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英語話者と翻訳、今後はどうなる??

 世界は約200もの国があって言語も数多くある。その中で使われがちな言葉は英語だ。極論言えば、英語話せれば海外とのビジネスができるし(日系企業でも社内公用語を英語にしているところもある。)、海外で迷子になったとしてもそこら辺の人にCould you tell me how can I get to a Japanese Embassy?やAirportと言えば祖国の地を踏めるわけだ。タクシーでTake me an embassy/Airportでも良い。

 話を変えて私は英語を使うバイトをしてる。実は、私はこの職場で勤務する時に自身のことはバイリンガルでは無いと思っていた。TOEICの取得率は9割前後で就活時において英語がすごくできる人と面接官に言われていた。私としては上には上が居るのは理解してるし、その言葉に素直に喜べていなかった。そのアルバイトに採用されて勤務するのに際し、バイリンガルについて調べると

バイリンガルとは2言語を日常会話レベルで使える者のことを指す。

 私の場合、英語は日常レベルどころか高校留学もしていて海外での1か月程度のオンラインインターンも参加していた。また、一部分野については本職に就いている人と専門的な会話ができていたことも総合的に見てみると自分が思っていたよりバイリンガルであったのだ。

 そう思って勤務に挑んだが、色々課題があった。まずは話すスピードだ。今では上手く調整できるようになった。ここ最近の悩みは留学時代のように早く適切なワードチョイスが出来ないことだ。日本語→英語に訳するということをしないで勝手に脳内で英文が逐次展開されていくのでそれを話しているが、対応が終わった後に、「あぁ、こっちの方がもっとsophisticatedな会話になったな」と後悔しがちである。英語を使わないと本当に感覚が鈍っていくのを痛感している次第だ。

バイトでの通訳機についての疑問

 それでも自分の言語スキルを用いてもそもそもその方が日本語や英語を知らないケースもままある。その際には文明の利器であるスマホやタブレット端末を使っての対応となるが、この人は何を言っているのか?向こうも此奴は何を言っているのか??というコミュニケーションの意思疎通ができないケースがある。例えば免税はできますか?という日本語訳が正しいのにもしもし、還付金はここにありますか?と数万円ものする翻訳機から出た時はちょっとした謎解きをしている気分であった。これは簡単な一例であるが、他に翻訳の精度が余りにも低すぎて分からないと頭を抱えた事も多々ある。

今の翻訳機の精度

 先ほどの例を挙げると翻訳機や翻訳サイトの精度はしっかりしていないということになってしまう。しかしながら、私はそう思っていない。例えば世界的に有名なIT企業の翻訳サイトについて調べたら最初は政府の公文書を検索エンジンにかけて分析をして翻訳アプリとして運用され始めて、その後ユーザーのラーニングや言語数も増えてきたとのこと。私自身、高校留学時代から翻訳アプリに世話になっているからこそより精度の高いものになってきたと感じているが、それと同時にバイトでの経験や大学にて論文の一文や単語を検索するときに満足のいかない結果がある事からまだまだ精度としては完全ではなく成長過程であろう。

私が思うこと

 技術発達によりシンギュラリティというAIが人の仕事を奪うだろう言われる状況になり、人間がAIにチェックメイトとなるのはそう遠くない未来であるのかもしれない。5年前、高校生だった私はその話を聞いて公共施設にペッパー君が大量発生するのだろうと静かに震えていた。しかし、ペッパー君の聞き取り力が余りにも低いせいか(某鉄道系YouTuberより)ペッパー君を見かけることは無くなった。翻訳機も改善を重ねてはいるものの英語のように一つの単語で複数の意味を有することもあるので正しいニュアンスや口語訳ができていないのでそのようにできるようになるにはまだまだかかる。固有名詞についての取り扱いも難しいはずだ。つまり、翻訳機VSその言語にある程度明るい人間との勝負ならば、人間がまだ有利であると私は思う。ただ、今後の技術次第では逆転するだろう。

 今回の話は自身の経験を通して翻訳サイトというのは相手との話が通じるケースも通じないケースもある事を読者様には理解して頂ければなと思うのと、学生読者様達には「英語の課題を翻訳サイトを使ってやると先生にばれるから極力自力でやろう」と忠告をしておく。

おしまい



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