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20011223 亀の引っ越し

 人間の引っ越し$${^{*1}}$$に伴い、$${^{*2}}$$の引っ越しも行った。亀だけ$${^{*3}}$$ではない。亀の水槽にはタニシ$${^{*4}}$$、オイカワ$${^{*5}}$$、ヨシノボリ$${^{*6}}$$、ヌマエビ$${^{*7}}$$が棲んでいる。これらを全部移動させなければならない。

 オイカワ、ヨシノボリ、ヌマエビは冬眠をしないので冬の水槽の移し替えは特に問題はない。冬眠をしている亀とタニシとが問題である。冬眠中に彼らを起こすのはどのような負担が生じるのであろうか。

 タニシは水槽に敷き詰めてある砂利の中で冬眠をしていた。亀は水の中で顔や手を半分だけ引っ込めてじっとしている。まず、亀だけをバケツに移し、水槽の水を抜いて魚やエビをもう一つのバケツに移す。タニシは砂利の中に潜っているので砂利をかき混ぜながらタニシを探す。水が冷たいので、結構大変であった。

 冬眠から強制的に叩き起こされたタニシはバケツの中で足を伸ばして動き出していた。亀たちはそれ程驚いた様子もなく、じっとしている。死んでいる訳ではない。

 新しい場所に水槽を移動し、生き物たちを水槽に戻してやった。タニシは水温が下がりすぎているためか、砂利の中に潜る気力がなくなっている。水槽に戻してやっても砂利の上で蓋を綴じて転がっているだけである。まさか、死んだのではないだろう。春になれば判る。

 亀はどうか。ミドリガメは特に変わった様子はない。水槽の中でゆっくり動いたりじっとしていたりしている。イシガメは冬眠の調子を狂わされたのか、日中は水から上がって日向ぼっこをしている。本によるとミドリガメは冬眠中でも日差しが強い日には水から出て甲羅干しをよくするが、イシガメやクサガメは一旦冬眠にはいると冬の間は水からは全く出てこないと、書いてあった。「全く」なのに日向ぼっこをしているのが気になる。

 日向ぼっこで体力を消耗して冬眠中に餓死$${^{*8}}$$するかも知れない。心配である。

*1 20011222 ブロードバンド(3)
*2 20011126 イシガメの鼻の穴
*3 20011119 亀達の生活
*4 群馬県立自然史博物館 収蔵庫を探る 無セキツイ動物 巻き貝類 タニシ・カワニナの仲間
*5 20000811 亀の心配(2)
*6 20010708 石を食べる亀
*7 淡水エビ類
*8 20010107 亀の冬眠(2)

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