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大学生が自分で稼いだお金で今年1年で海外10カ国行って得た知見


はじめに

 いまエンジニアとして業務委託を3つほど自分で持っている大学生なのですが、そこで頂いたお金をこの1年で全て海外旅に投資しました。この1年でチェコ🇨🇿、ドイツ🇩🇪、オーストリア🇦🇹、フランス🇫🇷、ベルギー🇧🇪、オランダ🇳🇱、マレーシア🇲🇾、タイ🇹🇭、ベトナム🇻🇳、台湾🇹🇼の10カ国行きました。ほとんどがひとり旅で行きました。その中で得た気づきや学んだことをnoteにまとめたいと思って、今回執筆しました。学生の内に業務委託を持てるほどエンジニアとしてレベルアップしたロードアップは以下の記事をお読みください。

また、昨年に確定申告も自分で行って、最近親の扶養からも外れたのでその税金や年金の話もどこかでできれば良いなって思います。

1. なぜ海外旅に投資したのか

 実際使い道に悩みました。高級ホテルに泊まりまくるとか株にフルベットするとか、自分で稼いだお金だったのでやってみたいことはたくさんありました。しかし、たくさんの選択肢がある中で海外旅を選びました。理由としては2つあります。
 1つ目は、高校生のときから海外旅をしている人に憧れがあったからです。世界一周したとったびのこんちゃんの『じゃ、また世界のどこかで。』が本当に素敵な写真ばかりで何回も読み直したり、同じ歳の高校生で世界一周してたやなやなさんに衝撃を受けたりとか、世界を旅している人はとっても格好良いと思っていました。そして一番の影響は、6個上の兄が大学生時代にバックパッカーで東南アジア横断など海外ひとり旅をしていたことです。こちらの記事でも書きましたが、基本自分は兄への憧れからなにか行動していることが多いです。今回も大学生時代に世界中飛びまくっていた兄への憧れで自分もやってみようと決心しました。
 2つ目は、いろんな社会人の大人と関わる中で、学生中にやっておけば良かったことを聞くと「海外旅行に行けば良かった」という答えが多かったことです。やはり社会人になるとお金はあるが時間がなくて海外旅行に行けないという社会人が多いと思います。そのような中で、自分はお金もあるし時間もあるという状態が作れました。国内旅行、高級ホテルに行くことは大人になってもできることです。しかし、海外旅行は多くの時間を作らないといけないです。このようなことから、学生として1番の投資先ではないかと考えました。

2. 実際に得たこと

1. 成功体験を得て、自己肯定感と挑戦する勇気を得ることができる

 僕が初めてひとり旅でベトナムに行ったとき、全く英語が話せないのでレストランの注文にすごく困りました。なんとか出川イングリッシュ並みの英語力と指差しで注文の伝えられたときの嬉しさはいまでも覚えています。小さいことですが成功体験です。海外ひとり旅をしてるとこのような小さい成功体験をたくさん得ることができます。1人で飛行機に乗れたこと、ひとりで行きたい場所に行けたこと、トイレの場所を聞けたこと、おすすめの食べ物を聞けたこと、ホテルのチェックインができたとか、自分ひとりなので全部自分でやることになります。いろいろ英語でやってみて実際にできると自分ってなんでもできるじゃんって思えます(笑)自己肯定感が爆上がりで、自分のこと好きになれます。
 人生において小さいことでも成功体験は大事と考えています。なぜならば、成功体験を得ることで自信を持つことができて自己肯定感が上がり、次への挑戦のハードルが下がり、挑戦することで人生の選択肢を広げることができるからです。挑戦をしないと新たな考えや価値観を得ることはできないので、人生の選択肢を広げることができないと思っています。
 また、日本で生きられなくなったとしてもどこでも生きていけそうって思えるようになりました。例えば、ベトナムの平均月収は日本円で5万円ほどです、僕はベトナムの料理や雰囲気が大好きです。また、マレーシアの少数民族の村に泊まったこともあります。気温30℃でエアコンがない部屋で寝ることもできたし、シャワーがないからバケツで水浴びもできたし、トイレが流れないので自分で水を汲んで流すシステムにも対応することができました。なにか起こって人生死にそうになっても日本以外でも自分は生きていけそうだなって思えるだけで人生のハードルが全然違うと思います。

