ベルリンのまりこさん

メディアコーディネーター。映像制作、取材、各種リサーチ、ローカライズなど。現在、ベルリ…

ベルリンのまりこさん

メディアコーディネーター。映像制作、取材、各種リサーチ、ローカライズなど。現在、ベルリンのウクライナ難民到着センターで勤務中。初の共著『ベルリンを知るための25章』(明石書店)。 ブログ→ https://marikokitai.com/

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ホームとアウェイ、一周回って初心に帰る

はー、無事に終わった!でもまたこれからが大変になりそうな本日(10月4日)の大学訪問。 よくよく考えてみると今回の一時帰国中、これまでにお会いした方がほぼ全て女性の大学関係者、というのもこれまたすごい偶然である。会うたびに執筆された研究報告書なるものが増えていく。大学関係者以外にお会いしたのは娘の留学先の担当教員やお世話になるホームステイ先の方々である。 もうなんというか、一言でいうとベルリンの職場環境とは(予め理解はしていたものの)全くもって何かが違うのである。それはも

    • たぬきのおかげ、ネコのおかげ

      もはや何を言っているのかすら意味不明だが今回のnoteはあくまでも今の気持ちを忘れないための覚書のようなものだと思っていただきたい。 まぁほんとうに人間なんていうものは難儀なもので、50年余生きようがそれほど分別がつくわけでもなく、己のジェットコースターのような感情に振り回され、太陽フレアあるいは具合の悪いネコのせいで不眠に陥り、丑三つ時に真っ暗な部屋の中でスマホを握りしめるという体たらくを晒したりもするのだがこれも黙っていれば誰にもわからない。 こんなことになるのも自分

      • 「彩光は最高」

        大阪に帰ってきてからもう数日になるが今日の午後に予定されている講演と題された打ち合わせの準備に追われ、気持ち的にあまりゆとりのない生活を送っている。準備不足なのに加え、そもそも人の前で話をするのが苦手なのだ。 だから東京滞在中に運良くチケットを入手し、池袋にある東京芸術劇場で観ることのできた「リビングルームのメタモルフォーシス」について何も書けずにいた。一時帰国中というのは不思議なもので、今回のように自由な時間がいくらでもあるというのになかなか落ち着いて考えをまとめられない

        • 急がば回れ、今日は雨。森美術館にブルジョワの展覧会を見に行く。

          昨日、一昨日と急に冷え込んだ東京。昨日は30分以上もかけて六本木にある森美術館に出かけた。 ・・・ 30分以上かけて六本木に来ているが「はなまるうどん」の看板に惹かれて地下に吸い込まれてしまった。結果としてツルツルうどんを食べている。食べ終わって地上に上がると今度は雨が降っていた。日本の雨はにわか雨でも結構な雨量になるため10分も歩くとびしょぬれになることよのぉ、というわけで目にとまったCINNABONというシナモンロール専門店でカプチーノを飲みながら雨宿りをしている。

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          メンテナンスのための東京滞在

          昨日、今日とようやくホッと一息つける涼しさになった東京。窓を開けて外気を取り込みインスタントコーヒーを呑みながら神戸屋の焦がしバターのメロンパンを食べる。なにこれ、絶妙でおいしいなぁ。 さて、コーヒーを飲みながら今日は何をしようかな、と思ったときにふと先日走ってみたいと思った場所に行ってみたくなった。中野区にある平和の森公園内のきれいなトラックで走ってみたい、そういう気分になる爽やかな朝、というかのんびりしていたらすでに10時半を回っているではないか。モグモグ。 先日歩い

          メンテナンスのための東京滞在

          放課後に娘と池袋へ

          「今、学校にいるぞ」 8時半前に娘からこんなメッセージが届いた。いるぞ、って。いるんか、そうか、それならよかった。 娘さん、夏バテなのか昨日も一昨日も体調を崩して欠席していたのだ。少しはマシになったのかよかった、と思っていたら「学校のあと会おうよー」とメッセージがきた。いいけど最高気温37度とかでかなり暑いぞ、大丈夫なのか。 そこで六本木の駅から少しばかり歩く必要のある国立新美術館は別の日に行くことにし、授業の終わる午後3時過ぎに娘の留学先の学校に向かうことに。滞在先か

          放課後に娘と池袋へ

          池袋のグローバルリング

          隣のページには「トコジラミ」のロシア語とドイツ語のメモ。思えば遠くまで来たもんだ。今は池袋のGlobal Ring Cafeでホットカプチーノを飲みながら(無印の手帳に)これを書いている。まさにパラレルワールド。 トコジラミ発生が日常の世界からグローバルリングへ。このグローバルリング、現代の円形鳥居で土地の記憶を未来につなぐという意味合いがあるらしい。池袋、という地名からもわかるように、かつてこの地にあった「丸池」をデザインの源泉にしているのだそうだ。いろいろと奥が深いし何

          池袋のグローバルリング

          久しぶりの投稿

          気づいたら、noteの投稿もずいぶんと途絶えていた。 もう9月も中旬を過ぎていてなぜか東京でこれを書いている。14日の夜に羽田に着いたのでまだ東京滞在は3日目。あれだけ指折り数えて出発日を待っていたのにもう今は東京にいるのか。体調を崩さなかったのが信じられないほど出発ギリギリまでシフトが入っていた。 あのベルリンでの怒涛の日々が嘘のように、毎日好きな時間に寝て、好きな時間に起きている。時差のせいか変な時間に目が覚めたりもするがそれも気にならない。ほとんど予定もないからだ。

