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日本へ帰国する=敗北

下記のポストで「海外に来ること」自体を勝ち負けの基準で考えるな~という旨の内容を書きましたが、どうやら「日本に帰ること」に対して勝ち負けの基準で考える人たちがいるようなので私の考えを書いてみようと思った次第です。

日本に帰国する理由

そもそも、どのような理由で帰国するケースが多いのでしょうか

  1. ビザ切れ

  2. 家庭の事情

  3. パートナーがホームシック

  4. 日本の方があっていると気づいた

①ビザ切れ

思うように仕事が取れず、ビザが切れてしまったので帰国するケースですね。

この場合、本人は残りたいと思っていたのに帰国せざるを得なかった…ということで、考え方によっては「敗北」とも確かに考えられますが、こういったケースは、いろいろ突き詰めると実は日本にいる方が幸せになれるタイプの人たちが多い気がします…

②家庭の事情

日本にいる家族が病気になったとなどの理由での帰国です。
日本にいる親族に何かあってもすぐには飛んでいけないのが海外在住の悩みです。

帰国する度に「あと何回自分はこの相手に会うことが出来るのだろうか」などというセンチメンタルな想いに浸る人も多いと聞きます。

日本に残してきた誰かのために帰国していった人たちを何人も知っています。

③パートナーがホームシック

これは意外と盲点なのですが、海外へ夫婦で日本からやってきて片方のみ(高確率で男性サイド)が仕事をしている場合に起こりやすいです。

仕事をしている方は仕事という目的がありますし、職場関連の人間関係が築けますが、そうでない方は目的も知り合いもいなく、さらに言葉の壁もある状態なのでホームシックになる…というわけです。

④日本の方があっていると気づいた

生活環境や仕事環境、はたまた本人の性格ゆえに海外暮らしをしているうちに「日本の方があってるな」と気づき、日本へ決意する人は多いです。

よく聞くのは友人ができない、寂しい、英語で話すのに疲れた、非日本人とは文化が違いすぎて接していてつかれる、ご飯がまずい、何かと不便、物価が高い、将来が不安...というような理由です。

まとめ

もともと海外へ出てくる理由は少なからず幸せになりたいというものだと思います。

ビザ切れはともかく、もしも熟考の末に日本にいる方が幸せになれるという結論を導き出し、それに従ったのでしたらば帰国することは「負け」でも「恥」でもありません。

中には特に幸せでもないけれど、日本には維持やプライドで帰りたくなくて中途半端に残る人たちもいます。それに対して、きちんと自分と向き合って折り合いをつけることが出来た、というのは誇っていいことだと思います。

自分が海外にいるのか日本にいるのかよりも、自分自身が自分の現状に納得できているのか。それこそが大事です。



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