センニンソウ 有毒危険!でも不作の時はなんとか食べられてた野草
空き家の垣根を覆うこの花。真っ白でよーく目立つ。ずっと気になってんだんだよね。
まきついて覆ってるみたい。
わんさか生えてる。雄しべがもじゃもじゃ!
花の大きさは2本の指に乗る程度。
小さいけど存在感抜群。
はなびらはまるでユキノシタみたいな綺麗な白いのが4枚。透明感がある。
真ん中のもじゃもじゃがすごい。
周りが白く、中央部が黄色っぽい。雌しべと雄しべ?
この真ん中のもじゃもじゃが特徴的な花だなぁ。
種になってるものと花が混在してる。クサノオウっぽいな。
こーい緑色で縁もギザギザがない。笹の葉を短くちっちゃくしたような葉っぱ。
これがもうすっぽりと家垣の木を覆ってる。もはや元の木が、なにか分からん。
さてさてこのもじゃりん花。なんて名前なんだろう?
しらべてみよーーーっと!!!
センニンソウの名前の由来は、花からじゃない!
てっきりこの、雄しべと雌しべのもじゃもじゃの部分が仙人っぽいから、”センニンソウ”だと思ったんだけど違うらしい。
花の後に果実から伸びた銀白色の長毛が密生した様子が、仙人のひげにたとえたことに由来してるんだって。
それは見れなかったなぁ。もう少ししたら見れるのかな。
有毒!トリカブトの仲間!!
このセンニンソウ、強い毒性があるとのこと。
最近ほんとに毒を引き当てることおおい…。身の回りにこんなに有毒植物が多いとは…。
トリカブトも同じ、キンポウゲ科。キンポウゲ科の植物はほとんどが有毒で、アルカロイドやプロトアネモニンなどの毒性のある成分を含んでいるんだって。
トリカブトと一緒ってのはやばい…。
茎や葉の汁は皮膚炎を引き起こし、花粉に触れるだけでも炎症を起こすんだとか。むやみやたらに触れんな…。
そしてこのキンポウゲ科は、美しい花を咲かせるものが多いらしい。
きれいな花を観察してたらまた有毒のやつに当たるかもなぁ。
でもどうしても食べ物がないときには食べられた!?
有毒…。有毒なんだけど…!
東北地方では、作物が不作のときに、毒成分の少ない若葉を煮て、よく水でさらして毒をぬいてから、炒めて食べたんだとか。毒の効果が弱くなる酢漬けにもしたんだって。
触ってかぶれるようなものを、何とかして食べようとしないといけないほど食べ物がなかったんだろうな。
そしてなんとかして食べれるようにしてしまったってのがすごすぎる。
牛や馬は絶対に食べない
別名が、”ウシクワズ”とか”ウマクワズ”とか、”ウマノハオトシ”、”ウマノハコボレ”。
絶対に食べないらしい。すごいな。ちゃんとわかってるんだな。
どうやってわかるんだろう?匂い?
魚毒っていう漁にも使われてたんだって。葉を潰して川に流し、毒にやられた魚を捕まえるってやつ。センダンと一緒だ。
一応生薬にも。日本では利用されてないけれど…
一応生薬にもなっている。名前は”ワイレイセン(和威霊仙)”。10月頃に根及び根茎を掘り出し、水洗いした後、乾燥したものなんだとか。
その他民間では、夏から秋にかけて採取したセンニンソウの生の葉を扁桃炎、神経痛、リウマチの痛みの患部に数分貼り付けるなど、少し手荒い療法があったんだとか。
ただ、毒性が強いから日本では利用されてないんだとか。
花言葉は、「安全」「無事」「あふれるばかりの善意」
いやいや…。全然これまでの事柄と一致しないわ…。
安全とか無事とか言われても毒あるしな…。なにが由来なんだろ?
センニンソウまとめ
ほんと最近毒の野草に当たることが多いんだよなぁ。子供とたくさん自然で遊びたいってなったら毒の草は知っておきたいけれど…思いのほかたくさんありそうでびびってます。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!読んでいただけた方にはもう明らかだとは思いますが、私は植物に関してはほとんど何も知しりません。タンポポがわかったり、オオイヌノフグリを知ってるのを自慢できるぐらいです。
この自然観察日誌のnoteは、そんな自然無知の自分が、最近自然を観察することのおもしろさに気づいたことをきっかけに、その日心に留まったものを観察し、少し調べたものを記録したものです。
誤りもあるかもしれません。その時はぜひやさしく教えてください。