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市民と同じ目線で共に活動する、 逗子市役所 文化スポーツ課 浅川知香子

(※今回のインタビューを動画にまとめています。よろしければ、動画も合わせてご覧ください。)

ふとしたきっかけで逗子市役所へ

現在、逗子市役所文化スポーツ課で文化関連のお仕事をされ
ZAF(逗子アートフェスティバル)と逗子市の橋渡しをしている浅川さん。
元々は横須賀市出身で大学卒業後は学習塾で先生をされていた。
ただ、もっと地元の人に役立つような仕事がしたいと考えるようになり、
幅広い仕事ができそうと市役所で働くことを決意。
その時、空きがあったのが逗子市役所だった、というのが
浅川さんと逗子を繋ぐきっかけとなった。
浅川さんが抱いた最初の逗子のイメージは
「夏に行くちょっと特別な場所」


現在、逗子市役所に勤務して7年目、
最初の配属は「課税課」。4年在籍し、住民税の計算の業務に携わる。
その後、現在の文化スポーツ課に異動、文化関連の業務に携わっている。
逗子市役所に転職当時は、横須賀市の実家から逗子まで通っていたが、
文化スポーツ課に異動してから逗子をもっと知ろうと思い
昨年(2020年)逗子に移住。

市役所ってどんなところ?

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転職前は「9-17時」で定時で帰れるイメージだったが、
最初に配属された課税課は納税時期になると非常に忙しくなり
民間企業の人たちとそれほど変わらない感じなのではと感じる。
最初に配属された総務部 課税課は、業務が止まると
市民生活に影響を及ぼす仕事であり、
現在働いている市民協働部 文化スポーツ課では、
すぐに結果が出るものではないが、「誰かの生活を豊かにする」ことだと
語る浅川さん。
どちらの課の仕事も「市民の暮らしのために」という本質は変わらないが、
目的にするステージが違う。課税課は「逗子を支える」
文化スポーツ課は「逗子を良くしていく」。
日々、逗子市民の生活について考え、実行するのが逗子市役所だ。

自分で考える人が多い街、逗子

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故郷の横須賀では、横須賀を選んで移住してきた人(既存のコミュニティや実家に戻ってきた人達)と中々会えなかったため、好きで移住してきているかどうか
分からなかった。
しかし、逗子に移住して感じたのは、ZAFに関わることで移住してきた人とも
出会うことができ、どんな理由で逗子を選んだのかが分かるようになった。
そこで何となく耳にするのは、「逗子が好きで移住してきた人達」が多いこと。
みな逗子を選ぶ理由があるのかなって感じる。
浅川さんは職場が逗子で、逗子のことをもっと知りたいというきっかけで移住したが、住んでみてわかったのは生活がおしゃれで洗練してる、今後の自分の生活が
豊かになりそうだなって思えるようになった。

今までは住んでいる街のことを便利とか生活に都合がよいと考えたことは
あっても、「自分事」のように考えたことが無かったことに気づいた。
逗子に住む人達は街のことを「自分事」のように考える事が多く、
街の問題を自分の問題と捉えて解決に向けて行動することが素晴らしいと語った。

逗子のおすすめスポット

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新宿の住宅地の「もう少しで海」みたいな路地が好き、だと教えてくれた
浅川さん。
【シネマアミーゴの通り付近のような、入り組んだ住宅地
「ここ左に行けば海?」「右に行けばシンボルロード?」
そんなワクワク感が好き!ぜひ分かってほしいけど
メジャーになってほしくない気持ちもある(笑)】

筆者は逗子市出身で、おすすめスポットと言えば「逗子海岸」「逗子デニーズ」
「披露山公園」という回答はよく聞いたことがありますが、「海岸近くの路地」
とは、今までにない視点の回答で新鮮に感じます。しかも、地元出身としては
浅川さんの感じられた、このワクワク感に激しく同意します! 笑

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逗子海岸は駅から歩いて行けるのがいい。
色々調べたけど「駅から徒歩何分でいける海岸」と謳える場所って実はあまりない。 
また、逗子海岸へはいろんなルートで歩いて行けるのが面白い。
銀座通りから行くルート、渚橋から遠回りしていくルート、
JRや京急、スタート地点が違っても、道中の見える景色が違って面白い。
「今日はこの道で、帰りはこの道で」なんて、考えるだけで楽しい。

ZAFと逗子市の関係

実は、文スポ配属になったときに前任者から引き継がれるまでは
知らなかったそうだ。
「ZAFって何?」「逗子アートフェスティバルって何?」って感じだった。

今後どのようにかかわっていきたいか、質問した。
【ZAN(逗子アートネットワーク):逗子アートフェスティバル企画運営団体のシンポジウムに参加して感じたのは、ZANが自立する組織に変わっていくなかで、これからZANは逗子市とのしがらみで縛られていくのではないか?と懸念している。】

ZANが自分たちでできることをどうやっていくか?にシフトする中で
逗子市として関わっていくのがいいか?
ZANがどう動きやすくなるのか?を考えるフェーズに来たと思う。
これからもいいカタチを作っていければ変わっていいと話す浅川さん。

2013年に始まった逗子市の総合計画で
今年は24年計画の中期の最終年度にあたる。
文化振興地域活性化の核としてZAFは重要事業の一環であり、
見直すタイミングの時期に来ている。
2018年から支援が無くなる危機を乗り越え、
ZAFは今も続いている。

広報のコンテンツは今年から大きく変わった。
こういったインタビューもコロナ禍だからこそ実施して、
活動内容を発信して伝えていく必要がある。
このインタビューを見て頂き、落ち着いたら皆に逗子に来て欲しい。

浅川さんの夢

逗子に引っ越してきて、まだ逗子で行けてないところ沢山ある
その中でも、ロードオアシスに行ってみたい。できれば、SAP(スタンドアップパドル)でロードオアシスに行くのが夢。逗子海岸の西の端っこにあって
逗子っぽいイメージが格好いいと思うから。
(でも泳げないからその前に水泳練習しないと 笑)

【小さい頃は編集者になりたかった。だからZAFの広報の仕事に
とても興味がある。インタビューされるのが夢だった(笑)】
今回のインタビューで思いがけず、一つ夢が叶ったようです(笑)

コロナ禍だから、生活の基盤である「家」を豊かにすることに
興味がある浅川さん。
【今、植物を飾ってみたり、ちょっといい食材を口にすると、幸せな気分になる。逗子には日常を豊かな気持ちにさせる何かがある。
日常も非日常も味わえる街、それが逗子のいいところ。】

逗子を訪れたら豊かな気持ちになれることを、今の部署で発信し、
逗子の魅力を発信できるようになりたい、と目をまっすぐ向けて
話してくれた。

【協業で取り組むZAN広報チームの「寄り添い感」はとっても大事。
若い人々が参加しやすいように、皆を取り込んで発信してもらえるのは嬉しい。今後もいろいろな可能性を秘めていると感じる。】

逗子移住して2年目、肩に力入れず、自然体で逗子を楽しむ雰囲気が
感じられた今回のインタビュー。これからもっと逗子の街を知っていくにつれメジャーでない「穴場スポット」もご紹介。

市役所の立場でもっともっと、地元の人も知らなかった逗子の魅力を、
逗子に行ってみたい!と思わせる情報を発信してくれるでしょう。

インタビュアー:井出川薫
撮影/編集:坂元寿行

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