること自体がやってはいけないコトなのです。


吸収側が上から目線になっている企業は、こうした傾向が強いです。その後に吸収した側の社員が流出すれば、そう簡単に人手を確保することが難しいと予想されるのに、未だに脱却できていない企業があります。

結果的に会社組織全体が弱体化するのです。


✅力を借りる姿勢


自身のこうした苦々しい経験がありましたが、今度は立場が変わり吸収側になりました。経験が多少あったこともあって吸収された側の気持ちが痛いほどわかりますので、とても神経を使うのです。


それでも

✅私は、一緒に働ける様になって喜ぶだけです。

たしかに吸収される会社というのは、大半が業績不振なケースがありますが、そこで働く従業員の責任ではありません。

私は過去「君も会社が譲渡された原因(役職者)」として言われたコトがありますが、非常に悔しかった想い出があるのです。

こうなってしまうと、その経営者や発言者に対して懐疑的に見てしまうのです。今はもうない会社ですが、結果として残念な発言には、因果応報という言葉がピタリと当て嵌まります。


社長から特命を受けて、合併した企業に出向いた際は、このポイントだけは外さぬよう当時慎重に対応しました。


だから、合併して一緒に働ける様になったことを私は喜んだのです。




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