がんばれがんばるな

これは父の口癖。というか
わたしが緊張してたり、プレッシャー感じてるなって察すると
どこからともなく現れてかけられる言葉。

思い出せばわたしが小学生の頃から、
なんだかんだわたしを救ってくれてきた言葉。

おとんの最終兵器

小6。学校ではいじめられ、塾では追いつくのに必死。
毎日24時近くまで塾の宿題と格闘し、寝る前にふと学校を思い出す。

「あーしにたい、もうやだ」
11歳にしてなんちゅうネガな口癖を身につけちまったもんだ。

泣き喚いては、もうしんでやるー!と窓際に行く。
結局そこまで根性もなかったので、結局母に宥めらる。

「そんなにつらかったら塾辞めていいよ、大丈夫だよ」
そう言われるとやめない!やる!と意地を張る。頑固も天邪鬼も今と変わらない。

基本慰めてくれるのは母で、父はそこまで干渉してこない。
ギリギリまで何も言ってこない。
でもわたしがほんとに、ほんっとうにきっついな、と思った時に言いにくる。

どこからともなく

テスト前、そわそわしてついたため息。
すると階段降りながら父が「がんばれがんばるな〜〜〜!!!」と叫ぶ。

社会人1年目、弾丸で実家に帰り夜中漏らした弱音。
ねる、自分の部屋に向かおうとすると
「がんばれがんばるな」とそっと伝えてくれる。

受験直前に校門で、就活の朝に玄関で、駅まで送ってもらい車を降りる時、
いつもこの言葉をかけてくれる。

小学生の頃は、でもがんばるしかないじゃん!って余計おこおこしてた。
中学生になると、はいはいまた言ってるよ、
高校になると、わーったよと少し安堵感を覚えるように。
大学になるとがんばれがんばるな〜!と心の中でわたしも唱え始め、
今は「その言葉わりと核心ついてたな」と思うようになった。

きもちの整理

はやく治さなきゃ、わたしばっか休んでる、
ただでさえ忙しいのに仕事増やしちゃったな、会社人たりてない言われた。

休職しはじめは何も考えられなかったけれど、
少し余裕が出てくると感じる焦りと使命感。それにまた胃が痛んだ。

でも3ヶ月近く経とうとしている今、違う感覚もでてきた。

いやわたしがんばってた、がんばってなかったわけじゃない。
ちょっとがんばりすぎて疲れただけ、人間だもんずっと稼働はむり。
勤務時間も日数もおかしかった、働き方絶対どうかしてた。
気づいてた、知ってたけど、忙しすぎて向き合おうとしなかった。

やっぱこれそもそも人間がこなせる仕事じゃない。
無理しすぎるくらい頑張ったんだ、だからちょっとくらい休んでも大丈夫。

がんばる、でもがんばらない生き方

どうせ65歳まで仕事という存在と向き合い続けるなら
少しでもすきなこと、やりたいと思えることに時間を使いたい。
仕事だからって割り切って興味のないことに向き合えるほど真面目じゃない。

それだけは譲れない。多分わたしが仕事に求める1番の条件はこれ。
結局すきだから残業も精神論も耐えてこれた。

今の会社でゆるい働き方が許されるかな、
もしかしたら全然違う業種にもやりたいことに近いことがあるかもしれないな。

視野は広く。こういう時いっつも頑固モードが発動するから。
(24年間同じ過ちを繰り返しすぎていい加減反省した、焦るなわたし!)

今までの人生、明確な目標に向かって着実に!みたいなのしてこなかった、
興味があること、気になったものにとりあえず突っ込んでってやってみる戦法。
でもそこから縁は広がっていく、ちゃんと繋がっていったじゃん。
わたしの生き方はフラグ回収方式!よしたくさん立てとこう!今日もフラグ日和!

がんばれがんばるな、わたし。
絶対つながる、過去の自分が自信を持って言える。安心なされ。
大丈夫、すきなことを信じよう。からだだけは壊さないように。

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