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切り捨てる勇気

昨夜の寝る前は、外の雷雨のように
部屋の中も静かに荒れていた。

ソファーにぐったりして、嫌だ嫌だもう全部嫌だ!と
言ってもどうしようもないことを、言い散らかしている私にパートナーは


「自分の時間配分、人間関係、見直ししたら?心も時間も奪われて、その分、相手の負の感情を受け取ってるでしょう?」

口をつぐむしかない。思い当たることがあちこちにあるから。

Aさん。Bさん。Cさん。
一番古いAさんは、通話中にきこえよがしにパートナーが
「(私が)言っても無駄なことを何度もくりかえすなよ!」と
多少キレて言ったので、あまり通話がこなくなった。たまにこっそりきて1時間以上、状況報告がくる。
Bさん。
ちらっ!のスタンプから始まるので、
スタンプを返し「いま、ちょっと・・・」と打ち込みしている間に、電話をかけてくる。
「ねえねえ聞いて!今日はこういうことがあったのよ、もうね、ひどいのー!◯さんがね(私は知らない人)☓さん(この人も全く知らない人)にどうこうしてこうなってああなって…」
と、マシンガントークが続く。
恋人との惚気話の日もあれば、冷たくされて泣く電話もくる。その日によって様々。よく事件がおきるものだと半ば感心しているくらい。
放置していると4時間は話しっぱなし。
Cさん。
この人は精神障害を持っていて、私とは穏やかに話すけれど、かなり統合失調ハード。私には優しい性格で、この3人の中では一番物分りがいいけれど、送られてくるメッセージは、重い。障害者差別を受けたとか、体調が悪いという系のもの。

それらを、私の個人時間と引き換えに、負を渡されているんだよ、とパートナーは解析してくれている。結果、パートナー自身とのコミュニケーションタイムも削られているのだと、きっちり言われた。

「切る勇気、言う勇気を持てよ」

確かに、そのとおりです。
私は本業2のほうでは、分給200円で仕事している。
毎日48000円を犠牲にしているのだ。友達だから、というだけで。

みんな、良い人なのだ。聞いて欲しい欲求を私に持ってきているだけなのだ。

けれど。
自分を守るために、生活をしていくために、考える時期にきている。


この人達は、私の友達なのだろうか?
私は体よく、彼らの心のゴミ箱にされているだけなのだろうか?

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