ベルリンのまりこさん

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ベルリンのまりこさん

メディアコーディネーター。映像制作、取材、各種リサーチ、ローカライズなど。文化、教育、移民政策、中・東欧に興味あり。初の共著『ベルリンを知るための25章』(明石書店)発売中です。 ブログ→ https://marikokitai.com/

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「キアヌに会いたい」と思ってしまった女性の日

「キアヌに会いたい」そんなこと2日前にはちっとも思っていなかった。思っていなかった、といえば嘘になるが、具体的に本気で会おうとは考えもしていなかった、といえばいいだろうか。 いつものようにツイートを何気なく見ていたら、よく知っている映画館の写真とこんなセリフが目に止まった。 「キアヌに会いたい人は明日18時前にツォーパラストへどうぞ。」 思わず「えっ」と声が出てしまった。さらっと何気なく書かれているが、これはもう行くしかないのではないか、思わずそんな気にさせてしまう何か

    • 人生も探索(ゼルダ)である、と言ってみる

      重い腰を少しだけ上げて、ようやく確定申告に取り掛かった。2023年1月の口座履歴をざっと見てみる。確定申告という作業は1年の振り返り&反省会になりがちなので、過去を振り返るのが苦手な私には辛い作業である。 そうか、1月は毎年多かれ少なかれピンチなんだよな。脳内でそんな声がする。今年は1月どころか今の今までずーっとピンチなんだけれど。今年は一体どうなっているんだろう。円安は止まることを知らないし、コロナ禍の影響もいよいよ本気を出してあらゆるところで噴出しているのかもしれない。

      • ジムに通う理由

        今日は5月1日でベルリンは祝日。夏日で最高気温は27度の予報が出ている。空気が乾燥しているせいか、夜間に咳が出てなかなか眠れなかった。朝は9時半過ぎにやっと起き上がった。 今日も暑そうだなぁ。どうしようかな。 コーヒーを飲んでパンを齧りながら、ティアキンを始めた息子を眺める。私とは違い、やり込まないタイプなのでブレワイをクリアしたら興味がなくなったらしい。追加コンテンツもハードルが高いせいか途中でやめてしまった。意外である。とはいえ、私もまだ剣の試練極位には手をつけていな

        • 決めるときは決めたい

          トレーニングを定期的にするようになってから体型が変わった。痩せて締まるどころか、どちらかといえばドス来い安定型と言えばいいようなどっしり感。これってどうなんだろ。ふと鏡に映った姿をシゲシゲと見てしまった。ふくらはぎやら二の腕の筋肉が育っているではないか。 うぅ、こんなはずでは。 30代くらいまでは痩せ型だったような気もするが、気付いたらそこからずいぶんと時間が経っている。ジーンズも2サイズ大きくなってしまったし、もちろん背はこれ以上伸びてもくれない。これから衰えていく一方

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          アレルギー薬のせいなのか

          昨晩は咳がひどくて眠りが浅かったせいか、今朝も起きたらぼんやりしていた。ぼんやりしているのにアレルギーの薬を朝に飲むからさらにぼんやりとするのかも。さっき薬局でアレルギーの薬を買ったときに「毎晩、一錠飲んでください」と言われて思い当たったのだ。眠気が副作用ということなのか。 アレルギーの薬のせいなのか、咳のせいで眠りが浅いせいなのか。 なんのせいであれ、とにかく今月は人生史上最大にぼんやりとした1ヶ月だったように思う。何もしていなかったわけではないのだが、結局何をやってい

          アレルギー薬のせいなのか

          行く手を阻まれた若いカラス

          若いカラスがアパートの階段の踊り場から外に出られないでいる。なぜか上へばかり飛ぶので1階下の全開にされている大きな窓から出られないのだ。閉じ込められたと焦って全体が見えていないのだろう。完全にパニック状態に陥っている。 パンを置いて誘導を試みるもうまくいかない。脅かして下へ行かそうとしたがさらにパニックするばかり。試行錯誤した挙句、放っておくしかなさそうだ、という結論に達した。カラスが時間と共に落ち着き、窓から吹き込む風を感じて開け放たれている窓に気づくのを待つしかない。

          行く手を阻まれた若いカラス

          回し車とランニングマシーン

          午後からジムに行って、30分走り30分筋トレし、10分ダッシュしたらそこで1日が終了した。友人とジムのテラスでいろいろと話して自宅に着いたら18時を少し回っていた。今もあくびを何度もしながらこれを書いている。 相方は義母のお見舞い、娘は友人宅へ、息子はサッカーの試合へ。土曜日はこんなふうにバラバラで行動することが増えてきた。これからますますそうなっていくのだろう。サッカーの試合がアウェイの場合は息子を試合先まで連れて行かなければならないが、今日はありがたいことにホーム試合だ

          回し車とランニングマシーン

          氾濫するゴミ情報

          娘が日本語の補習校へ行く前にあわてて宿題をやっているらしく、漢字の読み方を尋ねてきた。 「短文」という漢字が読めなかったらしい。ネットで調べるにしても、漢字の場合はそもそも読み方がわからなければ調べようがない。短い文章のことを短文と言うが、音訓で読み方も変化するのだから漢字というものは本当に奥が深い。だからなおさら学習者にとってはハードルが高くなるのだろう。 短文に長文。それぞれ短い文章、長い文章のことだが「みじかい」という読み方を知っていれば「短文」が読めなくても意味は

