見出し画像

20040217 節電ナツメ球(5)

 先日、発光ダイオードのナツメ球$${^{*1}}$$に関して書いた。発光ダイオードナツメ球$${^{*2}}$$が100Vの元電源を切っても光っているのである。

 その原因として蛍光灯の回路に含まれていコンデンサ$${^{*3}}$$が電気を供給しているのではないか、と考えた。それにしても長い時間点灯し続けている。前回の記事を書いた時は30分以上点灯しているのを確認した。念のため、どれくらい点いているのか調べてみたら、数時間以上点いたままである。これはどう考えてもコンデンサに充電された電気がナツメ球を光らせているとは思えない。

 試しに蛍光灯のプラグを外してみた。すると発光ダイオードナツメ球のほのかな光りは消えた。やはり元から電気が供給されていた。元スイッチを切ってもわずかに電気が流れているらしい。

 家にあるスイッチ付きのタップ$${^{*4}}$$で、スイッチを切った状態にしてコンセントの電圧を測ってみると2V程度出ていた。ということはそこに何かをつなげれば電気が流れることになる。発光ダイオードナツメ球はこの程度の電圧さえあれば光るのだろう。

 発光ダイオードナツメ球を分解してみた$${^{*5}}$$。15mm程度の丸い基板の真ん中に透明樹脂の発光ダイオードが取り付けられその裏側には交流を直流に変換するダイオードブリッジ回路$${^{*6}}$$や発光ダイオードの電流制限用抵抗$${^{*7}}$$が取り付けられていた。

 真下に見える青いものはコンデンサだと思われる。その手前にあるのは100kΩの抵抗である。これの一方が直接100Vにつながるようになっていた。分解写真で言うと下の端が100Vにつながる。他方はダイオードブリッジ回路につながっている。青いコンデンサと100kΩの抵抗は並列につながれている。これらの素子の役目はブリッジ回路に加えられる電圧を100Vから適正な値に下げるのだろうが、抵抗だけでもよさそうな気もする。青いコンデンサは何のために取り付けられているのだろう。

*1 20040212 節電ナツメ球(4)
*2 【楽天市場】e-プライス:LED常夜灯
*3 ECCJ 省エネルギーセンター(Japanese) Home 電気管理Q&A/Jul.2002
*4 20031209 節電ナツメ球
*5 led.jpg
*6 趣味の電子回路工作 [The Hobby Electronics] ダイオード・ブリッジ
*7 バケさんの趣味の部屋、電子工作、GPS、パソナビ、Libretto改造、広島のおすすめスポットもあります LEDの電流制限抵抗の求め方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?