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2022夏、北海道旅行[帰路1日目]

飯塚旅館

帰路の青函フェリーは揺れに揺れた。
デッキに出ると海に持っていかれそうで船室で結局寝ていた。
青森市に降りてすぐに安いガソリンを入れる。
北海道にいる時に、写真仲間が同じ日に青森でねぶた祭りを見に来ることを知って、なんと3年ぶりの実施だそうだ。
その時は行ってみようかなと思っていたけど、宿から1時間程。
宿の女将さんは、夕食早くできますよって言ってくれたんだけど、
なんだか忙しそうだしまあいいかなと今回は止めた。
後にいろんな人のレポを見聞きして、やっぱりその祭りの迫力と美しいねぶたを観てみたかったかも。

その飯塚旅館は黒石市にある。

旅館外観

大正3年建造の趣のある建物で、土間の玄関が懐かしさを誘う。
2階が客室で1階が食事室とお風呂。
廊下からふすま1枚隔てたお部屋でトイレ洗面は共用です。

2階廊下

部屋は布団を引っ張れば敷くことができる状態でスタンバイ
すぐ横になれるってすてき!

お風呂は3~4人で程よいサイズですが、いつも独泉でした。
泉質は低張性弱アルカリ性泉で熱め、浴室は新しく改装したようで青森ヒバ?の湯舟がとてもいい気持ち。古い浴室も趣があって好きだけど、私はやっぱり新しいもん好きかも。

温泉の魅力って何だろうと考える。
病気の平癒を願う人もレジャーとして向かう人も、夏冬を問わず体の芯が何と言うんだろう、じんわりと暖かさが広がっていって、その暖かさが夏場でも不快じゃなくて血が巡っていることがわかるような感覚って言うのかな。
そのおかげで肩こりの不快さがすっと取れたり、また温泉の中にいると浮力があることで、その浮遊感がとてもリラックスできて、それを効くというのかもしれないし、何も考えないでのんびりすることで自分の時間と向き合い、その時間がとても大切なかけがえのないものだと感じることもできる。
だからきっと温泉では何もしないことがいいのかもしれない。

なんてつらつら考えながらも、夕食がやっぱり楽しみですよね。地のものと地のお酒があれば、もう言うことなし至福なのです。

最初に用意されたもの
北海道もそうだったけど、魚介類がねっとりとしてうま味があるんですよね。エビの頭の内臓が特に好き
海のパイナップルと呼ばれるホヤです。私はあまり好きじゃなかったんだけど、これはおいしかった。お酒のおつまみに最高です。
しめ鯖と貝の酢の物
鮎、季節ものですね。
青森と言えば、大衆的なじょっぱり、うまいよ
ホタテの煮物、大きい
しめのお吸い物とご飯

魚中心のメニューはお酒に合うし、豚肉の焼き物はご飯のお供に
量も多くないのもいい。

確か鍵も掛からないし、ふすま1枚のオープンな部屋です。
足元までの大きな窓から外を見渡せば、古の旅人の雰囲気です。
古い宿のその雰囲気に身を投じてみるのもまた一興。

先日の大雨では土嚢を積んだそうで、隣の川はまだまだ濁っています。
その後も低気圧が居座ってまだまだ油断ならない様子です。
今年の夏は不安定な天気がまだまだ続きますが、早くお天気が回復するといいです。


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