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first impression

僕は映画が好きだ。
小さい時からよく観に行っていた。小学生の時は登校時間に学校の前あたりで上映中の作品の割引券がよく配られていたのもあって休日に親に連れて行ってもらったり、思春期は友達と行ったり。
大人になってからは1人で観にいったり、友人とはシリーズ作品は必ず一緒に観に行ったり、某推理アニメは恒例行事のように友人と観に行くなど。

映画鑑賞は最高の娯楽で特別な時間だなと思う。
人によって見方は違うかもしれないが僕は本編が始まる前の他作品の予告などもぜひ観たいのである。あの時間も映画館ならではだと思う。もちろんDVDにも他作品の紹介はあるが映画館でダイナミックなスクリーンで予告を観ることでより観たい気持ちを駆り立てられる。
何より予告を観る時間もこの映画館の作品の一つだと思う。
予告→本編の流れはウォーミングアップみたいなもので本編への気持ちづくりになると個人的に思っている。

そのくらい映画を観にいくことが好きな僕は自分の中でどうしても理解できない、譲れないことがある。
それは同じ作品を何度も観に行くことだ。
昔から映画は1回観たら充分でもう一度映画館に足を運ぶということは一度もなかった。
周りで同じ作品に何度も足を運んで観る人はよくいる。
理由は人それぞれで何度観てもいい、違う人と観に行くから、2回目からは1回目で見切れなかった細部を確認するためなど。
人によって様々なのだが僕はなぜかそこに惹かれない。なぜか昔から2回以上観ることは一度もなかった。

言っておくが別に作品がつまらないわけじゃない。
こんなことに細かい理由はないのだろうと放っておいてもいいのだが無駄に考察してみようと思う。ごめんなさいめんどくさい性格で。

まず思ったのが映画館で観るということは一回の上映を観るためにお金が発生する。
小さい時は1000円もかからなかったと思うのだが大人になるにつれてその値段は釣り上がり大人になった今は1800円払わないと観れないのである。消費税5%から10%に上がることより衝撃だった。

小さい時から映画館に通っているから値段がどんどん上がっていくことは分かっていたし上がることは仕方ないと思う。それだけ映画を作ることは大変だと思うし、払う価値のあるものだと敬意を表している。
しかしそれでも僕は短期間で何度も同じ作品に1800円を払うことが出来ない。どんなに面白い作品だったとしてもだ。ここまではただのケチな理由だ。

理由はそれだけではない。
1番の理由はファーストインプレッションだ。
映画館という特別な空間で見る映画は格別なものだ。
映画館で観ることで受ける衝撃は凄まじい。
カッコイイアクションを観れば映画館を出た後に「あの柵を三角跳びで乗り越えてやろうかな」と思ったり、魅力のあるキャラクターを観た後はしばらくそのキャラクターに憑依したつもりになったり。
これはあくまで僕の例でみんなに当てはまるわけではないと思うのだがとにかく最初に観た衝撃というのは少なくとも2回目には薄くなる。
とにかくファーストインプレッションを薄れさせたくないのだ。
あの衝撃・感動に細かい説明はつけたくない。
ファーストインプレッション>2回目+1800円

でも映画を作っている人たちからしたら何回も足を運んでほしいだろうな。

僕は自宅鑑賞で貢献していこうと思う。
アベンジャーズシリーズは呆れるほど観ています。

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