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自転車屋さんが減った先に

こんにちは

https://www.google.com/amp/s/diamond.jp/articles/amp/260288

全国チェーンの自転車店サイクルベースあさひさんがコロナによる自転車需要増を受け止めて空前の好業績を叩き出しています。

一方で、全国の自転車屋さんがものすごい勢いで減っています。後継者不足や小規模な地域経済圏では事業をまかないきれないことが要因です。

http://www.eonet.ne.jp/~yopitan/dokuritu/genjou.htm

その減り方というのが尋常ではなくて、↑のリンク先ですと7-8年で3割程度の減少です。2017年の話ですから今では4割減か半減してるでしょう

ここで減少しているのは個人商店です。サイクルベースあさひさんはこの減少分を賄う形で全国に出店して、集客を図っています。

さて、今後さらに個人の自転車店が減っていくとして自転車小売業はどのような縮図になるでしょうか。

一つはサイクルベースあさひやイオンバイクを筆頭とする全国もしくは地域チェーン店です。実用系〜スポーツ系までオールマイティに商品を取り扱います。
これらのチェーン店のうち、規模の大きい部類ではSPA(製造小売業)として事業を動かしている企業も多く、ゆくゆくはメーカーの立場を崩すべく自社製品比率を高めていくでしょう。

また、ホームセンターの存在も見逃せません。地域社会においては必ずある存在です。チェーン店と比較すると実用用途の自転車が大半です。それでいて安い。
メーカーと協業してプライベートブランドを運営していますが、メーカー品の下位互換、廉価版といったものが多くあり現状は低価格志向の強さが特徴です。

3つ目はスポーツ系専門ショップ。チェーン店、個人店入り乱れる領域です。
近年スポーツ系自転車は競技離れが示唆されていましたが、コロナによる志向の変化や過ごし方の変化の影響を受けて一部のマニアとレーサーが買う最高級ゾーンと初心者が買うエントリーゾーンに購買対象が二分されました。

4つ目はメーカー直営店。これはまだまだ一部のめーかーしか店舗の展開は広げていません。
全国チェーン店とは逆の流れでSPAへの歩みを進めています。
この様式はネット購入店舗受取りのクリックアンドコレクトとも相性がいいですか、今後広がるのではないかと思います。

生き残るのは?

メーカーの立場で考えると小売がメーカーを兼ねてるケースが増えてきているので、今後自転車店の減少とともにメーカーも減少するんじゃないかと思います。
既存の取引先に納入しつつも直営ショップを立ち上げて、販売・アフターサービスまで手掛けるメーカーが生き残るんじゃないでしょうか?


自転車は生活の足として今も多くの人に使われてるわけですから、そこにメーカーがもっと寄り添っていく、というのは本来正しい流れなのかもしれませんね。

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