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20070530 はとめとはどめ

 「はとめ」という言葉は「はどめ」から派生したものだと今まで思っていた。何かを固定するという点で共通しているからだ。漢字で書くと「鳩目」と「歯止め」とだから全く違う。歯止めとは車などが回転しないように止めておく仕掛けである。車輪を止めるのに何故「歯を止める」と書くか。止めるのに歯車$${^{*1}}$$を使うことがあるからか。車輪を歯で噛むようにして止めるからだろうか。そうだとすると「歯を止める」ではなく「歯で止める」という意味になる。

 鳩目とは紐を通す小さな孔のことで、孔を補強する金具$${^{*2}}$$そのものを指す場合もある。$${^{*3}}$$の目のようだからそう名付けられたらしい。鳥の目などみな同じ様なものだろうから「とりめ」でもよさそうだが、鳥目$${^{*4}}$$には他の意味がある。どうして「鳩」なのか。「にわとりめ」では長過ぎる。名前は短い方がいい。「すずめめ」では「め」が重なって何か変だ。身近な鳥で二文字の名前は「はと」ぐらいか。だから鳩目なのか。そういえば鳩の目$${^{*5}}$$は蛇の目$${^{*6}}$$に似ている。だが「蛇の目$${^{*7}}$$」ではこれまた他の意味$${^{*8}}$$になってしまう。

 明治時代の古い辞書$${^{*9}}$$を見ると「歯止め」「蛇の目」は載っているが、「鳩目」はない。比較的新しい言葉なのか。

*1 20030701 サイクロイド
*2 ハトメ・鳩目*
*3 レース鳩と土鳩は違うの?
*4 鳥目 - 徴候、原因、処置
*5 鳥図鑑 ドバト
*6 aodaisyo アオダイショウ
*7 家紋図鑑_蛇の目/的
*8 和傘(蛇の目傘・番傘・舞傘・野点傘) | 和傘・下駄・草履の和装履物店 現代屋
*9 20051009 カバ

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