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美味しさと共に紐付けされたもの



Top'sとコラボしたプリンをコンビニで発見し、購入した。


味の予想は大方ついている。きっと、私が好きなやつ。
それを享受したいのと同じくらい、母との思い出も呼び起こしたくて、私はレジに並んだのである。


(念のためですが、母は元気です)



以前、母が遊びに来た際にお土産を持ってきてくれた。作ってきてくれたお惣菜や地元で買ってきてくれたものの他に、こっちに来てから立ち寄ったコンビニで買ったものもあった。

それが、Top’sコラボのチョコレートドリンクである。普段私は甘いチルドドリンクをほとんど買わない(スタバの期間限定は買う。容器が可愛いから)。その一方で実のところ飲んでみたいものはたくさんあるため、このお土産にもテンションが上がった記憶がある。

とはいえ、正直市販のチョコレートドリンクに良い思い出はなかった。遠い昔にカ〇リーメイトの飲料バージョンを飲んだことがあるのだが、残念ながら当時の私の舌には合わなかったのである。以降は専らブロック派だ(ちなみに、幼い頃はチョコレート味ばかりを食し、今はプレーン味が一番好き)。


過去のトラウマを思い出し、若干おっかなびっくりで口にしたのだが、目が見開くくらいどストライクな味だった。砂糖の甘ったるい感じではなくちゃんとチョコレート味で、でもスッキリとしている。昼食時、パンのお供に母と一本ずつ飲んだのだが、美味しさのあまり「美味しい!」と母に何度も報告したし(うるさい)、あっという間に飲み終わって寂しくなってしまった。


その後、コンビニで発見して購入することができたが、結局は期間限定品である。知らないうちに姿を消してしまっていた。私は「ああ、終わったんだな」とあっさり受け入れ、行き慣れたアイスコーナーへと向かうのだった(切り替えの早さよ)。


そして忘れた頃にコンビニであの柄を見つけた。今度はプリンである。特定の柄というのは強い。このお店自体に面識はないが、この柄=美味しいチョコレート商品という方程式が私の脳内で完成されている。

しかし、この式には続きがある。『いつもは私一人しかいない部屋に母がいて、世間話を交わしたあの昼下がり』という個人的には非常にエモーショナルな記憶が紐付けされているのだ。もう、本当に個人的な話である。わざわざ念押ししなくても、さっきからずっと個人的な話だった……。



ということで、実食。
……そう、これです。期待通りの味。やっぱり私の好きな味である。
あの日とは違い、心の中で「美味しい」と呟き、ゆっくりと食べ終えた。



そしてあの日と同じく、また買いに行く気満々である。



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