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紙切れのような8月

遊ばれただけだったみたい。
あれから音沙汰ひとつない。
もう一人の誰かと一緒に居るのね。

着信のないスマホを部屋に置いて、一人で車を出した。

真夜中の市街地は、人気(ひとけ)がなくて好き。
ビルの灯りが消えていると、思ったよりは星が見える。

都心を抜けて、南の島まで行ってみようか。
南の島で一人ゆっくり休んで、次の恋をしたい。
見知らぬ人と。

真夏の恋なんて、ひと時楽しんで終わるだけのものかしら?
紙切れのように薄っぺらな関係。

さよなら、真夏の恋人。
さよなら、8月の残像。

※この楽曲からイメージを膨らませて書きました。


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