父から子供達へ伝えたい『7つの習慣』 第5章:まず理解に徹し、そして理解される ~心の声を聴く~
どうも。
娘達の希望でハムスターを飼っているのですが、そのハムスターの名前と会社の上司の名前が一緒で日々困惑しているzero-oneです。
子供達がハムスターの名前を呼ぶと、たまにドキッとします。
さて、父から子供達に伝えたい『7つの習慣』シリーズ今回は第5章になります。
この章に関しては、本当に自分が「できていなかったなぁ〜」と痛感する部分が多かったです。
『まず理解』という事なので、『聴く』という事なんですが、振り返ってみて全くできてませんでしたし、やってはいけない事も多々やっちゃってました。
◎理解する事は信頼を生む
『まず理解し、そして理解される』という事ですが、結論を先に伝えると、これにより周りからの信頼を生む事ができます。
逆に、相手を理解できていなければ、相手からの信頼を生む事は難しいでしょう。
7つの習慣の後半、第4〜第6の習慣では『相互依存』により自分の周りの多くの人も成功に導いていくのですが、その為にもこの第5章はとても重要です。
自分が周りから信頼されていない状態で、自分の周りの人も成功に導くというのは無理がありますからね。
また、前回の章の『第4章:win-winを考える』においてもとても必要な事です。
◎コミュニケーションで重要なのは相手を理解する事
周囲との関係を築くうえで、とても重要になるのがコミュニケーションです。
このコミュニケーションを良好に取る為には、自分を理解してもらわないといけません。
で、「自分を理解してもらう為に、まずは相手を誠心誠意理解しなさい」というのがこの章の話になります。
つまり、コミュニケーションで重要なのは、素晴らしいトーク力などでは無いという事です。
◇イメージ
周囲と良好なコミュニケーションを取る
↓(その為には)
自分を理解してもらう
↓(その為には)
相手を誠心誠意理解する
といった感じです。
僕達は日々の生活の中で、多くの場面で他者とコミュニケーションを取っています。
その手段の殆どが会話です。
その会話の中で、相手の話を聴き自分の考えを元に発言しています。
はい。早速この時点で要注意な所です。
自分の経験や知識なども含め自分の考えを元に発言しちゃってるのです。
勿論相手の話も聴いているのでしょうが、相手の話が終わると、自分の考えを元に発言している。
それで、相手を誠心誠意理解できてますか?
という事なんです。
なるほど!
ドラマや映画でもよくある女性の「あなたは私の話を聴いてくれない!」「話を聴いてほしいだけなのに!」はまさにコレなんですね。
例えば親子でもこんな感じ。
子:「学校の勉強が面白くない」
父:「面白くないか。面白くなくても勉強はやらないとダメだぞ」
子:「うん、、、(全然解ってくれない)」
確かにこれでは子供の事を理解できてはいませんね。
『子供が学校の勉強が面白くないと思っている』という表面的な部分だけ理解はしてますが、本質的な中身は全く理解していない。
これでは信頼を得られるはずは無い。
このように、日々の生活の中で他者とコミュニケーションを取るうえで、多くの場面で同じような事が多々おきています。
親子や友人、恋人、取引する相手など様々な関係や場面においてです。
◎自叙伝的反応はしてはいけない
ではどうやれば、しっかりと相手を理解する事ができるのか?
まず根幹に『誠心誠意相手の気持ちを理解する』という心構えが必要です。
そして、逆にやってはいけない事もあります。それは『自叙伝的反応』です。
自叙伝的反応は相手の心を閉ざしてしまいます。
【4つの自叙伝的反応】
・探る–自分の視点から質問する
・解釈する–自分の考えを基に相手の動機や行動を説明する
・評価する–自分の考えで善し悪しを判断する
・助言する–自分の経験から助言する
例えば
父:「学校はどうだ?」(※探る)
子:「特に普通」
父:「普通って、、、あんまりヤル気ないんじゃないか?」(※解釈する)
子:「ヤル気が無いわけじゃないけど、別に面白くもないかな…」
父:「そんなんじゃダメだぞ、前向きに取り組まないとダメだ」(※評価する)
子:「う〜ん…解ってるよそんな事」
父:「父さんの時は、自分がどんどん発言したりして、授業を盛り上げで面白くしたぞ。お前もやってみろ」(※助言する)
子:「そういう事じゃないんだよ…」
ALL自叙伝的反応です。
確かに、全く子供の事が理解できてませんね…
例えば逆に
父:「宿題一緒にやるか?」
子:「イヤだよ勉強面白くないもん」
父:「勉強面白くないのか?なんで面白くないんだ?」
子:「よくわからないし、面倒くさい」
父:「わからないのか?どこまで解ってるんだ?」
子:「分数の割り算からよくわからないし面倒くさい」
父:「あれ難しいよな!どんなんだっけ?」
子:「コレなんだけど父さんもわからないの?」
父:「イヤ、、、ちょっとやってみよう」
子:「できるの〜?w」
といった感じで相手を誠心誠意理解しようとすれば自ずと自叙伝的反応は無くなり、相手を理解する事に近づけそうなんですけどね。
日々の生活を振り返り、これには本当に僕も反省しました。
◎心の声を聴く
相手の発言だけでなく、相手の表情や態度。声のトーンなども汲み取り、相手がどう感じているのか?心の声を聴く事が非常に重要なんですね。
何気なく自叙伝的反応をしていたり、忙しいや時間がないという理由で、相手の発言に対して自叙伝的反応をしている事が往々にしてあると思います。
確かに、誠心誠意相手を理解しようとすれば、それなりに通常より時間がかかるかもしれませんし、簡単な事でも無いです。
しかし、心の声を聴くという事は『信頼』という素晴らしいモノを生む事に繋がるのですから、やらない訳にはいきません。
僕も心を入れ替えて、これからは周囲の心の声を聴く事に徹したいと思います。
確かに心の声を聴いた相手とは、win-winの関係が築けやすそうですしね。
さて、早速誰かとコミュニケーションをとりたくなってきました。
ちょっと飲みに出かけましょうか(笑)
ではまた。