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ゾウは基本ひらがなで発音し、たまに漢字で仰ぎたい。


少し前に小鳥すごいすごいって記事書いたんですが、今回はゾウすごいって話をしたいと思います。

動物の豆知識って、ポロッと披露すると奥ゆかしい人みたいになれるので、頭に入れといて損ないですよ。

では、どうぞう。

・・・・

本当はひらがなで表記したいんですがー…
分かりやすさを重視しゾウにしてます。
漢字でもいいんだけど…ねー。

先に小鳥すごいの補足を。
小鳥すごいのきっかけは、小鳥の小説を読んで小鳥の図鑑を借りたから。
夕方、モコモコした木の中からチュンチュンチュンチュン聴こえるあの声は「ちょっとあなたもう少し寄ってよ」「あ、そこ私の場所よ!」と外敵から身を守るのに最適な場所の取り合いをしているんだそう。
だからあんなにけたたましいのかーとか納得でした。
道のそばのチュンチュン声と全然違いますよね〜そっかそっか〜と。

で、ゾウすごい、となったのはこないだ市原ぞうの国に行ったんです。
そこでゾウのショーを見て、もうゾウすごいっ愛おしいって感じです。 

キメッ!だそうです。


あのね、ゾウが絵を描いてたんですよ。

鼻に筆持って。
こちらは2頭で1枚の絵を。
真ん中の子の後ろ足見て見て。
くずしてる、かわいい!!!



人間なんてその気になりゃきっと一捻りですよ。
それなのに、トリミングに行った犬がサービスで付けて帰ってくるような絶妙に似合っていないリボンして…。
あんな大きな体して〝着られてる感〟醸し出すリボンして…!!!!かわいい!!!


話は脱線しましたが、
あんなに大きくて強いゾウたちは利口で、完全に私たちに合わせてくれてますよね。
私ゾウより背が低くてよかった。ゾウには頭が上がらないです。

中でも私をひどく興奮させたのは、子ゾウのキメポーズ。
これ。

この左の手前の子のやつ。


文字通りのゾウ脚をちょこんと前に出して、控えめなぺこり。
かわいい!!!!!愛らしい!!!!!あぁ、ぞうよ!

鏡を見て自己認識したってあんなにかわいいぺこりはできないだろうに、純真無垢なゾウのぺこりは最高にいじらしかった。

さて。
先ほど少し触れた、絵ももうめちゃくちゃ感激したんですよ。

鼻先を使って器用に筆をトントンしたりスゥーっと線引いたり。
耐えきれず席を離れ、どんな眼差しで描いているのか見にいっちゃいました。

まさに無の境地。


「実はゾウさんたち、ちゃぁんとゾウ使いお兄さんたちの指示を聞いて描いています〜!」

とネタばらしのアナウンスが入り、いーやそんなはずはない、きっとそれだけじゃない…いやぁでもそうなのかなぁ…。と、少し複雑な気持ちが巡った。

帰り際、ゾウたちの作品が飾ってあるエリアで、ゾウの描いたカピバラを眺めていたらお姉さんが「それを描いたゾウはもう絵を描かないから貴重な一枚ですよ」と教えてくれた。
話を聞くと、そのゾウはもう何年も前に絵を描くのをやめたらしい。
だいたいのゾウは大きくなると絵を描くのをやめるんだそう。
効率良くご褒美がもらえること、もっと好きなことをやり始めるんだろうか。


だけど今日絵を描いていた子のなかに12年間描き続けてる大人もいたらしく「へぇーじゃあその子は絵を描くのが好きなのかなぁ〜」とお姉さんと無言でうなづく時間を過ごした。


ゾウに触ることもできた。
ゾウたちは芸をして楽しませてくれたり、会場から募った人に帽子をかぶせてくれたり、おつかいと称して1000円受け取り代わりにゾウのマスコットを渡す賢さも見せてくれたりしたけど、最後はもうひっちゃかめっちゃかでゾウに触れたし、一緒に写真も撮れた。
ゾウは終始落ち着いていてどこまでも人間に付き合ってくれた。


私は500円でニンジンとバナナを買って、鼻に手渡しする体験をしました。握手もできました。
深く奥の方に広がってそうなあの瞳と目が合い怯んで、だいたいはぺこぺこ機敏に動く鼻先を見てました。私の弱いところ、見透かされちゃったかしら…。
ニンジンを渡しても鼻は引っ込めずそのまま鼻先を広げてもう一つ欲しがったりするときもあって、そっか一回一回口に運ぶのは面倒だよねごめんごめんと笑った。

ショーも含め1時間くらい経った頃だろうか。
自由にゾウたちに触れられる時間に、途中お尻を向けて去る体制をとった子ゾウがいた。コラコラ、と連れ戻された。
やっぱり付き合ってくれてるんだなぁ、と思った。

本当にどこまでも付き合ってくれる。
ご飯をあげたがる人間の子どもがおぼつかない手つきのなか親からバナナ受け取るまで待っててあげたりするゾウの様子も見れた。
ひょいと奪い取れるのに、ちゃんと待つんだなぁ…。


ゾウのこと、こんなに愛おしく思ったことはなかった。

掘れば掘るほどいいエピソードたんまり出てくるんだろうけど、こないだ感じたゾウのすごさはこんな感じです。

では、ゾウの描いたゾウをもってしてお開きにしたいと思います。

絵の題名は「母の日」だった。
泣ける。


やっぱり、指示だけじゃないと思うんだよな。
指示だけだとしたら、きっともっとまともっぽい絵になってると思う。

あゝ、ぞうや…嗚呼、象よ。


・・・・おしまい・・・・

オマケ。

草をちろちろと見事に操り、
子ゾウを寝かす象使いもすごかったです。

何度見てもなんか笑える。

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