ベトナムで蛇との初交流

2. 日本の良さや悪さに気づくことができる

 日本で過ごしていると、メディアのせいなのかなぜか日本停滞オワコンムードを感じることが多くある気がします。それが良い(いまの若者には日本これから頑張ろうって刺激になる??)のか悪い(若者の自殺率に関わってる??)のかなんとも言えませんが、円安などでいまの日本に暗い雰囲気が漂っていることは間違いないです。しかし、海外をたくさん見る中で、日本の良さにたくさん気付くことができました。経済が発展も衰退もしてなくてありえないほどに穏やかで安定している、日本食が美味しすぎる、どこのお店でご飯食べても基本美味しい、トイレがすごい綺麗、トイレにトイレットペーパーを流せる、水道水が飲める、道にゴミが落ちていない、生活保護があるので餓え死ぬことがない、物乞いがいない、医療が発達してる、四季があるなど、少し考えただけでもこんなに良いところが出てきます。日本で暮らしていたら当たり前のことなので、普段の生活だと気付けない幸せなことにたくさん気づくことができました。

3. 日本語の便利さと日本人空気読みすぎ問題

 英語をたくさん話している中で、日本語の便利さに気付くことができました。1番の便利なところは、主語を短縮できることです。例えば、英語ではyou ~~~と言葉が続きます。しかし、日本語で会話してる中であなたは~ですね?と「あなた」っていう主語を使って会話しないですよね? 他にも、「きょう映画を見に行きます」という文章では、主語が自分自身だと言うことがわかると思います。しかし、英語だと「Going to watch a movie today.」となって主語がないので、とても不自然に感じます。このように、日本語では会話の中で主語を出さないでも会話できることが多くあると思います。日本人は空気を読むことができるからこのように主語を省くことができるのかなって思っています。
 また、マレーシアで大学生向けの海外研修に参加して、マレーシアの大学生たちと本気で対話している中で感情をストレートに投げてくることが多いと感じました。国柄もあると思いますが、楽しい(happy)、悲しい(sad)、混乱している(confuse)など、かなり直球的に感情を伝えられることがありました。1番衝撃だったのが、みんなで案を練っているときに「いま混乱してるから黙ってほしい」と言われたことです、こんなにも感情をストレートに伝えられたことは初めての経験で衝撃でした。日本人で相手のことを気にせず感情を伝えられる人は全然いないと思います。感情をストレートに伝えられたことによって、その人の考えや想いをすぐ理解することができました。これは、良いこと(その人の想いをすぐ汲み取ることができるなど)であり、悪いこと(会話の空気を悪くなりそうなど)でもあると思います。このように日本語の便利さと日本人空気めっちゃ読めるなという特徴にも気付くことができました。

マレーシアの大学生とのワークショップ

4. 海外好きな面白い人たちとの出会い

 海外好きになったことで、tabippoなどのコミュティを通して、たくさんの面白い人たちと関わることができました。社会人をやめてフリーランスとして旅しながら人生を謳歌してる社会人、世界一周をして49カ国行った女子大生、旅を通じて自分の人生と本気に向き合ってる大学生など、良い意味で普通ではないたくさんの人たちと交流させていただきました。そのような方たちと対話を通じて、たくさんの学びを得ることができました。自分が生きている中で気付くことのできない他人の価値観や考えを知ることは、とても貴重なことだと思っています。

5. 自分と対話して生きていることを実感できる

 海外ひとり旅をしていて一番の幸せは、生きていることを実感できることだと思っています。東南アジアのクソ暑い中でローカル食堂でローカルビールとローカルフードを食べるときは本当に最高です、今日も最高の一日を生きたって心の底から思うことができます。また、1人で美しい景色やビーチを見ながらぼーっとするのもめっちゃ最高です。海外でこんな景色をひとりで見ることができるようになったなんて大人になったんだぁとか、ひとりで自分についてよく考えることができるので、自分はどこに行って何をしたいのか、自分は何者で何がしたいのかを考えることができます。自分と会話をして自分のことを知れば知るほど人生をより豊かなものにできると僕は思っています。

一番幸せを感じる時間

3. 海外ひとり旅って怖くないの?

