ベルリンのまりこさん

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ベルリンのまりこさん

メディアコーディネーター。映像制作、取材、各種リサーチ、ローカライズなど。文化、教育、移民政策、中・東欧に興味あり。初の共著『ベルリンを知るための25章』(明石書店)発売中です。 ブログ→ https://marikokitai.com/

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「キアヌに会いたい」と思ってしまった女性の日

「キアヌに会いたい」そんなこと2日前にはちっとも思っていなかった。思っていなかった、といえば嘘になるが、具体的に本気で会おうとは考えもしていなかった、といえばいいだろうか。 いつものようにツイートを何気なく見ていたら、よく知っている映画館の写真とこんなセリフが目に止まった。 「キアヌに会いたい人は明日18時前にツォーパラストへどうぞ。」 思わず「えっ」と声が出てしまった。さらっと何気なく書かれているが、これはもう行くしかないのではないか、思わずそんな気にさせてしまう何か

    • 朝起きるのがつらい

      可能であれば気の済むまでベッドにいたい。ここ数ヶ月は早起きするのが本当に苦痛である。眠りが浅いのかいつまで経っても眠気が取れないし、お弁当の準備をして子どもたちを送り出してから、二度寝のためにベッドに戻ることも増えている。何なんだ一体。 無理をすると碌なことがないので体が二度寝を欲しているのであれば寝るようにしている。ただそうなると午前中が短くなる。ロシア語の先生が言っていた「灰色の日常生活」ってこういう感じなんだろうな。 去年や一昨年の今頃はどんな生活だったのだろう。ふ

      • 必要最低限のリスペクト

        今日はお昼前に家を出て友人宅に向かったら接続が良すぎたのか予定より30分も早く目的地に着いてしまった。友人に連絡するとまだ帰宅していなかったので、駅前のスーパーで買い物を済ませておくことにした。冷蔵庫が見事に空っぽになっていたからだ。昨日、息子と買い物をして帰宅したあと天気が崩れるかなと思い出かけるのをやめたのもその一因だ。10代の子どもがふたりいるとエンゲル係数はどうしても高くなるし、美味しいものからどんどん消費されてすぐになくなってしまう。 友人宅では今年初に当たる白ア

        • フィットネスあれこれ

          ジョギングを始めて約5年、リングフィットをやり始めて約1年半、ジム通いを始めて2ヶ月ほどが過ぎた。痩せる、というよりは体付きが逞しくなりつつあるが筋トレをすると下半身も安定するので、最近になって若干走りやすくなったような気はしている。とにかくここまでいろいろとフィットネス関連への興味が出てくるとは思っていなかった。 家にはいまのところリングフィットをするときに使うヨガマットとストレッチポールがひとつあるのみ。長さ90センチ、直径15センチのストレッチポールは肩甲骨周りの痛み

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          疲れやすいな、と思ったら

          先日、スーパーのレジでカードリーダーからカードを抜き忘れた。レジ係の人が気づいて教えてくれたので事なきを得たが疲れているサインである。鉄分不足に気づくのも遅すぎるといえば遅すぎる。産婦人科医にも「この数値だとほぼ在庫切れじゃないですか。エコーをしておきましょう」と言われた。ジムのトレッドミルから転げ落ちるまで放置しなくてよかった。いつものパターンだと文字通りパタンと倒れるまで気づけないのだから少しは進歩したのだろう。 優秀で話の面白い家庭医の勧めで血液検査をしておいて本当に

          疲れやすいな、と思ったら

          人間観察

          昨日は文字通り何もしなかったので、今日は早めに家を出てジムに向かった。ジム仲間の友人もほぼ同じタイミングでチェックイン。 鉄不足なのにがっつり運動するのもいかがなものか、と思いつつ30分走る。いつもより少しペースを落としたせいか鉄錠剤のおかげなのか若干、平均心拍数が下がって(170→160)いた。気のせいかもしれない。 走ってからいつものように筋トレをしようと思ったら、自分より年上の3人組がワイワイしゃべりながら筋トレマシーンを占拠して動く気配がない。仕方がないので空いた

          ひとりの時間

          昨日、今日と丸1日くらいひとりだったのだが、娘に既に見透かされているようにひとりになった瞬間、食事がいい加減になりがちだし、時間を気にしなくなる傾向がある。 まず、朝は起きたい時間に起き、ノロノロと朝食をとりお昼もお腹が空いて初めて何を食べようかなぁ、と冷蔵庫を開ける、という感じ。 ママ、今日のご飯なにー?何時にご飯?今日は19時でいいで。 タイムキーパーである息子が家にいないと朝・昼・晩のご飯の時間が平気で2時間くらいはずれてしまう。昨日は気づいたら20時を過ぎていて

          凪状態

          今ちょうど気分的に大海原にイカダでポツンと漂っているような感じなんだけれど、見事に凪状態で一進一退どころか全く動けないでいる。突然、ざばぁと水面下からモンスターが現れるわけでも、悪天候に見舞われてイカダに雷が直撃してバラバラに壊れるわけでもなく。ただただじっとそこにいる。どちらに進めばいいのかわからないし、陸地らしきものすら全く見えない。 ここまで凪状態が続くのも珍しいというか、こんなことはおそらくベルリンに来てから初めてなんじゃないだろうか。2024年の前半はこのまま何も