          今年で一番暑かった日

          昨日のベルリンはただただ暑かった。どうやらドイツでは今年の最高気温をマークしたらしく、日中は35度近くまで気温が上がったからだ。日本で暑さ対策のために買ったクールタオルを思い出し持参したくらい。濡れタオルを頭の上に置いたり、首に巻いたりして暑さを凌いだ。そしてこんな日に限って午後から夜までスポーツのシフトが入っていた。 体育館の中も自分の体温くらい気温が上がっていた。外に出たら出たでジリジリと容赦なく太陽は照りつけ風もなくただただ暑い。自転車コースにはそれでもたくさんの子ど

          今年で一番暑かった日

          「病欠」の同僚たち

          昨日は休みだったのだけれど、整体の施術中に管理部門から2度も携帯に連絡が入っていたのに気がついた。2度も掛けてくるということは何か大事な案件なのだろうと掛け直してみたところ、翌日のシフトを遅番から早番にできないか、という打診だった。今日は午前中は整体と買い出し、午後は子どもたちの歯科医が入っていてほぼ何もできない。明日は午後からだから少しはゆっくりできるだろう、と思っていたのだが仕方がない。ここは引き受けておくことにした。何といっても7週間の日本行きを認めた上で雇用してもらっ

          「病欠」の同僚たち

          ドイツ語をうまく話せない同僚とロシア語をうまく話せない私

          いつもニコニコ笑いかけてくれるオムスク出身のロシア人同僚。昨日はスポーツ担当だったので、ホール担当だった彼女とは同じシフトには入っていなかった。ウクラナイ人同僚と歩いていると、すれ違い様に珍しく元気のない様子だったので思わず声をかけた。 どうしたの?また何かあった? すると、彼女はウクライナ人同僚に矢継ぎ早にあれこれぶちまけ始めた。やっぱり何かあったんだろうな。よくよく聞いてみると、ロシア語を話さない同僚たちは知らん顔で何もせずに座っているだけ。ロシア語話者なので揉め事の

          ドイツ語をうまく話せない同僚とロシア語をうまく話せない私

          日々、学びあり

          シフトを交換したせいで今週はなかなか2日連続の休みが来ない。中1日だけの休みだと洗濯機を回したり、整体に行ってスーパーに行くだけで半日なんてあっという間に経ってしまう。まさに今日がそんな水曜日。ジムに行く余裕なんてどこにもない。次の休みまでお預けである。 さて、ゲストも叫んだり引っ掻き合いの喧嘩をしたりで大変なのだが、同僚たちもかなり大変なのが現在の職場。学校に行っているときの感覚が蘇ってくる場面が多々あるのだが、まずは朝の会(あるいは昼の会)でひとりの同僚が文句を言い始め

          「多様性」なんて簡単には言えない

          やはり主に子どもや若者、スポーツ好きな大人相手であるスポーツ担当とは違い、住人のベッドが設置されているホール担当はいろいろと大変である。今週は二連続夜勤に続き、遅番が続いたので若干疲労気味。ホールが続くと精神的にもぐったりである。 昨日は15時前に到着したのだが同僚に声をかけると、どうやら昨晩、女性同士で引っ掻き合いの喧嘩があったらしい。引っ掻き合いの喧嘩なんて大人がするものではないと思っていたのだがどうやらそうでもないらしい。自分の中では小学校低学年かそれ以下のレベルの喧

          「多様性」なんて簡単には言えない

          3日半の一人暮らし

          相方と息子は日本に滞在中、娘は親友と一緒に3日間カヌー旅行で不在。今週の月曜日から木曜日の夕方まで久しぶりにひとりだった。貴重なひとりの時間を満喫した、と言いたいところだがなんとこのタイミングで二連続夜勤のシフトが入ってしまったので夜勤を乗り切る3日間になってしまった。残念無念。 就寝のリズムがほぼ戻ったのか昨日は24時前にベッドに入り、今朝は7時過ぎに目が覚めた。途中で3時頃に目が覚めたがそれだけで済んだのでマシな方だろう。 せっかく早く目が覚めたのでひとりの隙に汚れた

          軽く時差ぼけ

          夜勤明けに真っ直ぐ家に帰り、シャワーを浴びてコーヒーを飲み、耐えきれなくて10分だけうとうとしたらもう出発の時間に。最後の関門である整形外科医へ。夏休み中なので普段より待合室は空いていたがそれでも1時間は待っただろうか。 中敷の具合について尋ねられ、痛みなども感じないしいいとは思うが残念ながらサイズが合うシューズがランニングシューズ以外にない、という話をした。もっと日常的に使用できるようアディダスのアウトレット製品をポチる。 「ランニングは30分走ってるの?5キロくらい?

          夜勤二日目

          デスクの前の時計を見るとちょうど1:11だった。まだやっと1時過ぎ。まだまだこれから先は長いのだ。昨日よりも静かな夜で、今のところセキュリティーが「スマホで電話していたり、子どもが騒いでいてうるさい」と言いに来たのと、食堂で子どもたちが飲み終えたあとのテトラパックをわざと踏み潰して大きな音を立てたので注意しに行ったくらいである。通常運転。 見回りをしつつ、散らかったゴミを拾ったり洗面所を軽く掃除したり。空になった水のボトルを回収したりプラスチックのコップを補充したり。やるこ