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徐々に明らかになる明墨の過去。「アンチヒーロー」第3話感想

3話は最初2話とまた違った見せ方で、面白かったです。

1・2話で緋山(岩田剛典)が殺人を犯していると理解しながら弁護した明墨(長谷川博己)を、疑いの目で見始めた赤峰(北村匠海)。
赤峰の行動を見て、明墨はどう動くのか…それが争点となった第3話。

実は、今回の被疑者である政治家の息子・富田正一郎(田島亮)が関わった事件を以前にも担当していた赤峰。その時は、権力で事件の証拠をもみ消されてしまった。
赤峰は、富田の有罪を立証するために奔走する。

そんな赤峰を諫め、公平な目で真実を見定めるように告げる明墨。
その後、明墨はあえて追い詰められたフリをすることで富田の有罪を立証した。

最初の2話では常に人の上をいくように飄々と振る舞っていた明墨ですが、今回は法廷という目立つ場所でもしてやられた感を出して富田の有罪を認める形を取った。
法廷上で負けを認めるという行為も平気で行う彼にとって、ただ被疑者を無罪にすることだけが正義ではないということが分かりました。
弁護士としては表面上負けてでも真実を明らかにした、ということ
ですからね。
今回の行動で、ある意味より彼のことが掴めなくなりました。

3話の後半では、彼が以前は検察にいたということが明らかに。
検察に深い因縁があることはあることは想像に容易いので、今後は過去が解き明かされていくんでしょう。

果たして彼の中の正義とはどんなものなのか?
そして、意味深に登場している受刑囚(緒方直人)や少女(近藤華)と関係性は?今後が気になりますね。

しかし、「VIVANT」なんかに比べると裏切り要素は弱め。
ドラマの内容としては結構堅実なつくりに見えるので…ここからガッと数字を上げるかどうかはちょっと微妙かな。
個人的には楽しめているので、来週以降も絶対観ますけどね。

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