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大手メーカー系工場を見て考えさせられた話

<おじさんDX Vol 228>

地元に大手メーカーの工場がありますが、外部で知られる情報と内部にはかなり差がある様子です。企業の評判に関わることなので、実名は伏せています。

✅誰もが知るメーカー

おそらく日本中で知らない人はいない位と思いますし、各家庭等でもそのメーカーの製品を使用している、使用した事がある人は多いと思われます。その位、浸透しているメーカーなのですが、ここ数年はあまり元気がないのです。

その内情は苦しいと思います。

派遣切りに始まって、リストラ、早期退職など人員の整理が頻繁に行われている様子で、それは外部から見ても、巨大な敷地にある従業員の駐車場に以前ほど車がとまっておらず「随分、人が減った」と推測出来るのです。


実際に当社のお客様でその企業で働く方も多く、当社もその企業と取引があり、製品も扱うことがあります。ですから、色々な評判や情報も入って来るのです。

✅人間関係が悪い。
✅うつ病になる従業員が多く発生している。
✅パワハラが横行。
✅正社員と派遣社員との不毛な派閥争い。
✅就業先としての評判が悪すぎる。
✅サプライヤーへの圧力が酷い。

この大企業の工場では、その企業と関係する派遣会社が、常に求人募集をしています。どうやら採用しては辞めての繰り返しに至っている様子。

仕事が出来る社員は、少数いるようですが、殆どがあと数年で定年になる人達でモチベーションは無いに等しいようです。派遣社員も含めて新人教育をしないからどんどん辞めてしまうそうです。


✅ネット上の情報と現実

この企業の記事を見ることがありますが、現場との温度差は、明確に感じられます。「綺麗事」ばかりで、足元を見る事が出来ていないのですから、この先も暗いでしょう。


その企業の従業員が、おそらく会社に促されたのか、広報なのか分かりませんが、色々希望に満ちたことを語っているのです。

そしていまだに自社ブランドの優位性を信じている🙄


内部に居ると気付けないのでしょう。

一度でも良いからこの企業の上層部は、現場の惨状を見た方が良いのに...と思うのです。根はすでに腐っています。


✅大企業病を発症している

残念ながらこの企業の製品は「魅力がありません」

仕事で取り扱う際に、色々感じた点は以下の通りです。

✅市場での競争力が低い。
✅故障が多く、アフターの体制も悪い
✅品質が、以前より落ちている。
✅Webショップで安売りされている。
✅営業担当、フロント担当のレベルの低下。

すでに優秀な人材が退職していっていますので、市場競争力の低下もあって、やることなす事が、大企業とは思えないのです。


「こんな商品」や「こんなアイデアが反映された商品があれば...」と、担当営業に希望しても「いや~なかなか出来なくて...」と、前向きな返答を得られないどころか、そうした現場で働く人のテンションが低いことも企業風土なのでしょう。


以前の記事でも触れましたが「大企業病」なのです。

かつては各部署が、互いに鎬を削るような企業だったのに...。


情熱を持った現場の人達が去って行った企業は、いずれは無くなる...。と思ったのです。


そんな、おじさんの話でした。


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