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マキシマリストからミニマリストへ

「片付け」と向き合うことになった
最初のきっかけは、
高校を卒業して実家を離れ、
一人暮らしを始めてからでした。

私は片付けも掃除も大嫌いで
自分からはやらない子だったので笑
実家では綺麗好きで掃除好きの母が
いつも私の部屋を片付けて
掃除してくれました。

散らかし放題でも、汚しても、
常に母が片付けて掃除して綺麗にしてくれたので、
嫌なことをやらずに済みました。


物欲まみれで物が好き。
物をたくさん所有して物に囲まれていたい

マキシマリスト

しかし、物を増やすのは得意でも、
物を捨てることが出来ない。

そして、整理もしないので、
実家の私の部屋はとにかく物が多くて
物で溢れた部屋でした。

母に「これはいるの?」と聞かれる度に、
それがガラクタだったとしても
「いつか使うかもしれないから捨てないで」
「もったいないから一応とっておく」

そう答えていました。

一人暮らしのワンルームマンションへ引っ越す際に、
ほとんど整理もせず、
これも一応持っていこう、これもあったら使うかも、と
自分の部屋にあった物をほぼ全部、
ワンルームマンションに持って行きました。


都会のワンルームマンションは
ど田舎の実家の私の部屋よりも狭い部屋でした。

収納もほぼない、キッチンもベットも一緒の、
この狭い部屋に、

物をどう置けばいいのか?
物をどう収納して管理すればいいのか?

全くわからず。

とりあえずカラーボックスなどを買って
置けるだけ置いたら、、、

もう歩くスペースなんてないくらい、、、
収納と物で圧迫した空間になってしまいました。

一人暮らしは自由で楽しかったけど、、、
片付けや掃除をしてくれる母はいない。

収納棚と物で圧迫された狭い部屋で
嫌いな片付けと掃除と
向き合わなければならなくなり憂鬱な日々でした。

物がありすぎて管理できず
どう暮らすのが正解なのか全く掴めない、

途方に暮れながら、
とりあえずの適当な片付けと掃除をして
やり過ごしていました。

心配性、でも優しい母は、
やっぱり私の生活が心配で・・・笑
時々掃除や片付けを手伝いに
田舎からわざわざ来てくれました笑

家政婦の役割をしてくれた母に
時々助けてもらいながら

学校へ行き卒業し、
そして就職をして仕事をし、
しばらくして結婚しました。


同棲をしたことがなかったので
結婚して初めて人と暮らすようになり、

より片付けと掃除、
さらには断捨離や整理整頓と、
向き合うことになりました。

家族で暮らすことと、一人で暮らすこと、
その大きな違いを肌で感じました。

私の持ち物と、私の価値観と、私の性質と、私の好みと。
主人の持ち物と、主人の価値観と、主人の性質と、主人の好みと。

人それぞれ違うので、同じ家に住むとなると、
譲り合ったり、折り合いをつけたり、
時には妥協しなければならない。

幸運にも、
主人は潔癖でもなく、几帳面でもなく、
ズボラで大雑把で適当で、
片付けも整理整頓も掃除もできないタイプ。

そう、私と同じなんです笑
だからものすごく楽です笑

ただ、1つだけ大きく違うところがありました。
それは、、、

主人は「ミニマリスト」ということ。

しかも、子供の頃からの、
天然の「ミニマリスト」なのです。

私のように、なろうと思って
「ミニマリスト」になった訳ではなく、
もう、素で「ミニマリスト」

ということで、
結婚生活のスタートは

「物は必要な物が必要な分だけあればいい、
物に支配されない、天然ミニマリスト夫と、

物が好きで物を沢山持って安心する、
でも片付けられない、マキシマリスト妻の暮らし」

でした。


あれから20年弱ほど経ち
年月を積み重ねてきた中で

天然ミニマリストの主人の影響を受けながら
家と暮らしととことん向き合い、
色々な気づきと出会いと体験のおかげで、
今は私も「ミニマリスト」となりました。

そして、母任せにしていた、
大嫌いだった片付けや掃除や整理整頓も克服して
今はまるで別人に笑

人生で無縁だと思っていた、、、
なんなら自分がお世話になる立場だと思っていた、、、
片付け収納の仕事の経験もしました。

生活と真剣に向き合い、
物と真剣に向き合い、
家と真剣に向き合い、
私の思考と真剣に向き合い、

暮らしだけでなく、
人生が大きく変わりました。




片付けも掃除も整理整頓も出来ないままの私で、
それなのに、
物を増やし続け、物を多く持ち続け、物で溢れた暮らしを
何も変わることなく、今も続けていたら、、、
そう思うと、ゾッとします。

でも、、、
私の暮らし、人生が良い方へ変わったのは、
「片付けと掃除と整理整頓が出来るようになったから」
これが1番の理由ではないのです、
これは副産物のようなもの。

1番の理由は
マキシマリストから「ミニマリスト」になって
暮らしを「ミニマル」に変えたこと。

必要最小限の物で、
身軽に心地良く暮らすようになり、

暮らしを超えて
人生丸ごと良い方へ変わりました。

だからもう、
ミニマリストという在り方が良すぎて
ミニマルな暮らしが心地良すぎて

私はやめられないのです。

◆Instagram→https://www.instagram.com/zalala1209
暮らしの写真×暮らしのエッセイを
毎日投稿しています。

本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。








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