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Zen2.0 スピンオフイベント「禅の響き〜坐禅と尺八の呼吸」を開催します

Zen2.0では、毎年9月に開催するイベントだけでなく、不定期にスピンオフイベントを開催して禅とマインドフルネスの世界観を伝える機会を設定しています。この秋、北鎌倉・円覚寺様のご協力により、「坐禅体験・尺八演奏の体感」というマインドフルな時間を、リアルイベントとしてお届けできることになりました。

イベントタイトルは「禅の響き〜坐禅と尺八の呼吸〜」。坐禅と尺八、一見異なる領域に存在しているように思える2つのアクティビティですが、実は呼吸という要素が重要なファクターとして共通しています。

今年のZen2.0では<A NEW EARTH>をテーマに置いていますが、新しい地球を構成している私たち一人ひとりが、地球という生命体の一部として自分自身、そして自然とつながるためにも、「呼吸」を見つめ直す機会はとても大切です。

今回の企画では、円覚寺管長・横田南嶺老師と、尺八奏者として幅広い活動を展開されている工藤煉山様にご登壇頂き、「呼吸」をテーマにしたプログラムをご用意いたしました。

会場は、北鎌倉・円覚寺。


鎌倉時代後半の1282年、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。開基である時宗公は18歳で執権職につき、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、建立されました。
長い歴史の中で禅の歴史の積み重ねた円覚寺で、秋のひと時をお過ごしください。

今回は、円覚寺様のご厚意により、人数限定ではありますが現地でのリアル開催が実現しました。秋の深まる円覚寺で、リアルな体験で五感を研ぎ澄ませてみてはいかがでしょうか?皆さまのご参加をお待ちしております。

<概要>
・日時 : 2021年11月13日(土) 14:00〜16:30
・会場 : 北鎌倉 臨済宗円覚寺派 大本山 円覚寺(鎌倉市山ノ内409)
・プログラム : お経、尺八演奏、 坐禅、対談、質疑応答
・参加費 : 4,000円(円覚寺拝観料を含みます)
・定員: 50名(定員に到達しだい締め切らせていただきます)

<登壇者のプロフィール>

・横田 南嶺 様

臨済宗円覚寺派管長 1964年 和歌山県新宮市生まれ。筑波大学卒。大学在学中に出家得度し、卒業と同時に京都・建仁寺僧堂で修行。1991年より鎌倉・円覚寺僧堂で修行し、1999年、円覚寺僧堂師家に就任。2010年、円覚寺派管長に就任。2017年、花園大学総長に就任。 著書に、『二度とない人生だから、今日一日は笑顔でいよう』(PHP研究所)、『二度とない人生を生きるために』(PHP研究所)、『十牛図に学ぶ』(致知出版社)、『盤珪語録を読む』(春秋社)など多数。

・工藤 煉山 様
1999年東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。在学中に宮中桃華楽堂にて御前演奏(宮内庁主催)を務める。2001年東京芸術大学大学院音楽研究科修了後、渡英。Japan Festival 2001 in U.K.(英国日本大使館主催)に参加、BBC に出演、オーケストラとの共演などヨーロッパを中心に演奏を行う。国内では2004年にパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)で客演演奏、NHK邦楽オーディション合格。古典本曲から現代音楽まで幅広く演奏し、また多分野の音楽ジャンルとの演奏活動も積極的に行っている。

一方、近年では、尺八本来の演奏である吹禅(江戸時代に普化宗の 禅僧が演奏した古典本曲)をライフワークとし、音楽を通して禅の精神と身体性を伝えている。

現在は尺八演奏・作曲活動を中心に、公演のトータルプロデュース、尺八制作ワークショップによる尺八の普及活動のほか、身体性・哲学関係のワークショップや日本文化と禅の観点を融合させた環境活動の講演など、多岐にわたり活動を行っている。2020年3月にLENZAN ART productionを設立。

都山流尺八を二代目金子繍山、二代目北原篁山、初代山本邦山(人間国宝)、藤原道山、吹禅を奥田敦也に師事。都山流尺八楽会師範、鎌倉三曲協会会員、尺八アンサンブル「風雅竹韻」メンバー。


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