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結局コーヒーとビターチョコレートが最強説

どうも、Yusugeです。
わたしは毎日コーヒーを淹れるんですが、これまでいろんな相方と組みました。

パン。クッキー。プリン。芋けんぴ。しるこサンド。

どれもコーヒーと合わせると美味しいんです。
しかし、これらはすべて瞬間風速に過ぎません。

結局ビターチョコレート

“一息つく時に食べるコーヒーとチョコレートは、人類の到達点です。”

わたしの大好きな脚本家である坂元裕二さんの作中のセリフを自分用にアレンジさせていただきました。
これ、本気で思います。
自身のコンディションにかかわらず、この最強コンビはコンスタントに高いパフォーマンスを発揮してくれるんです。

実は、コーヒーとチョコレートは似たもの同士である。
まず、生産国がほとんど同じである。
というのも、それぞれの原材料の生息地域は赤道直下および付近であることが多い。
そのため、これらの地域をコーヒーベルトカカオベルトと呼ばれている。

次に、生産プロセスである。
コーヒーもチョコレートも果実でありながら、果肉はほとんど使われず、豆の部分をメインで扱われる。
そして、あまり知られていないが、これらは発酵させることによって、独特の香りや味わいを醸し出している。
つまり、発酵前に含まれる糖分などが分解され、香りのベースとなる成分をつくり出している。

さらに、発酵の後に乾燥させた豆を焙煎させることによって、たとえこれまで同じ生産プロセスを辿っていたとしても、焙煎時間や温度などによって、違った個性を持った豆を生み出すことができる。
要因として、メイラード反応が大きく影響している。
メイラード反応とは、食品が加熱されることによって、アミノ酸や単糖などをベースに、香りの成分をつくり出し、色を褐色に変化させる化学反応である。
科学的に完全に解明されていない、まだまだミステリアスな化学反応の一つである。
トーストやクッキーもこの反応と深い関係があり、香ばしさや色づきの要因の一つであると示唆されている。

焙煎後のプロセスは、それぞれ別の道を歩むことになる。
コーヒー豆の場合、皆さんのご想像のとおりグラインダーなどで粉砕され、体や心を温めるドリップコーヒーへと姿を変える。
一方、チョコレートの場合、皆さんが目にするチョコレート板になるまで、あらゆるプロセスを経ることになる。
詳細は後日のnoteに回すとして、端的に言えば、あらゆる物理化学の世界によってチョコレート板は生み出される。

理にかなったコンビ

したがって、コーヒーとビターチョコレートは似たもの同士のため、相性が抜群にいいのである。
ミルクチョコレートも悪くはないが、ビターチョコレートをおすすめしたい。

そういえば、冒頭であげたパンやクッキーも焼き上げる段階でメイラード反応を利用しているので、もしかしたらコーヒーに合うのはこれが要因なのかもしれない。
他にも、チョコレートの視点から、ポリフェノールが豊富に含まれているため、同じくポリフェノールが豊富なワインと合うと表現している人も多い。

逆に、片方のネガティブを打ち消すコンビも見逃せない。
例えば、唐揚げにレモンが添えられているのは、レモンに含まれるエリオシトリン(ポリフェノールの一種)という成分によって、腸での脂肪吸収を抑える働きがあるからです。

最後に、わたしの敬愛する坂元裕二さんの作中のセリフで締めたいと思います。

『レモンありますね!?』
『レモン、ありますよ。』

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