          海外生活における定期検診の大切さ

          職種によっては必要となる麻疹の予防接種証明書。日本で接種済みかつ感染済みのはずだが、念のために抗体値の有無を調べてもらおうと家庭医に相談した。抗体値検査のために採血が必要なので、チェックアップの血液検査と一緒にやってしまいましょう、という話になり採血をすることになった。 その結果、なんと麻疹の抗体はネガティブだとわかったので慌てて予防接種をしてもらうことにした。成人の場合は4週間後に2回目の接種が必要になる。ドイツで教育関連や医療関連の就職を希望する場合、麻疹の接種証明ある

          海外生活における定期検診の大切さ

          近所のホームドクター

          近所の診療所には入れ替わりで新しい医者がやってくるのだが、今の先生が自分にとってこれまででベストな家庭医である。この先生、なんと言っても話が面白い。 今日は念のためにチェックアップの血液検査とまとめてTieterbestimmungという抗体検査の結果報告だったのだが、開口一番にこう言われた。 「あなたにはMasernの抗体反応が出ませんでした。日本はきっちり予防接種がある国だし、麻疹にかかったというお話も聞いているのでまさに予防接種の失敗例ということになりますね。残念。

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          「灰色の日常生活」(Быт)

          昨晩で3月から行き始めた10回のロシア語会話コースが終了した。次回のコースは9月初旬スタートなのだが、これには残念ながら参加できそうにもない。一時帰国のスケジュールとほぼ重なっているためだ。もしコースが続行するのであれば来年に持ち越してでも参加したい。そのくらい今回の先生がよかったのだ。とにかく話が面白かった。 先生はロシア語話者であるが、出身はウクライナである。ペレストロイカ直後の1991年にベルリンに来たそうなので在独歴も私と数年しか変わらない。同じ外国人としてベルリン

          「灰色の日常生活」(Быт)

          焦らず負担にならないように

          今朝は朝イチで雇用局に出向き、担当者と会って話をしてきた。今回は前回からこれまでの報告といった向きが強く、こちらから特に質問があったわけではない。さて、何をどこから話せばいいだろう。 ・担当者に教えてもらったリンク先の募集要項に応募→面接→不採用通知 ・類似案件に応募→返信待ち ・並行してミニジョブ(バイトのような雇用形態)に応募→返信待ち ・オンラインコース受講予定 ・ドイツ語教師養成コースはスケジュール的に合わないので先送り 以上のようなことをざっと話すと面接でどんな

          焦らず負担にならないように

          時間ばかり掛かるシステム

          私の「やる気」というものは残念ながらあまり長続きしない、という非常に取り扱いづらい特徴がある。鉄は熱いうちに打てというが熱くなっても何かの拍子で秒で冷めたりもする。付き合いにおいても同じことが言えるかもしれない。これはないな、と思った瞬間にピキッと凍てついた大地が目の前に展開されるのである。シベリアの大地。さっきまでの熱帯雨林並みの暑苦しい情熱はどこへやら、である。 それは冗談としても熱しやすく冷めやすい、というのはおそらく間違ってはいない。就活も一度面接に行き、、面接の際

          時間ばかり掛かるシステム

          時間を忘れる

          子どもの時からそうだったが、ひとつのことにハマりやすい。それを早々に見抜いたのかはわからないが、両親は私にファミコンを与えようとはしなかった。その代わりに、と言ってはなんだが父親は毎週のように私に本を買ってきてくれた。 当時、何度も読み返した本は以下のとおりである。 ・はてしない物語 ・モモ ・ガンバとカワウソの冒険 ・ナルニア国物語 ・少年少女世界文学シリーズ 最後のシリーズについては正式名称は忘れてしまったが、何巻にもおよぶさまざまな童話や物語で構成されたボリューム

          結果よりプロセス

          息子にオーロラを見せてあげたかった。 今から出るの?ほんまに見える? 夕飯を食べて少し休憩してから息子をなんとか説得して外に出たら、日が伸びていたせいかまだまだ夜景というよりは夕景だった。完全にフライングである。それでも久しぶりに子どもとは普段はあまり出歩かない時間に、少しだけ公園に座って空を見上げていたわずかな時間はなかなか風情があった。遠くの方に見えるほっそりとした月もきれいだったし、週末の公園の喧騒も感じることができた。 10分ほど座っても日がなかなか暮れそうにも

          結果よりプロセス

          「橋の日」の過ごし方

          今日もいい散歩日和のベルリン。遠出するには体調がイマイチだったのだが、「橋の日」(Brückentag:祝日と週末の間の金曜日を休校にして連休にするドイツらしいシステム)で学校が休みの息子に何がしたいかと尋ねたら「あんまり歩きたくないから遠くないところでご飯食べよう」という返事。そうだ、この人はどこかへ行って何かがしたい、というよりおいしいものが食べたい人だった。 まだドリンクを2ユーロで提供しているベトナム料理を出すお店が近所にあるのでそこへ向かうことにした。「あの店、マ

          「橋の日」の過ごし方