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道端で、フェスティバルを思う

10月8日~17日開催!
演劇やダンス、音楽など多彩な公演を開催する
「演劇的」フェスティバル FESTA松本


芸術館からの帰り道。道端で。
稽古終わりの役者に会った。
そっちの稽古場どう?みたいな立ち話を少し。感染対策として出演作以外の稽古場へは出入りは出来ない。
同じFESTAとして関わってても出演作が少なければ会わない人もいる。

ちょっとした立ち話や小耳に挟む他作品の台詞、別作品の小道具の話に、SNSの投稿に、ワタワタのようなワクワクのような空気感に、フェスティバルを感じている。目の前の作品の事と、FESTA全体と町の事。今起こそうとしている事がどんな風に広がっていくんだろう。

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誰かが稽古場の窓を開けて
少し経ってサッと風が吹き通った。
祝言をあげている太鼓の音。
誰かが願いを届ける鐘の音。
もしかしたら誰かを呪っていたり、私利私欲の鐘の音かもしれない。
マクベスの台詞「明日、また明日また明日と…」
休憩中に役者が演出と何か話してる。
次の稽古の台詞を唱えている。踊っている。
誰かが届けてくれたりんごの匂いがふんわりした。
通り過ぎる人。
パンの匂い。
階段の足音。
駐車場。
果物屋さん配達の車。
地球の裏側の小さな日常、大きな事件、今の時勢。

つれづれなるまま気にとまった事を書いてみた。
意識的にも、無意識的にもこれらの事が何か私に影響を与えて今ここにいる。繋がっているような、そうでないような、意味があるような、ないような。
本日は9月ラストday。いよいよ開幕が近づく!
ご予約はお早めに♪

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