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2023年2月の記事一覧
140字小説 2月お題「分」
ほしおさなえさん主催「星々」への参加作です。
No.1
繁華街の煉瓦塀に寄り掛かっている男を見た瞬間、私は一目で彼が人ではない者だと分かった。街行く人は気づいていないのか、誰も彼に気を留めない。私が見ていることに気づいた彼が笑顔でこちらに向かってくる。「騙されないぞ、私には分かってる!」そう叫んで目が覚めた。いつもの悪夢だった。
No.2
大通りを脇に入った先に雪野原が広がっていて、満月の今夜
ほしおさなえさん主催「星々」への参加作です。
No.1
繁華街の煉瓦塀に寄り掛かっている男を見た瞬間、私は一目で彼が人ではない者だと分かった。街行く人は気づいていないのか、誰も彼に気を留めない。私が見ていることに気づいた彼が笑顔でこちらに向かってくる。「騙されないぞ、私には分かってる!」そう叫んで目が覚めた。いつもの悪夢だった。
No.2
大通りを脇に入った先に雪野原が広がっていて、満月の今夜