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「遊月の出雲神話を巡る旅: ファンタジー風旅エッセイともうひとつの神話」はkindleで発売中

2023年5月。
ずっと長い間夢見ていた、出雲に旅してきました。

念願の出雲大社前

幼い頃から神話の世界に憧れがありました。出雲の神様はちょっと不思議です。
手に負えない暴れん坊の神様が、天から追い出された直後に、ヒーローになって八岐大蛇を退治して人を救ったり、そうかと思うと、長い間かけてせっかく作り上げた豊かな国を、惜しげもなく譲ってしまったり。
それらの展開がどこかしっくりこない私は、本当のお話は少し違っているのかもしれないと思うようになりました。
たくさんの本を読み、古事記に書かれている神話が真実ではなく、別の物語があるのではないかと。

大国主様とムスビの御神像(出雲大社)

子育ても終わり、夢を叶えるために出雲に行きました。
実際に旅に出ると、まるで神様に行くべき場所に行くように動かされているようなRPGの世界のような展開が起きて。
知らなかった真実に何度も驚きながら、ワクワクの旅をしてきました。

寝台列車「サンライズ出雲」で東京駅から出雲市駅に向かう

実は、行く前から、出雲の神様は理由があって隠されてしまったのではないかと思っていたのですが、実際に尋ねた神社で祀られている神様のことを知れば知るほど、途中で上書きされたのかもしれない思いが強くなりました。

その中のひとつ、とある地元の女神様の神話が、きれいさっぱり消されて、中央から来た女神様にとって代わられているのを見て、憤りさえ感じたのです。かといって、真実を私が知る由もなく。

美保神社

帰って来て、それをまとめているうちに一瞬うたた寝をしまして。その時に、まるでその世界にいたのかと感じるほどリアルな、出雲神話の時代のある出来事の夢を見ました。

詳細は、ブログに載せているのですが。

ざっくり夢の内容を言うと、出雲に嫁いだ姫が姿を現さなくなり、その国から出雲に使者が来て、姫に会わせろと言ったところ、しぶしぶ通された姫の部屋にいたのは、干からびた姿になった姫で、宮殿にいた男が、
「巫女は一ヶ月何も食べなくても死なないでしょう」と笑ったところで目が覚めまして。

↓こちらに詳細が載せてあります

ちなみにコシの国(新潟や石川のあたり)出身の女神と、大国主命の間に生まれた、ミホススミという姫のことのようでした。

彼女は、石川県珠洲市の須須神社に祀られていたとされており。
それを調べていた直後(2023年5月頃)珠洲市で地震がありました。
しかもそれと前後して、姉から連絡が来まして。
私たちの父方の曽祖父が、開拓使として北海道に来る前に住んでいた場所がたまたまある手続きをしたときにわかったと。それは石川県の、今は合併して志賀町というところだと。
それは珠洲市にも近くて、自分のルーツに若干関わる女神様(祖先が信仰していた?)ではないですか!などと思っていまして。
だからこそ、思い入れもひとしおだったため、このような夢を見たのです。
(そしてお正月の地震は本当に驚きました。私たちの祖先が暮した町なので、親戚たちが住んでいるかと思うと、本当に心が苦しいです)

その夢を題材に物語にして、出雲旅行記と併せて一冊の本にまとめました。
それがこちらです↓

旅行記も、臨場感を味わえるだけではなく、どこかで見たことがあるような内容にならないよう、オリジナルな情報をたくさん掲載することを心掛けて書いています。
一緒に旅した気分になれると思うので、ぜひ読んでみてくださいね(*^_^*)

こちらはkindleの文字数があまり多くならないようにしたため、旅行記全体の一部となっています。
物語は600字×9話のダイジェスト版で、こちらは長編として、紙媒体の書籍で出したいと思っています。
興味のある出版関係の方からの連絡いただければ、企画書と粗筋などをお送りますので、連絡お待ちしています。

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