自分が大事にするものは棚に上げて、他人が大事にするものを見下す人たちには

自分が携わっているプロジェクトや仕事に対して、意欲旺盛に取り組んでいる人はたくさんいる。
仕事外でも知識習得に励んだり、練習したり。

そういう人たちを見ているととても刺激を受けるし心から尊敬する。
自分の得意なことや胸を張れるもの、誇れる仕事を自分の力でめきめき育てていく姿には憧れも覚える。

でも、だからといって、他人の仕事に対する気持ちを踏みにじって良い訳ではない。
経験したことのないことや興味のない分野は
想像しにくいだろうし、
側から見たらほんの些細なことに見えるかもしれない。
どれくらいの時間と気持ちと悩みをこめて、
成果を出すために取り組んでいるか、
その過程も気持ちも、
自分は大事にする割に、相手のそれには気付かない人がいる。
気付こうともしない人がいる。
はたまた気付いていてもそれは自分より劣っているものだと考える人もいる。

きっと、自分の携わるものが、相手の携わるものよりおっきく見えるんだろう。輝いてみえるんだろう。
そして相手のものは小さくてしょうもないものに見えるんだろう。

相手への配慮に乏しい人。
知性が乏しい人。
自分の大事なことは相手にも大事にされないと我慢がならないのに、
相手の大事なことへの関心はとても薄い人。

そんな人に会うと、
今までずっと尊敬してきたからこそ
残念な気持ちが強い。
悔しいなあ、とも思う。

そういう人の側からは、1度離れた方がいい。
自分の世界しか見えなくなって、
相手を思いやることができない人に、
思い悩んだり、どう言い返そうなんて無駄なエネルギーを使う必要はない。

そんな人の側より、
知性ある人の側にいよう。
配慮のある人の隣にいよう。
その人たちのもとで、もっと沢山の経験をして、もっと広い視野を持てるように鍛えて、
思いやりに溢れる心を育てよう。


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