僕の友人は天才かもしれない(上流からまさかの…編)
「へるつ!ちょっとストップ!!」
僕の先を自転車で進む友人が声を張り上げた。
高校生の僕は友人と自転車で図書館に向かう途中だった。
「なんだよいきなり」
田舎とはいえ、まだ朝も早い。
早朝から大声を出して近所の人に怒られたらたまったもんじゃない。
「そこの川ですごいもん見つけた!」
すごいものなんてあるわけない。
いくら田舎の汚い川とはいえ河童やぬっぺふほふなんていてたまるものか。
大声で僕を呼ぶ友人。
呆れ果てながら何が見つかったのかと問いかけることにした。
「何が流