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20030418 goo辞書

 「goo辞書$${^{*1}}$$」が便利になった。「goo辞書$${^{*2}}$$」とは三省堂が提供する四つの辞書をwebで利用できるようにしたものである。非常に便利でしかも無料である。パソコンで文章を書く時、モニタから視線を大きくずらすことなく簡単に調べられるので重宝している。ただし、パソコンを動かしていない時は紙製の普通の辞書の方が簡単に引けて便利である。

 この「goo辞書$${^{*3}}$$」は最近、改良されて使いやすくなった。以前は国語辞書と日本語の新語辞書が別々になっていたので検索が二度手間になることがあったが、現在は国語辞典に統合されたので、国語辞典で見つからなかったから新語辞典で再検索と言うことはなくなった。

 しかし不満がないわけではない。できれば目的の見出しの前後数語が見られるようになっているといい。書籍の辞書では目的の見出しの周りの見出しも一緒に目に入ってくるので意外な発見がある事が多い。また、うろ覚えの語句を調べる時にも役に立つ場合がある。

 「goo辞書」には、検索する言葉と前方で一致する単語を全て出す「前方一致で検索」や解説に含まれる単語を検索する「逆引きで検索」が出来るようになっている。「前方一致で検索」ならば見出しの前後が見られそうだが、そうではない。前の方で一致した単語しか検出されないので、表示されるのは「後ろの単語」ばかりである。

 例えば「ざっき」を前方一致で検索$${^{*4}}$$する。「雑記」以外に「雑器」「雑記帳」「雑居」「雑曲」「雑居地」「雑居房」などが表示される。手許の辞書$${^{*5}}$$で見ると、前には「数奇(さっき)$${^{*6}}$$」「箚記(さっき)$${^{*7}}$$」「皐月$${^{*8}}$$」、後ろには「座付き$${^{*9}}$$」「五月雨」「皐月賞$${^{*10}}$$」などがあった。趣がかなり違う。

 よく使う海外の英語辞書には、ページの下方、左右に前後の見出し単語が一つずつ付いている$${^{*11}}$$。前後、五つぐらい付いているともっと使えると思う。

 こんな感じ$${^{*12}}$$になっていると便利である。上下のそれぞれの語句は辞書に収録した語句を五十音順に並べた時、目的の語句の前後に出てくる見出しである。それをクリックするとその見出しに直ぐ飛ぶように出来ている。こうすれば書籍の辞書を見る感覚に少しは近づく。リンクをクリックしていくと次々と新しい見出しが出てくるので、本のページをペラペラめくるように「web辞書を読む」ことが出来る。普通のweb上の辞書は検索語句を入れないと内容が表示されないので「読む」ということができない。

 適当に作ったので、見にくい。本当に使えるようにするにはもう少し表示方法を考えないといけない。

*1 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
*2 国語辞典(新語辞典)から検索する - goo ヘルプ
*3 goo ヘルプ
*4 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: ざっき
*5 JBOOK 商品詳細:書籍:講談社カラー版日本語大辞典第二版
*6 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 数奇
*7 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 箚記
*8 20000613 皐月と躑躅
*9 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 座付き
*10 JRAホームページ
*11 note. The American Heritage® Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000.
*12 雑記草辞書

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