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逆言霊(?)が引き寄せたもの



ここ最近、母に話したことが逆言霊(?)になっている。


例えばとあるグッズの話。

新発売される推しのグッズたちに関して母とあれやこれやと語っていた(というか私が一方的に説明していた)のだが、その中で「これはこの値段では買わないかなー」と言ったものがあった。


それは学生証を模したカードで価格は500円ほど。

よくあるカードとは違ってプラスチック製と丈夫だし、学生証のようなレプリカ的なものには小さい頃から惹かれてきた。わかりやすいので言うと、なめ猫の免許証とか。当時ふっくらしたフェイスが可愛い又吉くんが欲しかったのだけど、シュッとした子(ニャン太郎くん?)が当たったんだったな……懐かしい。


小さい頃ならまずこの学生証を欲しがっていたはず。しかしそれから約20年後の私は『既存絵(かつ新しいわけでもない)が小さく印刷されたカードに500円……』と難色を示すケチな大人と成り果てていた。



しかし発売日当日にアニメイトへ向かい、その足で実家に寄った私が母に見せたのは件の学生証だった。なんかね、見たら欲しくなっちゃった。

それにこの商品はランダム品ではないので、これを買うことで推しに貢献できる。そう思うとね。他の単発グッズも買ったけど、貢献はなんぼしたっていいですからね。


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先日「飲むMOW」という商品が発売された。

その名の通り、MOWを飲み物にしたチルドドリンクである。以前ローソンで「飲むソフトクリーム」も販売されていたので、商品のコンセプト自体に驚きは特になかった。

三度の飯よりアイスが好き(?)な私だが、当時非常に話題となっていた飲むソフトクリームは1度も購入しなかった。なぜならアイスは”食べたい”からである。


マイナス温度であるがゆえの冷たさ、なめらかな舌触りや大きな塊を”もがっ”と頬張るあの感じ。これは液体では得られない美味しさである。あ、フラペチーノやシェイクの類は例外。先日いただいたドトールのヨーグルン(ヨーグルトフローズン)も舌が凍傷になったのであれもアイスの部類です。


しかし飲むMOWは完全に”飲み物”である。MOWが食べたいなら普通にMOWを食べたい。しかし飲むソフトクリームからの飲むMOWという流れがあることを考えるとアイスの液体化にはある程度ニーズがあるのだろうか。

確かに液体だと知覚過敏でも安心だし、時間を問わず手軽にアイス的なものを摂取できる。例えば仕事中とか。固形のアイスは休憩中しか食べられないが、液体ならいつでも問題ない。ということはみんな意外とアイス好きじゃん。うぇーい、みんな仲間じゃ〜ん(ウザ絡み)。


と、そんなことを母に主張していたのである。

そのなんと数日後のこと。夫がコンビニで色々と買い物をしてきたようで、その中にですね……


呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン


私のアイス好き、そしてそのなかでもMOWが上位にきていることを知っているだろうから『これは面白がってくれるのでは?』と思ったに違いない。その気持ちは嬉しい、けど……。


さすがにその場では言えなかったが、ものすごくビミョーな顔をしてしまっていたと思うので同じことだっただろう。むしろ理由を言わなかったがゆえにより不信感を抱かせたかもしれない。実は以上のような背景があったのでした。

しかしこうして買ってきてもらわなかったら、この手の商品は永遠にスルーしていた。良い機会だと思ってありがたくいただきたい。


今度母に「ヴィクトリアのパフェが美味しいらしいんだけど、私は食べないかな〜」とか言ってみようかしら……それは下心ありすぎだね。


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