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たまには自分にご褒美を

先週から真冬のような冷え込みのベルリンだが、来週半ばには最高気温が26度という予報が出ており、さすがに体がついていきそうにもない。気候変動も厄介だが、円安の影響をまともに受けているせいか今年はフリーランスとしての仕事の方も閑古鳥が鳴いており、私も泣きたいような気持ちだ。まぁ、大袈裟に書いているだけで別に泣かないんだけれど。

もういい年なのに、いつまでも自転車操業やジェットコースターのような日々というのも辛いものがあるし、実際に辛い。身に堪える。なんでこんなことに。まさかとは思うが、日頃の行いが悪いのだろうか。

私はただ普通に仕事をして精神の安定を保ちつつ、たまにジムで汗をかきたいだけなのに。なぜこうなるのか。トラブルが私の頭上に次から次へと降ってくるのだ。ここまで大変なことが続くと、あとはもう上向きになるよりほかはないよなぁ、というところまで来ている。こんな状況はモスクワから帰って半年ほど何の動きもなかった2001年の秋冬以来じゃないだろうか。

凪状態というか、だだっ広い海の真ん中で風がぴたりとやんでどちらにも進めず、ピタッと動きが止まっているような感じなのである。ただ、なぜか雷だけは直撃するのだからどうしようもない。

仕事の問い合わせもちょこちょこはあるにせよ、なんといっても円安の今はなかなかこちらの提示額とマッチしない。日本は円安、ドイツはインフレ。仕事がないとはいえ、最低限のラインを下回る提示はできない状況だ。

先週から今週にかけて不毛なトラブル処理やらお祈りメールに案件不成立が続き、疲労困憊というありさま。これではいかん、と今日は寒い中、徒歩でマッサージに行ってきた。というより、ちょうどいいタイミングでマッサージの予約が入っていたのである。何週間か前の自分に心から感謝したい。

ストレスのせいか、体は自分でも気づかぬうちにガチガチに強張っていた。マッサージの力加減がいつもより強く感じたので少し弱めてもらう必要があったくらいだ。そして1時間経って施術が終わったときは半分気絶していた。大丈夫なのか。

文字通りフラフラしながら鏡を見たら髪の毛はバサバサだし、疲れ切った顔がこちらを見ていた。とほほ。それでも体は幾分かは楽になっていたので施術をしてくれ女性に惚れそうになった。つくづく大変な仕事だと思う。

疲れたときはこうやってたまには自分を甘やかしてあげる必要がある。その辺の匙加減が昔からあまり上手ではなくて、たまにバタン!と音を立てて文字通り倒れていた。若い時はそれでもいいのだろうけど、今、それをやるとそのまま昇天しそうな勢いなので、昔よりは自分の体調管理に気をつけるようにはなってきた。

どこもかしこも大変なご時世なので無理をしすぎず、たまには自分にご褒美をあげつつ、なんとか乗り切りたいものである。

最近、コーヒーの量が増えていたので、今日はハーブティーを飲みながらこれを書いている。今日こそティアキンをしようと思う。


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