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          瘴気にやられたようだ

          「ママ、トイレに落書きしても消したら消えるけど、あれは(起こったことは)もう消せないからな」 息子はこんなふうに物事をよく観察していて、非常に的を得たことをさらっと言ったりする。これだけよく理解できているのであれば安心だ。この言葉を聞きながらそんなことを思う。まだ小学生だけれど、物事の本質をわかっている方なのかもしれない。とはいえ、やはりまだ小学生なのでしょーもないことをやらかして怒られることはたびたびある。 世の中には「取り返しの付かないこと」というものが一定数存在する

          瘴気にやられたようだ

          たまには自分にご褒美を

          先週から真冬のような冷え込みのベルリンだが、来週半ばには最高気温が26度という予報が出ており、さすがに体がついていきそうにもない。気候変動も厄介だが、円安の影響をまともに受けているせいか今年はフリーランスとしての仕事の方も閑古鳥が鳴いており、私も泣きたいような気持ちだ。まぁ、大袈裟に書いているだけで別に泣かないんだけれど。 もういい年なのに、いつまでも自転車操業やジェットコースターのような日々というのも辛いものがあるし、実際に辛い。身に堪える。なんでこんなことに。まさかとは

          たまには自分にご褒美を

          Меня раздражает всё.というフレーズ

          今日も朝からどうもぼんやり。ここのところ、寝不足気味なので仕方ないがほんとどうにかならないかな、というくらい集中力もない。また体を動かして気持ちを少しでも前向きに持っていこうとリングフィットをした。気持ちは大して前向きにならなかったが、少なくとも軽い筋肉痛にはなった。 火曜日はロシア語の授業がある日なので、早めに夕飯を仕込む必要がある。パスタにする場合が多いが昨日の晩もあまりやる気が起きず、すでにパスタを作ってしまっていた。じゃぁカレーにするか、と野菜を切って肉を解凍してぐ

          Меня раздражает всё.というフレーズ

          嫌でもコミットすること

          急に辺りが暗くなり雹まじりの雨が降ってきた。しかも大粒である。息子をサッカーに送り出したのは失敗だった。しかし、この天気。4月下旬にしてはあまりにも寒すぎる。まるで誰かさんの胸中を表すかのような天気である。もう勘弁してほしい。 仕事のメールが来たのかと思ったら、2通目のお祈りメールだった。この応募案件は面接に呼ばれるのかどうかを試すために締め切りギリギリに出したものだったので初めから期待はしていなかったものの、お祈りメールはお祈りメールである。もらって嬉しくなる類のものでは

          嫌でもコミットすること

          何事もほどほどに

          「いい加減」というのがどれだけ難しいことか。几帳面すぎたり真面目すぎたり。頑張りすぎたり無理しすぎたり。人間、何事もやりすぎると碌なことがないのである。仕事でも育児でもゲームでもやりすぎはよくない。やりすぎると何かしら弊害が出てくるものだからだ。体調を崩したり鬱になったり、廃人になったり。 その辺の匙加減というものを死なない程度に痛い目にあったりしながら人は日々学習していくものなんだろうと思う。だから何でも早いうちに試してどんどん失敗しながら学べばいい。経験を積む、というの

          何事もほどほどに

          選択の連続

          今週は本当に精神的にいろいろと辛いので、とうとうティアキンを解禁した。オープニングムービーが好きすぎて何度でも繰り返し見たくなる。なんだ、あの空から真っ逆さまに落ちる解放感は。何度でもダイブしたい。 ブレワイのオープニングも広い大地を見渡す感じが素晴らしかったが、今回は多層から成る世界観。武器も移動手段もブレワイの時とは一味も二味も違う。味付けが少々濃いような気もするが操作に慣れるまで序盤はゆっくり進めて行こうと思っている。とにかくティアキンをしている間は余計なことを考えな

          お祈りメールをいただいた

          初めてきちんとした履歴書を送り、面接に呼ばれ、お祈りメールまで頂いた。なるほど、こういうものなのか。上の文面にあるように今回トライしたのは難民支援センターでの仕事だった。面接を受けていて感じたのは、面接担当者が真っ先に尋ねた「メディアの仕事からなぜここにこようと思ったのか」ということからもわかるように、ドイツでよく求められるキャリアの一本化の大切さ、というである。要するにこれまでやってきたことと全く違う分野に手を出す、ということをドイツの人たちはほぼしないし、おそらくできない

          お祈りメールをいただいた

          走ってきた

          今月は、というより今週は立て続けにしんどいことが次から次へと降ってくる。家でモニターの前に座ってばかりいると精神的によろしくないので、ひとまずリュックにスポーツ用具を入れてイチゴと飲み物を準備し、徒歩でジムへ向かった。 今日も朝は空気が冷たくて音楽を聴きながら早足で歩くにはちょうどいい気温である。天気は晴れ。ジムに着いたらいつもより早いせいか顔ぶれが違っていた。年配の人が多い時間帯。着替えて真っ先に向かうのはランニングマシンである。 前々回は30分弱、前回は30分強は走れ