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20070604 早めに来る人

 最近、時刻を決めて人と会う時に感じることがある。とにかく時刻を守らない人が多い。午後の三時に会いましょうと約束したにも拘わらず、二時五十五分とか、酷い時には十分ぐらい前に訪ねてくる人がいる。

 三時に約束したのだから三時に来て貰わなければ困る。こちらは何もせずに待っているわけではない。五分でも約束まで時間があるのだから何かをしているのである。訪ねて来られればそれを中断しなければならない。

 商用であれば定刻より遅れるのは以ての外だ。では、早く来るのはいいのか。おそらく約束の時刻より早く訪ねてくる人の頭の中には「約束よりも早いから問題ないのだろう」とか「早く行って早く終わらせよう」という思いがあるのかも知れない。そもそも訪問するのだから自分の都合の筈だ。自分の都合なのに更に都合よく考えている。

 どこか別の場所で互いに待ち合わせるのであれば、早く来るに越したことはない。訪問と待ち合わせとは違う。こんなことも判らないのだろうか。

 商用ではない場合はどうか。三時に伺うとしたら三時丁度に行くのがいいのか。訪問$${^{*1}}$$先では自分の家に迎え入れるためにそれなりの準備をする。準備は早く終わる場合もあるが、予想外に時間が掛かる場合もある。約束の時刻を過ぎても準備が終わらない場合がある。定刻に訪ねてきた客を言い訳しながら迎え入れる羽目になる。

 こうならないように十分程度は約束の時刻にわざと遅れる。こうすればそんな事態はかなり回避して貰えるだろう。人によっては「まだ来んか。遅い」と怒り出す人もいるので、わざと遅れるのは時と場合による。

*1 Q-STYLE 7F おとなのマナー 第17回「訪問のマナー」

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