「ホットサンド」「ドライカレー」問題
お昼時にカフェに行く場合、ホットサンドがあると大体それを頼む。パンとチーズが好きな少食だからだ。
カレーやパスタに比べ、パンは軽いことが多い。特にホットサンドはプレスする関係で分厚過ぎるパンは使わないだろうし、押しつぶされることによって実際量よりも食べやすくなる。
カリカリになった端っこも楽しめるし、中から熱々の具材が出てくるのもたまらない。ビバ・ホットサンド!である。
(↓↓家でも時々開催します)
先日カフェ開拓をしたのだが、そこを選んだのもメニューにホットサンドがあったから。
しかしテーブルに到着したのは、6枚切りのトースト1枚でそれよりも分厚い具材を挟んだサンドイッチ×2だったのである。つまり量感的にはトースト3枚以上。
普段は6枚切りを朝に1枚、昼に1枚消費する私。急遽フードファイト開始である。カーン!
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非常に美味しかったおかげで無事に完食できたのだが、今回の主題はそこではない。
「ホットサンド・同音異義語問題」である。
私が想定していたホットサンドは、ホットサンドメーカーを使ったもの。
ホットサンドメーカーを使っているため、明らかに「ホットサンド」である。
一方、私がフードファイトをしたものも、トーストしたパン(ホット)に具材を挟む(サンド)=ホットサンド。確かに間違ってはいない。
しかし前者と後者では完成図が全く違う。軽めに食べておやつにスイーツ食べようかなと思っていたのに、夕飯時になってもお腹が空かず、ご飯をパスしてアイスのみになったのだからびっくりである(ご飯は飛ばしても甘味は食べたい)。
世間では「ホットサンド」と聞いたらどっちをイメージする人が多いのだろう。
ちなみに母は私と同じ認識で、「今回みたいなのは“ホットサンドイッチ”と書いてほしいかも」と言っていた。名案じゃん。
しかし、トーストを使ったサンドイッチのほうこそホットサンドだとする派からの反発が起こる可能性もある。なんでこっちが「イッチ」を付けねばならぬのだと。区別したいならそっちが付けろよと。ホットサンド論争待ったなし!カーン!
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これに付随して思い出されるのは「ドライカレー」問題である。
私が一発目に思い浮かべるのは、ひき肉をメインに、みじん切りした具材を炒めてカレー味をつけたものをご飯の上にのっけたもの。
一方、ご飯をカレー粉で炒めた炒飯的なものもドライカレーと呼ばれている。
メニュー表で見ただけでは、ひき肉か炒飯かわからない。ひき肉たっぷりルーを食べるつもりのときにカレー炒飯が出てきたら、申し訳ないけどテンションガタ落ち必至である。
ひき肉タイプは水分が少ないルーという意味で「ドライ」?
炒飯タイプは全体的にパラパラしているから「ドライ」?
ホットサンドのときよりも別物感が強すぎて、なぜ同じ名前で両者が成立し続けているのかが謎である。
三谷的解決法は「ドライカレー」と「カレー炒飯」で区別することなのだが、これもまた後者こそドライカレーだと思っている人にとっては我慢ならないかもしれない。
しかもホットサンドのときと違って、完全に別のワードを外から持ってきてしまっている。炒飯?これは洋食であって、断じて中華ではない!カーン!
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どうやらホットサンドを頼んでおけば量的にも安心というわけではなさそうなので、これから何を注文すべきか考えあぐねている。
「これ、ホットサンドメーカーで作ったものですか?」と聞けばいいだけなのだが、初めてのお店でそれを聞けるか、あまり自信はない。
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