 初めての海外をいきなりひとりで行くのはかなり勇気がいると思います。全く何一つ想像できない世界をひとりで歩く勇気が僕にはなかったので、ひとり旅を始める前に一度ひとりでツアーに参加して海外に行きました。ツアーで行くと程よく自由時間があります。誰かに頼ることができる状態でひとりで海外を歩くことが経験できるので、海外の雰囲気などに慣れることができます。
 その雰囲気などを知っていれば、僕が思うに海外ひとり旅はそんなにハードルが高いことではありません。初めて行くときには多少勇気がいりますがなにも心配することはないです。むしろ初めてひとり旅行くときが一番楽しいです、初めてのひとり旅でホーチミンに降り立ったときの気持ちを思い出すだけで、いまでもわくわくします。ひとり旅をそんなに心配しなくても大丈夫と言い切れる理由は、いまの時代はsimカードを用意すればスマホが使えます。コスパ悪いですが、ポケットWi-Fiでも大丈夫です。スマホが使えることによって、道も調べられるし、電車もバスも調べられるし、美味しいご飯も調べられるし、言語の翻訳もできるし、最悪の場合は病院だって調べることができます。日本でどこか知らない場所に行く時に、まずは調べますよね?それと同じでネットには情報が溢れているので、日本でひとりで行動することとそんなに変わらないと思っています。

4. 大学生ひとり旅でおすすめの国

 行った10カ国は、ほとんどひとり旅でした。その中で、大学生ひとり旅でおすすめの国は東南アジアです。理由は、日本と全く違う世界でヨーロッパよりもカオス感が強いからです。ヨーロッパ旅行に行って、出てくる感想って景色や街並みが綺麗だったでほとんど終わってしまう気がします。しかし、例えば東南アジアの国としてベトナムだとそれ以外の感想がたくさん出てきます。交通量が半端なくて道を渡ろうとすると轢かれ死にそうになるとか、ひとりで歩いてるといろんな人に声かけられるとか、ご飯が日本食並に美味しいとか、日本では絶対に見れない東南アジア独特のマーケットがあるとかとか、とにかく日本と違うカオスなことをたくさん味わうことができます。僕は、この日本と違う雰囲気やカオスなところが大好きでヨーロッパより東南アジアが好きだなって思っています。
 そして、東南アジアは航空券が安いです。みなさんが考える海外旅行って50万円ほどするものではないでしょうか?? それはヨーロッパを時期を気にせずになにも不自由なく旅行したときの金額です。実際は違います。個人でベトナムに行こうとしたら雨季(5月から10月)だと航空券往復3万円とかで行けます。時期や国を考慮すれば、10万円もあれば十分に海外旅を楽しむことができます。少し工夫すれば国内旅行より安くなると思います。大学生ならドミトリーに泊まるなどすればさらに節約できます。このように、ちゃんと調べれば海外旅行自体はそんなに高いものではないのです(個人の価値観に基づいてます)。大学生でも行くチャンスは間違いなくあります。

ベストシーズンが始まった10月でもこの値段

まとめ

 この1年で自分で得たすべての資産を海外旅に投資しました。実際に行ってみて、今回書いたことのような気づきや学び、素敵な出会いがたくさんあったので何一つ後悔していません。昔、憧れてた世界を旅する格好良い人たちに近づけたと思えるととても嬉しいです。日本では絶対見れない景色や光景を見ることができて本当に楽しかったです!この1年の旅で、海外で何か挑戦することへのハードルもすごい下がったと思います。人生の中で一度は海外に住んでみたいとか外資系企業で英語で働いてみたいという考えもあるので、このような気持ちを手に入れることができてとても嬉しいです。海外ひとり旅をしてみたい方など、何か質問やコメントなどあればTwitterのDMにお願いします。質問とかコメントもらえるととても喜びます。また、noteでは密かに自分について書いているので、ぜひフォローいただけると嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。最後に、改めてやなやなさんの記事で共感したところを載せておきます。

世界は、鏡で出来ていました。
鏡を見なければ自分が他人からどう見られてるかわからないのと同じで、世界を見ていく中で、やっと自分という人間がどういう存在なのかを客観的に確かめることができた。

大切なのは、誰かに愛されることじゃなかった。
大切なのは、誰かに幸せを委ねることじゃなかった。
大切なのは、自分が「愛せる自分」でいることだった。
周りの誰かに合わせるんじゃなくて、まずは自分自身と向き合い、それを認めて受け入れて、自分の心に正直に生きる。

「高校生で世界一周」で得た大切なモノ。
やなやな


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