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雑布はサスティナブルか その②

今日は副業の話。
私は介護職員をしつつ
地域で副業をしています。

今回はとなり町で講師業の話。
雑布はサスティナブルの概要編
どんなワークショップをやったのかについて

なぜ雑布なのか

→参加者に就労体験をする機会を
作ってもらいたいと開催者からの要望があり
当初は職場を候補にいれていたのだが、
このご時世のため介護施設での就労が
難しいかったので別の就労を考える必要があった。
そこで以前より自分の構想の中にあった
利用者に雑布を作ってもらいお金にする」を
若者が雑布を作って施設に届ける」に変換。

雑布の可能性

→全国には1万のショートステイがある。
仮に要介護5の方が1人だとしても1万人。
要介護5というと基本、全介助。
排泄も例外ではない。雑布は排便を拭き取る、
汚れたものに対して使うことが多く。
1日1万人が1枚使ったとして1万枚の雑布ないし
排便をキレイにする何を(タオル、お尻拭き)
使っていることになる。

雑布は消耗品でありそのほとんどを
介護職員が業務の合間に作成しているらしい…

好機に感じた。
「それって仕事にならないかな?」
「利用者にやってもらうことは可能か?」
「いっぱいに作れば売れるんじゃないか?」

1施設にダンボール1箱を月1000円で契約
雑布の調達、作成、配送もやる。
課題は「私たちはそれ無料でやってるけど」を
どう意識改革させるか。無料ではなく
「業務」としてやっている認識が一般社員にはない。
攻めるとしたら権限がある経営層。

どうやって集めた雑布

→私が住んでいる近くの地域の方に声をかけて
「いらないタオルないですか?」
「使ってない洋服・肌着ないですか?」
「使い倒した布製品ないですか?」と
声をかけ、紙袋5袋分を調達。
地域の皆さん、ありがとうございました!

集めた雑布どうするの?

→弊社が使っている大きさを説明し
「これでお尻を拭く」ことを説明。
何枚か切ってもらい確認をしその後は、
黙々と雑布を切ってもらいました。

参加者の声

「事前に説明があったのでイメージしやすい
人に役に立つのは気持ちがいい
「無心になれてよかった」
「話を聞いて需要があると思った


参加者へ宿題

→今回は講師である佐藤が雑布を集めたが
次回は「参加者のみんなが集めるきてほしい」
そのために自分ができることは何かを考え、
書いて、話してもらいました。

「友達に聞いてみる」
「実家に聞いてみる」
「人が集まるところに置かせてもらう」
「そのためにポスターを作る」
「広報にのせてもらう」
「メルカリで買う」
「老人クラブ・婦人会に聞いてみる」
「家の中を探してみる」

その中で参加者ができそうなのを選択
「友達に声をかける」
どうやったら聞いてもらえるか、
いつだったらいいか、
どんな風に話せば興味を持たれるかを
考えてやってみて〜と伝える

「実家に聞いてみる」
帰省のタイミングで家族へ聞いてみる。
なんでそれが必要なのかを話すことを伝える。

「ポスターを作る」
ワードを活用しポスターを作ってみる。
どの情報が必要か、どこに掲示するか
掲示する時になんてお願いするか、
「作って張り出さないといけない」と
強い課題にするのではなく
「まずは書いてみよう」と
やりやすいところから始めるように伝える。

※大事なことは「集める」ことより
参加者が自分で考えて実行する。
実行しようと思いやってみることが大事。

事前共有→実施→課題提供の順で
ワークショップを構成。

「いきなりやるよ」より
「こう言う経緯でやるよ」と
やる意味を共有することでイメージをつける。
実施する時はイメージが共有されているので
「ただ布を切る」だけでなく
「こう使われるもの」「だからこうする」と
気遣いが自然とできる環境を作ることに成功。
「次回はみんなで集めてみよう」と
話した時もすんなりと「どうしようか」と
なれた。背景として「事前共有」と「実施」の
ステップを踏んだことが言える。

これが「やる」「集める」が単発なもので
構成していたらこうはならなかっただろう。

2回目のワークショップも
いい感じで終わることができました。
次回が最終回。さて「雑布は集まるのか」
楽しみに待つことにします。
良かった。良かった。

前回書いた「雑布はサスティナブル」

最後まで読んで頂きありがとうございました。
こちらのnoteを読み「これはどうするの?」
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今後も私自身の体験を元に
事例・課題をどんどん共有していきます。


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