見出し画像

ラーメン屋さんでミニ丼を


少食かつ食べるのが遅い(甘味はその限りでない)私は、ラーメン屋さんから足が遠のきがちだった。





子どもの頃は、外食の選択肢にラーメン屋さんは含まれていたし、家族でよく行くお店もあった。しかし体型を気にし始めた頃からだろうか、次第にラーメンを控えるようになった。また、よく噛むようになったことによって食べる速度が鈍化、麺がスープを吸い込む方が速くなり、永久機関ラーメン(?)を生み出してしまうようになったのである。



親も昔ほど胃が強くなくなったのもあり、みんなで外食するときは回転寿司(魚べい、スシロー、はま寿司)の割合が高まった。みんなで食が細くなったことにより、ファストフード以外の外食で最も安くあがる説さえある。少し余裕を残して、帰宅後にアイス食べちゃったりするが、そういう調整もできるのが、回転寿司の良いところである。

回転寿司讃歌になりかけたので話を戻そう。




ここ1、2年でインスタントラーメンは食べるようになった(以前、嬉しかったようで記事にしてました)。家で作る生麺タイプのラーメンも大丈夫。しかし、ラーメン屋さんの暖簾をくぐるハードルは依然として高かった。



と、ここで折衷案が現れた。まずはラーメンではなく、ミニ丼を食べれば良い。



厳密に言うと、まず外食するという話が先にあり、それが夜ではなくお昼だった。そのときにラーメン屋さんに行くという選択肢が浮上したのだが、お昼だと確実にラーメン一杯は食べ切れない自信があったため、じゃあミニ丼があるならそれを私は食べます、ということになったのだった。



さっきまでの流れとズレる気がしなくもないが、結果的にこの日のランチは、今後のラーメン屋さんでラーメンを食すための第一歩に繋がったと思っている。ラーメンを食べずともお店に足を運ぶことで、次回は少しでも気軽さが増すはずだ。




そうして目の前にやってきた、小ぶりな丼。ラーメンに比べると小さいが、私の胃にはぴったり。普段の昼食より多いけど、これなら食べ切れる気がする。というか、これくらい食べられないと悲しくなってしまう。

ラーメン1杯、なんなら丼も一緒に食べる人だっているだろうに、丼1杯も食べ切れないなんて損している気がしてならない……などと言っても仕方ないので、冷める前に食べましょう。





サイコロカットされたチャーシューは衣を纏って焼かれたのか、カリカリとした食感と油の風味がプラスされている。こういう調理法があったのか(チャーシューのポテンシャルの高さよ)。そこにおかか、海苔、胡麻の香りがやってきて、シャシャ―っとかけられたマヨネーズがガツンとアクセントをつける。下の熱々ご飯が進む進む。

これだけだとクドいかもしれない。だが、トッピングの長ねぎと紅生姜がさっぱり感を補い、全体をキュッと締めてくれているのだ。どの素材も自らの役割を果たし、1つとして欠けてはならない調和のとれた世界がそこにあった。



最後まで美味しく食べられた。餃子も少しもらったのでお腹いっぱいだったが、丼のみだったらベストな量だったのでは……!?



次は晩御飯の時間帯にお邪魔して、ラーメンをいただきたいと思う。1度行っただけなのに、あのお店との距離が一気に縮まった気がした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