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就職後、採用後・そこからが本番ですの話

<おじさんDX Vol 124>

この記事では、就職後と採用後について考えました。


1.目標到達後


私も気を付けないといけない事ですが、なんらかの目標を達成した後の事を考えていない事が見られます。

「就職した」と、一時目標は到達。
「採用した」と、一時目標は到達。

就職にせよ採用にせよ、どちらもエネルギーは使いますから、目標が達成してしまうと一時的に安堵な状況になるのです。気持ちは分からなくもないですが、その先が重要です。


2.本番はその後

就職した後は、就職先で働かないと、また就職活動。
採用した後は、入社した人が、働き続けないと、また採用活動。

就職後や採用後にその先の事を考えていないと、以前に記事でも触れましたが「採用して辞めて募集の繰り返し」になる可能性があります。

こうした状況は、社員も企業にとっても、プラスマイナスどころか、大きくマイナスしていると私は思います。

採用には、コストがかかっていますから、入社した社員が早期に退職されると、その分を全く回収出来ないばかりか、応募者全員を採用する事は稀ですから、不採用になった人の中には、もしかしたら次点で人材が居たかも知れないのです。

また、社員が早期に辞めると、再び就職活動をする事になります。それまでの就職活動の時間が、無駄になってしまうのです。


こうしたすれ違い現象は、人手不足な企業や職場で数多く見られます。

就職する側は、採用後の事も考えて、その企業で何を成すのか。
採用する側は、入社してきた後の事を考えて、何を成して欲しいのか。

面接時に確認出来る事項ですので、応募側も採用側もしっかり質問をする、しっかり説明をする必要があります。

3.入社後のアンマッチング

過去に私が、入社した企業でのすれ違った出来事になります。

その企業のマーケット事業部に入社したのですが、入社後の説明では、ひと通り業務を覚える必要が、あるとの事でした。

会社の業務内容を覚えないと、マーケット事業部は、勤まらないという事でしたが、入社したてですから「そういうモノだろうと」異論はありませんでした。

ただ、入社したての私にとっては、本来目指していた部署への道のりが、考えが甘く想定外だった事と、面接時に企業側の説明が無かったのです。


4.とりあえずの配属先は、物流部


マーケット事業部に配属されると思っていた私ですが、とりあえずの配属で物流部に配属されます。そこで三ヵ月位働いた時に、先輩社員にこう聞いたのです。

私:「どの位で、マーケット事業部に配属になるのでしょうか」
先輩:「早くて3年位後に製造部へ行って、その後営業部かな」

「マーケット事業部は、かなり狭き門だよ」

その部署は、若い社員が中心になって構成されていたのですが、若い=給与が低く、体力仕事を担当させる図式だったのです。

聞けば入社後から10年もの間、物流部に配属の社員もいるとの事でした。
(※物流部が、悪いのではなく、いずれ配属されるのか微妙)


私は、ここでマーケット事業部へ配属された後の事は、考えていましたが、そもそもマーケット事業部に配属されるには、何が必要なのか理解していませんでした。


5.入社時と実際で話が違う?

個人差はあるにせよ。
当時の私は「話が違う」と思ったのです。

「ここで3年働いても、その後何年かかるか分からない」

今から思えば、出筋の商品などに気付けたり、実際に物流で運ぶ際にどの位の大きさ、単位など学べるところがあるのです。

しかし、当時の私は、この物流部署の業務内容が、マーケット事業部にどう繋がっていくのか、全く理解していませんでした。


勿論、上司も私が入社した動機は、知っています。そこで私は先輩ではなく、上司に直接聞いたのです。

上司:「まずは、働いて適正を見てだね」
上司:「それで何年後かには、希望する部署に行けると思うよ」

何を具体的に行って、どいう実績を作って、どの位の期間かかっている実情を説明をして欲しかったのですが、上司は歯切れが悪く確証もなく、たぶんという話でした。

最終的に

「成れるも成れないも、あなたの努力次第だよ」

他の企業からも内定も頂いている中、この企業の説明を信じて自分のやりたい仕事が出来ると思い、就職をしているのです。お恥ずかしい話ながら、当時の私は「これは時間の無駄だ」と思ったのです。


そう簡単には、私も諦めたくありませんでしたが、就職する事を目標にして、一番になってやるという意気込みまでは、良かったのですが、その先のストーリーを考えていなかったのです。

今から考えれば、仕事への考えが、浅はかです。


この判断は、運良く正解になりましたが、踏ん張って居たなら、今頃は別な人生を歩んでいたかも知れないと思うと、興味がある反面ちょっと怖いですね。


そんな、おじさんの若い頃の話しでした。

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